↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
45/46

高梨ここあアルマーニ商会へ潜入します

「ひぃぃぃぃぃ殺さないでくれえええええ」


立派な髭を蓄えた小太りのオジサンが

私を見てブルブル震えている


「心配しないで下さい、私は冒険者のここあと申します」


私は胸元からオリハルコン製の冒険者プレートを掲げた

2級冒険者の証がキラリと光る


「おぉ、噂に名高い真紅の乙女か」


その二つ名は出来れば辞めてほしいです


「一ヶ月ほど前から監禁されておる、すぐにここから出してくれい」


おじさんが私の両肩に手をかけて騒いでいる


「お、落ち着いて下さい!

 その前におじさんは誰なのですか?」


小太りの中年男は不思議そうな顔をしている


「ん、何だお前らワシを助けに来たわけじゃないのか?

 ワシはアルマーニ商会の主、ケイト・フォン・アルマーニだ」


あれ?お花屋さんで聞いた話では、2週間前から旦那さんが行方不明

一ヶ月前からオジサンが監禁されているなら

もっと早く異変に気がつくはずです


「貴方は本当にケイト・フォン・アルマーニ様なのですか?」


「しつこいぞ、ワシがアルマーニ本人じゃわい」


そもそも主人が囚われているのに普通にお店が開いていたのは何故?


「ここあ様!隣の部屋にも男性がいました」


アルマーニと話している間にラプターが隣の部屋からも男性と救出してきた

ラプターに抱えられた男は衝撃で目を覚ました


「ん・・・ここは一体・・・

 そうだ!寝ている場合では!?」


男は目を覚ますなり騒ぎ出した


「落ち着いて下さい、貴方は誰ですか?」


「私はアルマーニ様お抱えの料理人だ

 そうだ、そんな事を話している場合では」


男は目を覚ますなりずっと焦っている


「こ、これはアルマーニ様!?ご無事でしたか」


「あぁ、貴様も無事のようだな

 ワシは一ヶ月前からこの部屋に幽閉されておる」


「一ヶ月・・・ていう事は2週間前に見たアレは見間違いでは無いのか・・・」


「何があったのです?」


男に質問した


「2週間前の事だ、私は料理を届けるためアルマーニ様のお部屋に料理をお運びした

 それでアルマーニ様にお食事を届けたのですが

 その時何か感じたのでしょうか

 嫌な予感がして失礼を承知でアルマーニ様のお部屋の前で止まり

 ドアの隙間から中を覗きました

 そしたら・・・」


男は暫く沈黙した


「アルマーニ様のお姿が突然角の生えた化物に変身したのです

 私は驚いた拍子に食事のトレーを落としてしまい

 急いでその場から逃げました

 その後がむしゃらに逃げたのですが気が付いたらこの部屋におりました」


なるほど、口止めという事ですね


「ふむ、貴様クエンと言ったか」


アルマーニが男に名前を訪ねた


「はい、私はクエンと申します」


男の人はクエンという名前らしい


「クエン、私が不在の間何か変ったことはあったか?」


「変ったことですか?これは噂で聞いたことなのですが

 アルマーニ様が大量の武器を仕入れて

 隣国に売り捌いているという噂を聞きまして」


「なに!?」


アルマーニは驚いた顔をしている


「仕入れはともかく隣国に武器を輸出する?

 そんな事、皇帝陛下のお耳に入ればワシのクビが飛ぶぞ!」


「はい、何でも裏で極秘裏に売り捌いているという噂が

 私を含め、数名の者しか知らないはずですが」








「おやおや、夜になると動物共がうるさいですねぇ」


ドアから小太りのオジサンが入ってきた、そうアルマーニそのものだ


「ア、アルマーニ様が二人!?そうかあの夜見たのはやはり厳格何かじゃなかったんだ」


「ペスコ!ラプター!二人を守って下さい」


私は二人に指示を出す


二人はうなずくと二人の前に立ち戦闘状態に入った


「ここあよ気をつけろ、こやつ魔族の匂いがするぞ」


現れたアルマーニ似の男は怪訝な顔をする


「何故、動物ごときが我ら気高い魔族だと分かるのです?」


「さぁなっ」


ペスコが物凄いスピードで男に殴り係る

地下の室内では魔術は使えないので近接戦を仕掛けた



「フンっ」


男は片手でペスコのパンチを止めた


「貴殿は動物では無いですね、我ら魔族と同じ匂いを感じます

 高貴なる我ら魔族ともあろう者が動物共と何故行動を共にしているのですか?」


ペスコの口元が笑った


「ここにおる者が我の仲間だからじゃろうが、そんな簡単な事も分からんのか

 食らえ、ゼロバースト!」


ペスコが手をかざすと男が片膝を尽き片手を地面に付けた


「我のゼロバーストは体重を100倍に増加させる魔法じゃ

 その場でじっとしてろ、」


どうやらペスコの魔法は重力を操る魔法だそうです

えげつない


「この魔法、そうか貴殿はペスコですか

 貴方、生きていたのですね」


「ほう、我を知っておるか、ならいかに抵抗が無意味か分かるじゃろう」


「確かに、そこのチンチクリンのお嬢さんも何かとてつもないオーラを感じます

 これは分が悪いですね」


え、チンチクリンって私の事?

胸がないから、背が低いから?童顔だから?

思い当たるフシが多すぎて傷ついた・・・



「おとなしくせい、ゼロバースト!」


ペスコが魔法の重ねがけをした

魔族の体が地面へとめり込みだした


「クッ・・・えげつない魔法ですね、流石高貴なる魔族です

 ・・・しかし」


魔族は胸から緑色の玉を取り出した


「ここは引きましょう、またお会いしましょう」


魔族は地面に玉を叩きつけた

すると緑色のガスが一気に吹き出した


あれは、毒ガスを発生させる禁止されている魔道具ポイズン!?

私達なら耐えられるレベルですが、一般人が二人いる

ペスコ!ラプター!この二人を連れて外に、私も脱出します!





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。