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「陛下…まもなくヒューデンに到着します」
「そうですか…イズリいるヒューデンはそう簡単に落ちないと思うですが…心配ですね」
「へぇ…フィリア姉さんが信頼しているように見えるからかなり有能みたいだね」
「はい…わたくしの従姉妹で様々の国に留学して軍事学を学びました」
「そうなんだ」
ヒューデンが目視で見えるまで行くと国境近くから煙が立っていた。
「もう始まったようだね」
「マリーヌ…急ぎましょう」
「はっ!」
僕達と先鋒隊はヒューデンに入って司令部に向かった。
「イズリ!」
「えっ?じょ、女王陛下!なぜこのような危険な戦場に…」
イズリという司令官は凛々しい感じのすらっとスレンダーの若い女性だった。
「イズリ…援軍を連れて来ました…元帥が国軍を率いて1時間後に到着します」
「ありがたく存じますが…ここは危険です!すぐ王都にお戻りください」
「その表情を見ると戦局は厳しいようですね」
「申し訳ございません…彼らは陣も組まずただこのヒューデンにまっすぐ攻撃してきて統率が取れてない卒兵だと侮ってしまいました」
「戦局はどうなってますか?」




