なろう世界は中国四千年の歴史より奥深い
検査官「次の方どうぞ。」
アーリー「やっと私達の番みたいね。」
検査官「身分証か旅券、あるいはギルドカードはお持ちですか?」
レイト「持っていません。」
検査官「紛失されたわけではなく、取得していないのでしょうか。」
レイト「田舎の山奥の村に住んでいたもので、街に出てきたのが初めてなんです。それらがないと入れませんか?」
検査官「いえ、その場合お一人一万ψの人頭税を払っていただければ、ここの住民として登録し、身分証をお作りします。」
レイト「すみません、村では物々交換で生活していたので、貨幣価値が分からないのですが、この袋の中のお金で足りますか?」
検査官「拝見します。…こちらの金貨2枚で結構です。ではこちらに名前、生まれた年、性別をお書き下さい。」
アーリー「文字は書けるのかしら…あっ、書こうとしたら、普通にこっちの世界の文字が頭にイメージされるわね。」
レイト「言葉の苦労は全くしなくていい設定に、神様がしてくれたみたいだね。」
アーリー「苗字も書いた方がいいのかしら。」
レイト「とりあえず書かないでおこう。ファミリーネームは貴族しか持たないとか、なろう小説ではありがちだしね。おかしければ検査官の人が指摘してくれるはず。多分。」
アーリー「了解。私達17才なんだけど生まれた年は何年になるのかしら。」
検査官「17才でしたら4771年とご記入下さい。」
レイト「書き終わりました。」
アーリー「私も終わったわ。」
検査官「それでは少々お待ち下さい。」
アーリー「盗賊のこと言わなくてよかったかしら。」
レイト「必要なら護衛の兵士が伝えてるでしょ。このお金や装備品没収されても困るしね。それより、この世界の歴史は少なくとも4500年以上あるみたいだね。」
アーリー「中国四千年の歴史を超えてるんだから、奥が深そうね。」




