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第八十二章 Another Legend
「ああ、そうだ。
クドゥンでは、世の終わりに現れる聖剣として語られている。
ハカル王もそのように話していたから、サカマシュでも同じような伝承があるのではないか?」
「ネウ、実は、我が故郷ハキシュトでは少し違うのだ。
それは間違いなく伝説上の剣なのだが、このような歌が古くから伝わっている。
世が乱れ
人が乱れ国も乱れ
暗澹たる混沌と破滅が
近づく時
天が遣わす
剣がある
この世に終焉をもたらす剣
ヴォイドが世界を血に染める
ハカル王は、厄災をもたらしたのはその剣自身ではないかと話していたが、もしかするとピュア・ウォーターとヴォイドは同じ剣が違う伝承に分岐したものなのではないか?」




