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ミッドウェー海戦 日本軍に勝つ可能性があったのか?  作者: 田丸 彬禰


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ミッドウェー海戦での日本軍の勝利条件とは

これを書くにあたって、ミッドウェー海戦で日本軍が大勝する話をいくつか読んだ。


そこでは損害がほとんどなく敵空母をすべて撃沈することになっている。


だが、彼らは忘れている。


敵空母に残る戦闘機の数を。


第十六任務部隊。

エンタープライズ。

戦闘機十七機。

ホーネット。

戦闘機十七機。


第十七任務部隊。

ヨークタウン。

戦闘機二十一機。


これがその数となる。


ちなみに史実での米空母から日本軍攻撃に向かった攻撃隊に随行した戦闘機の数は……。


第十六任務部隊。

エンタープライズ。

戦闘機十機

ホーネット。

戦闘機十機。


第十七任務部隊。

ヨークタウン。

戦闘機六機。


これが何を意味するかわかるだろうか。


殆ど攻撃隊を落とされた理由。

アメリカ軍は攻撃隊に護衛をつけなかったから。

しかも、つけなかったはずのアメリカ軍の戦闘機数は日本軍の第二次攻撃隊の戦闘機隊三十六機の三分の二。


そして、ほとんど空母護衛に回し、攻撃隊に付けられる戦闘機が各艦数機程度になったあの状況で攻撃隊を送っていたら……。


南太平洋海戦が前倒しに起きた可能性が高いのではないだろうか。


すなわち、第二攻撃隊のほとんどが敵戦闘機の餌食になっていた。

発見できたヨークタウンは撃沈できたかもしれないが、その代償は珊瑚海海戦の数倍になっていた。


それは空母が六隻になっても変わらぬ。

いや。

飛行甲板に大穴が開いた自軍空母が四隻から六隻になっていた可能性も。



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