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神秘の結晶〜世界最後の錬金術師〜  作者: 聖華
第1章〜出会い〜
26/37

殺す……

誤字・脱字などがありましたらお伝え下さい


サフィア…?

いや、違う人かもしれない

そうに決まってる


「キレーなヤツだったよなぁ。ま、弱っちまって捨てたけどな」 

「ガハハ!飯は食わねぇし寝ねーし」

「体は傷だらけだし、放置してたら悪化してるし」

「最悪だったよなぁ」

「顔だけは良かったな」

「ああ、特に目がすげぇ」


「そうそう、コイツみてぇな()()()()()()()だった」




・・・・・え?




奴隷商たちはボクの目を覗き込んできた



「おお!確かにコイツの目、宝石だわ」

「確かに…でもコイツのほうがキラキラしてキレイだぜ」

「高く売れるな」

「それもそうだな」


ボクの瞳と()()()()()()()()()を比べながらガハハ、と汚い笑いが広がる

その中ボクは……


ただただ怒りに震えていた


 青い、宝石のような目

 ボクと同じような瞳

 それは煌人族の証

 絶対にサフィアだ

 ボクの大事な、大事な親友で

 ボクだけの神官で右腕で……

 大切な人

 その親友を……弱ったから捨てた………?

 生きていたの…?

 でも、奴隷として捕まえられ、挙句の果てに捨てられた…

 生きているはずがない

 こいつらが殺した

 ボクの親友を、大切な人を…

 なら………




 “復讐”しなきゃ

 



「あ゛?うわっ!?なんだこれは…!??」

「クソッ…とれねぇ!!」


バキバキッと奴隷商たちの体に鉱石が纏わり付く

どんどん身体中に鉱石が纏わり付いて、ついには顔だけになった

うるさいので口は塞いでいる

このあとはどうしよう

う〜ん


「そうだ!檻に入れよう!」


(どうせならきれいなのがいいな

ダイヤモンドにしよう!)


そうと決まれば、今すぐ造ろう

ボクはダイヤモンドで奴隷商全員が余裕で入る大きさの檻を造った

それに奴隷商を放り込んだ

そして纏わり付いていた鉱石を消してあげた

すると一気に騒がしくなる


「クソッ、出れねぇ!」

「な、なにしやがる…!?」

「え?何って…檻に入れてる」

「そんなことじゃねえよ!出せよ!!」

「は?なんで」

「なんでって…ふざけんなよっ!」


いやいやいや

巫山戯(ふざけ)てないし


「こんなことしてどうなるかしらねぇぞ!」

「は?こっちのセリフだけど」

「貴様っ!」

「うるさいな。そんなのどうでもいいでしょ」

「よくねぇよ!」

「え?ま、いいけど。あんたらさぁ、サフィアを殺したんでしょ?」

「は?殺してねぇよ捨てたんだ!」


いや、コイツバカ?

弱ったから捨てたんだろ?

それはもう殺したのと一緒でしょ


「じゃあどこに捨てたの」


男は一度詰まったあとに言った


「っ……ルテリケルの森だ」


・・・へぇ?

ルテリケル、ねぇ

ルテリケル…魔物が多く住まう森

下位の魔物から上位の魔物までうじゃうじゃと

あの森は危険なため一部を除いで立入禁止になっている

そこに捨てたとなったら生き残る確率なんて…

しかも弱った状態とかなったら…


「ルテリケルかぁ、そんなところに捨てたの?弱った状態のサフィアを、ねぇ」

「あ、あぁ…そうだ」

「ねぇ、ルテリケルの森って何か分かってる?別名魔物の生みの母って呼ばれる程魔物がたくさんいるんだよ?有名だよね。そんな所に捨てた…それは君たちがしたことだ。すなわち………お前らが殺したんだよ」

「ヒッ」


引きつった顔でボクを見てくる

そんなに怖がらないでよ

ボクにしては笑顔で話しているつもりなんだよ?

こういう時しか笑顔になれないんだから

奴隷商たちは汚く泣きながら許しを請うてきた


「た、たすけてくれ!俺らが悪かった!」

「お前をすぐに城に戻すから!」

「ここから出してくれ!一生のお願いだ!」


必死になってる

そこまで助けてほしいのかな?


「ふぅん、助けてほしい?」

「い、いいのか!?」

「あ、ああ!」

「助けてくれ!」

「いいよ」

「いいのか!?ありが「すぐに殺してあげるね」………は?」


ん?どうして絶望的な顔なの?

感謝してくれてもいいのに

だって、あまり苦しませずに殺してあげるんだから


「なっ……助けるって言ったじゃねえか!!」

「出せよここから!」

「おい!!」

「?苦しまずに死ぬんだよ?」


うるさいなぁ

ボクは檻の内側から無数の針がでるようにした

それが奴隷商たちに向かってゆっくりと動いていく

魔法って便利だな

ボクの思った通りに動いてくれる

()()()()()で造った椅子に座って奴隷商たちが怖がる姿を眺めた


「ひっ…た、助けてくれ!」

「いやだぁぁ、死にたくない!」

「ふふ…苦しまずにとは言ったけど恐怖を感じずにとは言ってないよね?」


これで1つ目の復讐は果たされるかな?

これはただの自己満足に過ぎないけど

でも、少しだけこの時間が幸せだ

恨みが少し晴らされる感じ

サフィアはもっと苦しかったんだ

こいつらも同じ苦しみを味わえばいいんだよ

ボクの人格が少しづつ崩れていくのが分かる

多分、自分がおかしい

人の死を願うのは駄目なことなのに

いや、いまさらだ

こいつらは悪い奴

これから復讐していく奴らも悪い奴

なら別にいいよね

まぁ、先のことはいいとして

こいつらは……












殺す…













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