コロナ感染後の脳梗塞死
弦賀さんとせわしく会話をしたかと思えば、寿樹も血相を変えて身支度をしている。
「健太、もしかしたら帰れんかもしれぬ。後を頼んで良いか?」
「もちろん。任せといて。」
何があったか聞けない雰囲気。
健太は鬼空の所へ行き、何があったか聞いてみた。
鬼空は、パソコンを開けてメールの受信をみて確認する。
「あぁ、親族が亡くなった。」
「葬式?」
鬼空が目を細めて内容を読んでいる。
「コロナ感染者だ。」
「コロナが原因?」
「それが、陰性になってから亡くなってる。」
「どーゆ事?」
「死因は脳梗塞とある。」
「突然死?」
「コロナの二次被害らしいぞ。」
「コロナのWチャンス!なんていらないよ。まじで?」
「とりあえず陰性だったから、葬儀には出れるらしいな。」
「鬼空は行くの?」
「俺は留守番だ。」
なんだかまた鬼空と二人っきりだ。
「なんだ?」
「鬼空は熱はない?」
「ないよ。」
「だるさとか、倦怠感はある?」
「いたって健康だ。」
「せきは出ますか?」
「凄い疑いぶりだな。」
「だって誰でも良くキスしてるじゃない。」
「してないよ!偏見だな。お前こそどーなんだよこの前せきしてただろ。」
「僕は熱もないし、せきだってないよ。」
「味覚や嗅覚はどうなんだ?」
「今日の朝、朝食作った時味見したから大丈夫。鬼空こそ今朝のコーヒーの香りしたか覚えてる?」
「うう、したと思うよ。」
健太が鬼空の顔をじっと見つめる。
寿樹とそっくりなお顔をした鬼空。それは双子だと思っていたから気にならなかったけど。いとこも顔が似ていてストレート髪の色白、均等のいい顔立ちで奇麗だ。
近親相関って本当っぽいよね。
「なんだ?まだ疑っているのか?」
鬼空が健太を睨みつけると。
「いや、カッコイイなと思って。」
「ウソこけ!」
と怒られた。




