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イズリは地図に今の軍の配置を見せてくれると…素人の僕げ見てもその配置は隙間がなくバランスが取れた見事な采配であった。
こんな完璧な采配であってもイズリはここが危険と言っているから…捨てられた民達の力がどれほどか予想ができた。
「すでに最終防御ラインまで後退…籠城の準備が今完了したところです」
「籠城ですか…食い止めるのは難しいですか?」
「彼らは戦略戦術が通じない理不尽はほどです…一万二万の兵力では彼らには敵わないと進言します」
これほどの力を持った彼らを世に放ってしまうと…いずれ天界が動くのは間違いないと思った。
「司令!敵が最終防御ラインまで接近しました」
「フィリア姉さん…兵達を全員ヒューデンに戻してくれる?」
「ん?陛下…この子供は誰ですか?」
「あとで説明します…この方の言う通り兵達を全員ヒューデンに戻してください」
「し、しかし…最終防御ラインを放棄する事になりますが…」
「どうせ破れるから…兵達の命を粗末にするだけだよ」
「この子供は何を言ってるのかな…子供が口出す問題じゃないんだよ」
「イズリ…いくら貴女でもこの方にこれ以上失礼な態度が続くと許しませんよ」
「へ、陛下?」
「兵達を戻しなさい」
「は、はい…」




