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第八十章 The Sword That Wills
「ネウ…その刀身は、その剣は何だ?」
「マカ、これはピュア・ウォーターという伝説の剣だ。
この世の終わりに天が遣わし、世を救済して血を洗い流すために送られるという。
わたしはサカマシュに敗れたのち、トゥーラダバンの森を彷徨い歩く中で、この剣に出会ったのだ。
だが、今ハカル王を殺したのはわたしの意思ではなく、間違いなくピュア・ウォーター自身の意志だった。
マカ、わたしはお前が王に斬りかかるのを止めるつもりだったのだ。
ハカル王は、王であるとともに、天才的な武人としても名を馳せている。
マカ、お前の槍の冴えをもってしても、返り討ちに遭うことだってあり得たのだ。」




