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高橋ここあアルマーニ商会へと向かいます

GPSを頼りにラプターを探すとそこは花屋さんだった


「ここあ様、ご足労感謝します

 詳しくはこちらの方からお聞き下さい」


ラプターに紹介されると花屋の亭主さんは20代半ばだろうか

綺麗なロングヘアーが良く似合う清楚系美人さんだ


「はじめまして、高梨ここあです

 何か最近異変があると聞いたのですが?」


「はい・・・あっ店先だと何なのでこちらへどうぞ」


奥の応接室に通された


「あまりおもてなしは出来ませんが」


そう言うと薔薇の香りのする紅茶と美味しそうなケーキを出してくれた


「ん、美味しい」


お世辞ではなく美味しい、お城で飲んだ物と食らえても遜色がない美味しさだ


「私が作ったローズティーです、お口に合えば良いのですが・・・」


美味しいケーキと紅茶を嗜みながら切り出す


「あの、それで異変というのはどういった物でしょうか?」


花屋さんが飲みかけの紅茶をゆっくりソーサーに置くと話しだした


「はい、実は夫がケイト・フォン・アルマーニ様の家で料理を作っているのですが・・・」


「けーと・ふぉん・あるまーに?」


はて?偉そうな名前ですが貴族様でしょうか?


「ここあ様、その者は帝都一の大貴族で

 主に武器防具関連を商いにしている商人です

 確かアルマーニ商会とかいう屋子です」


武器商人って事ですね、悪徳貴族の匂いがぷんぷんします


「なるほどです、それで何とかアルマーニって人に何か問題があるのですか?」


花屋さんが困った顔をする


「二週間ほど前から夫が帰ってこないのです

 二通ほど手紙は送られてくるのですが、心配するなとだけ書かれていて・・・」


二週間も?料理人ってそんなに忙しい職業でしたっけ


「何かパーティーがあるとか、そういった事はないのですか?」


「いえ、そう言った話は聞いていませんが

 そう言えば、居なくなる前日変な事を言ってまして」


「変な事ですか?」


「はい、アルマーニ様が大量の武器を仕入れて隣国に売り捌いているので

 近く戦争があるかもしれないと言っておりました」


戦争?そんな話は聞いていませんが


「なるほど分かりました、私達でアルマーニ商会を調査してみます」


花屋さんがびっくりしている

それはそうだ、私みたいな少女が調査すると言っても説得力がない


「ご安心下さい、美味しい紅茶のお礼に旦那さんはきっと見つけ出しますので」


私は懐からオリハルコン製の2級冒険者の証を取り出した


「!?!?!?」


驚いている


「大変失礼しました、そのような方とは知らずに!」


慌てて眼の前で片膝を尽き頭を下げた


「や、やめてくださいっ

 そういうの苦手ですから」


私は急いで止めた


「そういう訳には・・・2級冒険者様だと貴族様と同等以上の権威です

 私達庶民とは住んでる世界が違う方々ですので」


そんなに凄いの2級って

これからは気をつけて見せないと


「本当にタメ口で構いませんから、私の事はここあと呼び捨てで呼んで下さい」


「!?いえ流石にそれは、せめてここあさんと呼ばせて頂きます」


それで妥協する事にした


「それでは、それでお願いします

 ケーキと紅茶ご馳走さまでした、旦那さんはお任せ下さいね」









私は花屋さんを後にした

ペスコは呼んだらしいがお腹がすいたので屋台で腹ごなししていると連絡が来たらしい

後で説教ですね


「ラプターどう思いますが?」


「はっここあ様、アルマーニとかいう貴族を皆殺し・・・」


私はラプターを睨みつけた


「そういう答えはお望みじゃありませんね

 実際の所かなり怪しいかと

 大量の武器の輸出を感づかれ、口封じに消された、もしくは監禁されたと考えるべきでしょうか」


ラプター言葉を続けた


「武器の大量輸出だと国に目を付けられるはずです

 しかし、皇帝陛下も騎士団長も何も知らない様子でした

 もし事前に知っていたら調査していたはずでしょうから」


なるほど、現代地球でも武器の輸出はトップニュースになってますからね

結構ナイーブな案件なのでしょうか


「ふむふむ、取り敢えずペスコを連れてアルマーニ商会に行ってみましょう」


GPSでペスコの位置を探すと後ろからゲンコツをして無理やり引っ張ってきた




「うう・・・酷いのじゃここあ・・・」


「聞き込みをお願いしたのに屋台でサボるとは何事ですか」


「仕方ないのじゃ、最初は屋台で聞き込みをしていたのじゃが

 我を普通の子供と勘違いしたのか、皆我に食べ物をくれるんじゃ」


うーむ、確かに外見は超可愛いちっちゃい少女にしか見えません

これだけ可愛いとちやほやされるちゃう物でしょうか


「仕方ありませんね・・・次からは気をつけるのですよ」


ペスコに注意をすると私達はアルマーニ商会へと向かった




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