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健太の日記  作者: 蔓草登上
58/111

寿樹のブラジャー

挿絵(By みてみん)

2020/909/01




 「寿樹様・鬼空様 健太さんも検診日です。」

弦賀がそう告げた。

今回、健太は側近となったので 一緒に検査する事になった。


用意された検査着に着替えるのだが

双子が着替えるとまるで、どっちがどっちかわからない。


「こちらの用紙にサインお願いします。」

同意書にサインするだけで 安く上がると弦賀が進めて来る。


健太は弦賀さんにチェック入れられる度に恥ずかしくなっていた。

「寿樹は恥ずかしくないの?」

健太が小声で聞きに来る。

「別に、検診だし。幼い頃から慣れている。」

サラッと答えるが、健太にとって弦賀さんに裸を見られる事だけでも恥ずかしいのに、双子は平然と受けている。

弦賀さんも今に始まった事ではないといった感じで、着々と事を進めている。


寿樹に何か指導が入った。

何、何?近寄って聞いてみると。

ブラジャーを付けるようにとの話だったらしい。

健太が笑った。

「何がおかしい。」

「だって、さらしで押さえていたから。」

「鬼空と同じにする必要があったから 仕方なかろう。」

「そうだね、サイズのあった下着をネットでみてみようか?」

本当は 下着を自分で購入するのに抵抗があったらしい。


弦賀さんの検診にちょっぴり やきもちを焼いていた健太は自ら率先して寿樹のバストサイズを計ろうとする。

「寿樹、バンザイしてて。」

検診着の襟が邪魔して うまく計れない。

「健太、計る場所がわからないのでは?」

「アンダーサイズとカップサイズが必要なんだ。」

「で、どこをはかるのじゃ。」

「うーん。」

正直、どこを計ればいいのかわからない。

単なるスケベ心で計っているのがバレバレだった。

寿樹もわからない様子。

鬼空なんてわかるはずもない。

「俺が計ってやるよ。」

といって、鬼空が寿樹の検査着を脱がしてしまったから

僕の目のやり場が無い。

いや、でも見てる。

手で隠しながらも見えている。


健太の裁縫道具のメジャーが寿樹のバストに食い込むのを見て幸せ感をつのらせる。


「そんなにきつくして、正しい計測になっているのか?」

寿樹が問う。

確かに、鬼空がぎゅっと締め上げた感があった。


「でも、これ以上そっとすると落ちる。」

鬼空が、手の隙間から見ている健太に鋭く言った。

「そこで、ボケっとみてないで手伝えよ!」

「あ、はい!」

なんでもお見通しの鬼空に、背中のメジャーを抑える指示をもらう。

「ほら、さっきと数字が違うだろ?」

寿樹が言う。

「ほんとだ、全然違うぞ。」

鬼空が計って読み上げる場所を覗き込む健太。

「乳首の上で計ると、凹んでる時は不利だね。」

「何の競争だ?」

と寿樹が疑問を抱く。

「立たせるか?」

と言う鬼空の会話はまさしく男の世界。

「いや、いや。」

急にニヤケル健太に寿樹からはたかれる。

「いたっ!何もしてないのに。」

「おまえだけが男だ。」

まぁ、そうですけど付いてるのは僕だけですけど。

都合よく仲間外れにされた健太。


「楽しそうですね。」

と弦賀が入って来た。

「何を計っていますか?」


「寿樹のアンダーのサイズを計ろうと思って。」

健太が言うと。

「アンダーは違いますよ。」

「え?」三人共驚いた。

「アンダーバストと言いまして、バストの下を計ることを言います。」


「確かにアンダーだ。」

鬼空が納得する。


「それと、一番トップを計って、カップを割り出します。」

みんな弦賀さんの言うとおりにする。

鬼空がトップを計ってから言った。

「弦賀先生、乳首が立った状態で計るんですか?それとも無い状態で計るんですか?」

「それは、わたしは男なのでそれ以上詳しくは知りません。」

「先生、ここには女が居ません。」

「困りましたね。」


「もう、いい!」

寿樹が怒って服を着てしまった。


「ごめんよ寿樹。」

追いかける健太。


「もう、健太好みの下着買ってやればいいんじゃねーの?」

笑う鬼空。

「プレゼントですか。」

「いやらしいだろ?」

「いいですねぇ。」

弦賀の良いが ときおりどの良いかわからない時がある鬼空。


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