表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕が1番まともです?異世界転生したら特性バリバリのアイドルグループの世話係でした  作者: めんだCoda


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

28/29

第28話 依存

 僕は練習部屋に戻ると、一目散にアダム、リュウ、ナオトにラビーとの会話内容を伝えた。さすがの僕も、今回のことを1人で抱えてはいられなかったからだ。だが、僕が転生者だという話は伏せて、あくまでもユウヤのことだけを伝えた。


「…な…!じゃぁ、ユウヤはそのラビーって女のとこにいるん!?うっわ、信じられない…」


 ナオトは顔を片手で覆うが、大きな目は見開いたまま呆然としている。ナオトもそうだが、リュウ、アダムも音楽祭のときに、ラビーにハンカチを貸してもらい、そのときに一瞬会っているが、全くラビーの存在のことを覚えていなかった。


「…でも、ユウヤはラビーって子のことを、ちゃんと覚えていたんだな」


 アダムは貧乏ゆすりをしながら、右手の親指と人差し指の爪をカジカジと噛んでいる。そんなアダムの爪かじを、リュウは冷めた引いた目つきで見つめている。


「だとしてもや。こんな女の部屋に入り浸って、俺らに連絡してこないんは、絶対間違っとるやろ。ユウヤは心が弱ると、すぐ何かに依存するんや。それが今回、たまたまAAZの移籍とAAZから聞いた社長の思い…ほんまか分からんけどな?それが重なって、そのラジーだかラビーだかの方に、ドサーッて倒れてもうたんやろ。はよ連れ戻して、女から離さんと、もしまた雑誌に載ってでもしたら、もうU-4は再起不能なるで」


「それは僕も同意です。ただ、他にも気になっていることがあって…」


「なんやハルト、気になってるって何をや?」


「…実は、ユウヤさんと電話したときに、ユウヤさんの話し方が変だったんです。いつもの真面目な話し方ではなくて、なんていうか軽いラフな感じで…。ラビーさん以外の、何か他のものにも依存してたりしないでしょうか」


 ナオトとリュウは顔を見合わせ、互いに首を傾げる。すると、俯いていたアダムがゆっくりと顔をあげる。


「…そういえば、最近アイドル界隈で、ピンクスポットの使用が広がってると聞いたな」


「ピンクスポット…?」


「えっ、あっ、それって、あれでしょ?なんか、吸うと一瞬で気持ちよくなるってやつ。ナオトも噂で聞いたことある」


「えっ…まさか…それをユウヤさんが…?」


「…分からないが、ピンクスポットを使うと話し方が変わると聞いたことがある。まはかとは思うが、可能性は考えておいてもいいかもしれない」


「そんな……」


「とりあえず、ユウヤを練習室に引っ張り出さな話が進まん。ハルト、とりあえずうちの社長に話をして、ラビーさん宅からユウヤを連れ戻さな」


「分かりました…!」


 僕は走って社長室に向かいながら、U-4の未来に頭を巡らす。


(大賞剥奪を逃れて受賞のままになってゲームのシナリオに戻ったけど、その後こんな展開なかった…もしかして、これはラビーさんが関わっているせいなのか…!?)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ