高梨ここあ聞き込みをします
「はぁ~~~~~~~~~~~~~~」
話し合いが終わると宿に戻りベッドの上で仰向けになって寝っ転がっている
「どうして私って何処へ行ってもやっかい事をばかり背負い込むんでしょうか」
久しぶりに王国の家に戻ってラプターが作る和食が食べたい
1日中惰眠を貪りたい、自由が欲しい・・・
「ここあ様、お困りのようですね」
ラプターが話掛けてきた
こういう時に悩みを相談できる相手が居ると助かりますね
「ラプター、例の魔族探しすっごくめんどくさいの何か断る方法はありませんか?」
顎に手を当てて考えるラプター
「ここあ様、簡単で御座います
帝国を滅ぼしましょう、ここあ様の御心を惑わす物など必要ありません」
やべぇこいつ本気の目だ
私は決心をした
「よし、二人共知恵を貸して下さい、魔族を探しましょう」
これ以上問題を起こされる前に以来を片付けようと
翌日帝都ベルンの街へと繰り出した
ベルンは人工120万人を誇る帝国一の大都市だ
中心部の城を中心に放射状に町並みが広がっている
私達は街の中心の繁華街へと向かった
「さてラプター人探しの基本とは何でしょう?」
私に話しかけられるのが嬉しいのか満面の笑みで答えてきた
「全員半殺しにして口を割らせることです!」
「ちがわいっ!」
ラプターの頭を平手で叩いた
「ペスコ人探しの基本とは何でしょう?」
自分の番を待ち構えてたのか即答してきた
「うむ、今回は魔族探しじゃろ
なら簡単じゃ、街の中心に大規模な魔法を展開して
全て廃墟にしてしまえば良い、それで生きのこもった者が魔族じゃ」
めっちゃドヤァしている
イラっとしたので取り敢えず叩いておいた
涙目のペスコ可愛いです
「良いですか、人探しの基本は聞き込みです
手分けしてあちこちのお店等を回って最近変った事が無いか聞き込みましょう
話のよるとサルビト連邦に大きな変化があったのは最近のようです
それなら、ここ帝国でも魔族が紛れてるとしたら最近でしょう
何かあれば変化に気づけるはずです」
二人共納得してくれた
「聞き込みをして何か分かったら私に連絡して下さい」
懐から二台の機械を取り出した
そう、スマートフォンだ
インターネットは繋がらないが通話はできる
「二人にこれを渡しておくので何かあれば連絡して下さい
二人共頭は良いので使用方法を説明すると一回で理解してくれた
「流石ここあ様、このような魔道具を我らに下賜されるとは
このラプター命の変えても魔道具をお守りします」
「命優先でお願いします、では解散」
私の合図と共に二人共聞き込みを開始した
「さてと二人に任せておいても心配ですし私も聞き込みしましょう」
聞き込みを開始すること三時間、私は一人喫茶店で紅茶を満喫していた
「あ~むりむり、そもそもミリオタコミュ症に聞き込みなんて芸当出来るはずがないのです」
冷静に考えてみれば、日本にいる時もお店の注文ですらお兄ちゃんに任せたからなぁ
買い物は基本ネット通販!現代人の基本です
この世界に来て一人買い物くらいは出来るようになりましたが、聞き込みはハードルが高すぎました
「ふぅ~紅茶おいしいです」
紅茶を嗜んでいると、スマートフォンがプルプルと鳴りだした
「はい、ここあです」
電話を取った
通話の相手はラプターだ
「ここあ様!ここあ様!」
耳を当て電話に出ると大声のラプターの大声が聞こえてきた
鼓膜が破れそうです
「落ち着いて下さい、普通に喋っても聞こえますから」
「そのお声は間違いなくここあ様の者です
離れていてもここあ様のお声を聞ける何て、このラプター感激の極みに御座います」
初めての電話に感動している様子だ
「それは良いですが、何か進展はありましたか?」
「ハッ、実は手がかりが見つかりましたので、ここあ様にお知らせしました
現在の場所は・・・」
場所は必要ない、何故かGPSが機能しているのでラプターの位置が分かっている
「場所は分かってます、ラプターの持ってるスマフォで位置が分かりますから
ペスコにも伝えておいて下さいね」
言い終えると通話を切った
電話が終わると、私は周りの異変に気づいてしまった
「何あの変な格好の子、一人で話してるわよ」
「今年も暑かったから・・・」
等と私を変に思う声が聞こえてくる
それはそうだ、一人小さな四角い箱に向かって話しかけているのだから
「ははは・・・ごちそうさまでした!」
私は多めのお金をテーブルの上に置くと急いでその場を後にした。
やってしまった、これは恥ずかしい
今後通話は一人の時にすると心に決心した




