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神秘の結晶〜世界最後の錬金術師〜  作者: 聖華
第1章〜出会い〜
24/37

フィの大切さを知った

誤字・脱字などがありましたらお伝え下さい


「シャル、来たか。まあ座れ」


さっそくシャル呼びですか

ボクは取引時に座ったソファーに座った

………もふもふだ


「どうしたの、ですか…?」


横道はせず、すぐに本題に入った

帝王様は深刻な顔つきだった

だから心して聞いた……………のに


「最近公務が増えてな…フィリーシャを貸してほしい」

「フィを?」


すごく重々しい雰囲気だったから覚悟してたのに…

まぁ公務が増えて人手が欲しいのは分からなくもないけど

どうしてフィなの?

フィはメイドなのに

というかメイドが公務を手伝うことってできるの?


「フィリーシャはシャル付きになる以前は余の公務を手伝っていたのだ」

「でも……」


帝王様が忙しいのは分かる

フィを貸せと言うぐらいなのだから凄く忙しいのだろう

……でも

それはすわなちフィがしばらく戻ってこないことを意味する


「フィリーシャを貸してもらっている間は違う者をだす」

「え、いいです……一人で、大丈夫です…」

「だが…」

「大丈夫です」


冗談じゃない

フィ以外のメイドなんて無理に決まっている

絶対にフィ以外のメイドはだめ!

あの人たちはボクのこと大嫌いだし

なんなら帝王様のこともいろいろ言ってたし

さっさと辞めせたらいいのに…

ま、それは置いといて

フィ以外のメイドは絶対に無理だ


「お前がそう言うなら…何かあれば言え」

「ありがとう、ございます」


よかった〜

危機回避成功

フィがいないのは少し寂しいけど自分のことは自分でできる

だから大丈夫!

フィは少し、いや結構さみしげにボクを見ていた


「シャル様、すぐに戻りますから!」

「うん、がんばって」

「っ!はい!」


犬の耳と尻尾が見える

さっきは耳も尻尾もさがっていたのにいまは耳は立ち尻尾はぶんぶんとしている

幻覚だろうけど


フィと帝王様は話さなくてはいけないことがあるらしくボクは一人で部屋に戻った

戻っている間はいつも以上に視線が多く感じた

フィがいつも守ってくれていたことをひしひしと感じた



◇◆◇



「錬金術師様、昼食をお持ちいたしました」


フィが帝王様の手伝いに行って6日がたった

その間ボクは、以外にものんびりと過ごしている

錬金術の練習をしたり、図書室で本を読んだり

神グラスに祈りを捧げたり

体幹を鍛えたり

村でしていたことと同じことをしている

まぁできる範囲は狭いが…


ボクは受け取った昼食を食べた


「っ…!……はぁ、またか」


口に含んだスープに毒が…

フィがいない間メイドを付けないとしてもご飯を持ってくる人はいる

そのなかで毒を盛ってくる

それも毎日

蓄積型の毒だ

だから普通は気づかない

気づいた頃はもう手遅れだろう

ご飯を持ってくるメイドは何食わぬ顔でなれたようにしているので今までも入れていたのだろう

それをフィが弾いてくれていたのだ

本当に感謝でしかない


毒に気づいたのは初日から

念の為にと錬金術で毒を感知・無効化できる鉱石を造って常に身につけていた

だから気づいた

これをしていなかったら毒をこの身に入れていただろう


「毒は無効化できるけど…あまり食べたくないな」


スープを眺めながらどうするか迷った

昨日までは食べてた

でも今日は少し嫌なんだよね…

だってこれ、昨日までとは違う毒だし

この毒は…


コンコン


扉からノック音が聞こえた

メイドのような軽やかな音ではなく男があえて控えめにノックしているような綺麗じゃない音


コンコン


あ、またした

ボクはあえて返事をしなかった

すると案の定不審な男が入ってきた

目つきが悪くて強そうな巨漢だ


「なっ!?嘘だろ、なぜ起きてるんだ…!?」


ほら、そろそろだと思った

入っていた毒はこれまでの蓄積型毒ではない

睡眠導入剤だ

しかも規定の量より多めで


「チッ、あいつしくったな…なら実力行使だぜっ…!」


さすがにこの巨漢には勝てない

錬金術を使えば勝てるけど、ここで大騒ぎにするのもな…

最善策は…転移かな

よし!

相手に悟らせないように無詠唱で

…………あれ?



魔法が発動しない……!?



うそ、なんで

戸惑っていると気持ち悪くニヤニヤしながら男が見てきた


「ムダだぜ、この場で魔法はつかえねぇよっ…!」


男は勢いよく掴みかかってきた



あ、これは…むり……



首に強い衝撃がきた

そのまま意識を失った












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