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神秘の結晶〜世界最後の錬金術師〜  作者: 聖華
第1章〜出会い〜
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状況整理

誤字・脱字などがありましたらお伝え下さい


驚いた顔をした帝王様

ボクとフィの顔を交互に見ながら

どうした?


「シャルと呼ばせているのか?」


……ん?

え、そんなこと?


「はい」

「フィリーシャも……いや、そうか」


なにが?


「シャルティア、余も呼んでいいか?シャルと」


いや、え?

帝王様急にどうしたの?


「直属と親密だとお前の立場も確固たるものになるし余の名声もあがる。それに錬金術師をこの手で制することができていると周りに知らせることをできるからな。だめか?」


ちゃんとした理由だ

ボクの立場のことも考えてくれているんだ

なら…


「それは私だけで「いい、です」…え…」


あれ?フィ何か言った?

後ろを見て首をかしげた


「っ…、いえ、何でもありません」

「……フッ」


なんでもないの?

ならいいけど

帝王様はフィの様子を見て笑っていた

それをフィがキッと睨んでいる

大丈夫かな?

メイドが帝王様を睨んでも…

というか、フィと帝王様って知り合い?


「シャル様、行きましょう」

「う、うん」

「シャル、またこい」

「はい、また」


最後はごだごたした感じで終わってしまった


それにしても、皇子様はどうしたのかな?

皇子様は少し白い顔をしながら考え込んでいた


◇◆◇


ここに来て一ヶ月がたった

この一ヶ月……いや、村のことを合わせると一ヶ月半

いろいろあった

村を壊されて、家族を失い、ここリステリア帝国にたどりついた

そこではこわ〜い皇子様がいて…

そして帝王様との取引のときにボクの心が何を欲しているとか分かった

ボクの心は復讐を望んでいた

復讐を誓ったのは村を壊された日

取引のときは復讐をボクが冷静になっても欲しがっていると分かった日

それを知ってこの三週間

魔力制御に(いそ)しんだ



あの取引から変わったことがある

一つ、ボクは一週間に一度(にち)の日に鉱石を帝王様に提供することになった

帝王様はボクの自己満足のためだと分かっているので何も言わずに受け取ってもらっている


日の日というのは前世でいう日曜日

ほかにも火の日、水の日、木の日など

前世と似たような感じだ

ではなぜ同じなのか

それは月や太陽と同じように空にある惑星に関係がある

常に真上にある惑星・シェル

見た目は三日月のような形に割れた球体

まぁ園見た目で球体というのはおかしいが

シェルは日によって色が変わる

それに合わせて曜日の名をつけたらしい


他にも前世と同じものがある

時間だ

この世界は一日24時間、365日で一年

ただひとつ違うとすればうるう年がないことかな?


変わったことはもう一つある

皇子様との関係だ

あの日以来、皇子様はボクにだけ笑顔の能面をはずしてくれるようになった

ボクに関わるのは変わりないが…

皇子様はよほどボクのことが知りたいらしい

公務で忙しいにも関わらず話しかけてくる皇子様

そのたびに全力で守ってくれるフィ

それをはらはらしてみる皇子様の側近

その光景は見ていて面白い

だがそれと同時に周りの視線が多くなるため寿命が縮みそうだ


あと一つ

新たな知識を得た

なんと、周りはあまりボクのことをよく思っていないらしい!

知っていたけど!

帝王様に会いに行ったときのあの目線

嫌な目線

あれでなんとなく分かってたけど

この間、城内でボクことについて話しているメイドたちを見つけた


『あのガキ、皇帝陛下になにか魔法をつかったのよ』

『そうよ!錬金術師なんか存在するはずないわ』

『皇帝陛下のお言葉とはいえあの小ささじゃねぇ、信じれないわ』

『それに最近は第二皇子殿下とも親しいらしいわ』

『まぁ!なんて図々しい!』


いやぁ、女子だねぇって思える会話

でもメイドだからね

しかも城の

皇族に仕える立派なメイド

ボクが気に入らないのは好きにしていいけど

いやむしろそこほうがやりやすいけど!

メイドとしての立場は考えてほしい

さすがに城で皇帝の言うことを否定する言葉を使うのは良くない

立場をわきまえなければ

これを聞きメイドはボクのことが嫌い、と判断した

まぁ前世と同じでやりやすいけどね


この一ヶ月半でいろいろ変わった

だがまだまだだ

刀の研究も再開しなければならないし

復讐のためにも日々修練しなければならない

そのために場所を探さなければならない

そもそもあの蛆虫どもがどこにいるかも分からない

情報が圧倒的に足りない

まだ問題は山積みだ


「シャル様」


これまでの状況を整理しているとフィがやってきた

昼食も終わったしなんだろう?


「皇帝陛下がお呼びです」


なんと、帝王様が…


「分かった」


最近はフィと帝王様には言葉が詰まるということは無くなってきた

これは成長した、ということかな?

それにフィとはとても仲がいいと思う



それにしても帝王様に呼び出されるのは初めてだ

さ、どんな用かな?

できれば蛆虫の情報がいいな



















シャルティアら村を壊した人たちを蛆虫と呼ぶことにしたそうです

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