やっと…
誤字・脱字などがありましたらお伝え下さい
誘拐事件?から一週間
身体も魔力も本調子となりベットの上で錬金術の練習をしていた
本当は外を散歩したり動き回ったりしたかったがフィがだめだと言う
過保護だ
過保護すぎる
なのでベットの上でもできる錬金術をしている
錬金術の練習にはいくつか手順がある
一つ目は想像力を高めること
錬金術は頭に思い浮かべたものを創り出すのだから想像力は必要不可欠
そのためには記憶力も必要
これが二つ目
本を読み内容を隅から隅まで覚え、その文の内容だけでどのようなものかを頭に思い浮かべる
そのための内容を本を読むことで頭に叩き込む
三つ目が実際にそれを創り出すこと
思い浮かべたものを細かく再現する
最後に四つ目
創り出したものを存在するものにすること
創り出したものはボクの力で繋がっている
それを遮断する
だがそれがとても難しい
一方的に切ってしまえばそれはすぐに崩れてしまうし、繋がったままではそれは存在するものではないから使えない
魔法なら気にしないでいいけど固形物は別
上手く魔力操作をしないとそれは存在できなくなる
このようにたくさんの手順を踏んで錬金術ができる
錬金術が完璧に出来るようになったのは5歳になる少し前
何回も何回も練習して失敗してやっとできたときは感動した
その後も何回も失敗を繰り返して今に至る
魔力操作は今は失敗することはまずない
魔力操作用の道具を使えば上手くなる
その道具は誘拐事件から救出された日から使っていた
これぐらいしかすることがないからだ
そして今、安定したからしだしたことがある
最近全然していなかった
したいしたいとは思っていたが時間がなかったから出来なかったこと
そう、ボクの追い求めていたあの…!
“玉鋼”を創り出すことを!!!
それがもうすぐ完成しそうなのだ
本物は造れない
頭では想像できる
どのようなものかも分かっている
だけど造れない
それは神しか造れないことを意味している
でも似たものは造れる
玉鋼の原料は真砂砂鉄という砂鉄
燃料は木炭
たたら製鉄の鉧押し法で極僅かしか作ることができない貴重な鋼
それは知っているのだがボクはたたら製鉄を知らない
見たことはあるが経験したことはないので造ろうにも造れない
たたら製鉄は刀に関わるから父に関わらせてもらえなかった
いろいろな裏を使っても見るだけしかできなかった
本当に……………詰んだ
と、思っていたが似たものが造れるようになった
まず玉鋼は粘り強さが必要不可欠
それを再現するのに苦労した
失敗して失敗してやっと及第点のものが造れた
見た目は、まぁ…
玉鋼のように美しくはないが
それを思っては仕方がない
でも、造れてよかった
この城に来て今日まで刀のことを玉鋼のことを忘れたことは一日たりとなかった
誘拐されたときだって刀のことを考えていた
この世界に転生したとき玉鋼を造れないことに多大なショックを受けたが錬金術師で本当によかったと思う
「シャル様、昼食ができました」
「ん…」
「シャル様」
「……」
「お止めください!」
昼食の時間になりフィに半ばむりやり錬金術を止めさせられた
まぁ、こんな日が続いている
◇◆◇
昼下りの頃
ドアをノックする音が聞こえた
フィが見に行ったらしく話し声が聞こえた
すぐにフィが来て
「第二皇子殿下です。どうなされますか?」
と言った
「え、皇子様?ボ、ボクが出向くよ」
いそいで向かいそろっとドアを開けるとキラキラスマイルの皇子様がいた
でも前みたいに恐怖は感じない
それどころかどこか……
「シャルティア殿、遅れてのお見舞いすみません」
「いえ、中へどうぞ」
外で話すとアレだ
中に急いでいれた
メイドたちに見られてないよね?
ソファーに座り真正面にいる皇子様を見た
それにしてもキラキラしてるなぁ
「体調は大丈夫なのかい?」
「はい、お陰様で」
「そうか、よかったよ。倒れたときは驚いた。それ以上に美しく輝く粒子が君に降り注ぐ光景に驚いたよ」
「輝く、粒子?」
なにそれ
え、ほんとになにそれ
「君は魔法の使いすぎで魔力枯渇になっていてね、命が危うかった。私の魔力を流そうとしたが君の身体が反発してね、どうすることもできなかったんだ。だが何処からともなく現れた輝く粒子によって魔力が回復したんだ」
「命が……」
「その後も目が覚めなくてね…目覚めたと聞き君のもとに向かいたかったが公務が増えて行けなかったんだ」
「いえ、ありがとうございます」
輝く粒子は多分ゼンのことだろう
皇子様の魔力を反発したのは人間族の魔力だから
ボクの力という力はすべてゼンだから
・・・・・これ以上話が続かない
部屋には沈黙が訪れる
フィは気配も感じない程すごく静かにボクの後ろにいるし…
どうしよ
この沈黙を破ったのは以外にも皇子様だった
「シャルティア殿、少しだけ私の話を聞いてくれるかい?」
皇子様の顔は笑顔もキラキラもない見たことがない無表情だった
久しぶりに刀剣関連に触れることができました!
専門用語的なものがいくつかありましたが分かりました?
これからは少しずつですが刀をだしていきたいと思います




