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神秘の結晶〜世界最後の錬金術師〜  作者: 聖華
第1章〜出会い〜
33/37

失ったもの

誤字・脱字などがありましたらお伝え下さい


「ん……ふぁ、あれ?ここは……」 


自室だ

なんで?

えっと、サフィアを傷つけた奴隷商を殺そうとして帝王様に止められて説得されて止めてそれで、えっと…

あ、気絶したんだ

あのあと誰か運んでくれたのだろう


「シャル様…っ!よかった…、お目覚めになったのですね!」

「フィ…」


今にも泣きそうな顔で抱きついてきた

心配かけすぎた、か…

ボクは抵抗せず優しく受け止めた


「ずっと目が覚めなくて…私は……、よかった、よかったです」

「どれぐらい寝てた?」

「一週間程です」

「そっか…ごめんね、心配かけて」

「…」

「どうしたの?」


急に無言になってしまった

目を見開いて

泣きそうなのも収まったみたいだ

あれ?ボク何かした?


「いえ、その…流暢に話されているな、と」

「あぁ、ボクね人見知りを克服したんだ」

「っ!…そうですか」


あれ?なんだかしょんぼりしてる

なんで??

というか、人見知りを克服したというよりも人間不信にグレードアップしたんだけどね


「私、皇帝陛下にシャル様がお目覚めになったことをお伝えに行きますね」

「うん」


フィはいそいで伝えに行った

ボクとしてはしばらく会ってなかったからもう少し一緒にいたかったのに

ふふ、ほんと………フィはサフィアに似てるなぁ

ちょっとしたところが似てる

………会いたいなぁ

ボクは生きていると信じているよ


しばらくすると帝王様が一人でボクの部屋に来た


「起きたか、調子はどうだ」

「ボクは大丈夫です。帝王様、ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした」

「いや、シャルのせいではない。比はこちらにある」

「助けに来てくださりありがとうございました」

「ほぼ自分で始末していただろう。それに礼を言うのはこちらの方だ。あやつらは指名手配されていた者たち。奴隷商が入国したのはごく最近。放置していたら我が国にも多少なりとも被害がでていた」


やっぱ、あいつら殺したほうが良かったかな


「ということで、近頃表彰がある、準備しておけ」


・・・ん?


「え!?」

「当然のことだ。今回の事件は城中に知れまわっている。それに今のお前は大丈夫だろう?…………何を失った」

「………気づきますか」

「すぐに分かる」


すぐにって…

帝王様、やっぱすごいな

本当に心の中を覗き込んでるみたい

この人の前では自分を隠すことはできない


「失った、のかな…人見知りではなくなりました」

「で?それだけではないだろう」

「………人間不信になりました」

「そうか…、それも全て余のせいだ。すまなかった」


帝王様は頭を下げた


「いえ、帝王様が謝る必要はありません。ですので頭を上げてください。人間不信だからといって人間を絶対に信用できないというわけではありませんから」


人間不信になることは薄々気づいていた

そうなる運命だったのかもしれない

たしかにそう簡単に人間を信用することはできない

でも信用できる人間は少なからずいる

帝王様、フィ、ゼギルさん、そして……………皇子様

だから大丈夫

この城で生きていくには十分だ


「そう言ってくれると助かる。シャル、何かあればいつでも余言え…お前は余の直属なのだから」

「っ!……はい」


あぁ、ボクは幸せ者だ

前世にはこうやって手を差し伸べてくれる人なんていなかった

復讐を糧に生きる難ありのボクを受け入れてくれる人がいる

それだけでボクは嬉しい


「話は変わるが表彰のことだ」


その話は必要ないかな

したくない、でたくない


「表彰のことは全てフィリーシャにまかせている。追々説明をすると思う。その間はゆっくり休め」

「はい」


帝王様は見舞いの手土産なのか果物を持ってきてくれていたそうで置いて帰った

帝王様と入れ替わるようにフィが来て今日一日はフィと和やかな日をすごした

皇子様は来なかった





それにしてもなんで倒れたんだろ?

聞き忘れた

シャルティア編にはいりました

今回は少し短いです


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