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神秘の結晶〜世界最後の錬金術師〜  作者: 聖華
第1章〜出会い〜
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皇都

誤字・脱字などがありましたらお伝え下さい


村を出て一週間程たった

乗馬も前世の感覚を少しずつ取り戻しつつある

回復魔法がなければ無理だったが…

普段使わない筋肉を使うためか痛く辛かった

それが数日続いたがやっと慣れてきたところだ

ほんと、この世界に魔法があってよかった 


それからまた数日

村を出て二週間たった


「あれが皇都だ」


日が少しくれてきた頃

やっと皇都についた

目の前は大きな塀

見上げなければ上が見えない

攻め込まれても安心だろう

その周りには川が流れ橋がかかつている

橋では入国審査のために並んでいる人たちがいた

ボクたちもそっちかと思いきや別のところへ向かっていった


「あれは平民用だ。我らはあれだ」


目を向けた先はいかにも皇族専用の門

橋も安全性があり、細工されている

その橋を渡り門へ進んだ


「皇帝陛下」


重量感あふれる門が開いた先は屈強な門番兵が出迎えていた

その門番兵は(いぶか)しげにボクを見てきた

今ボクの表情は相変わらず無なのだろうけど心の中は…


(え、なに

視線怖いって!

ボクなにかしたかな?

喋ってもないし…

あ、帝王様の馬に乗ってるから?

いやこれは不可抗力というかなんというか…

そんな目で見ないで!)


とパニックになっている

そんな様子は露知らず門番兵と帝王様は話を進めていた


「皇帝陛下、護衛は」

「後ろにいる。(のち)に来るだろう」

「はっ!承知いたしました」


だんだんと落ち着いてきて会話が理解できてきた

後ろ?

振り向いても一人もいない

気配すら感じない

でもたしかに、二週間帝王様と一緒にいたけど護衛の人たちは見かけなかった

いつも先回りして準備していてついた頃にはもういなくて

今は後ろ?

どこなの?


「お前は人見知りなのだろう?だから目に触れぬようにしている。一緒にいればあやつらもお前が気になるだろうしな」

「え…?………あ…!」


バレてた…?

後ろ気にしてたこと

え、なんか恥ずかしい……


「後ろを気にしていたからな」


ククッと笑う帝王様を(表情にはでないが)少し睨むとまたククッと笑った

その中まだ訝しげに見る門番兵が介入してきた


「その、陛下」

「なんだ」

「その少女は…」


帝王様と一緒の馬に乗ってるし帝王様と普通に会話してるから、そら気になるだろう

だけどこれだけは言いたい…


え?少女?

それって………ボク!?


またもやパニックになっていまった

その様子もまた露知らず会話を続けていた


「あぁ、やはり気になるか…余の直属になる錬金術師だ」

「錬き、ん……錬金術師!??」


うわっ…!

びっくりした

門番兵の大きな声で強制的にパニックを消された


「おいっ!」

「陛下、申し訳ありません!」

「いやいい」


帝王様はその反応は当然だという反応をしている

いや当然じゃないよ

すっごい反応だよ?

白目向いている人だっている

大丈夫かな…?


「行くぞ」

「は、はい」


その滅茶苦茶な様子を気にせず馬を進め皇都に入った

本当に大丈夫なのだろうか

ボクは心配しながらも前を見た


「わぁ……!」


そこは多くの人が行き交う大きな都だった

街並みはヨーロッパとフランスを足して二で割った感じ

二国のいいとこ取りしたような

歴史があるかんじで上品で、でも少し可愛いところもあって

街並みを見ているだけで一日を過ごせそう

……こんなに人が多くなければ、だけど

そのなかを馬を引き堂々と歩く帝王様

国民にはバレていない


なんでだろう

門番兵は気づいたのに… 


「髪と目の色を変えているからだ。それに平民は余の顔をよく知らぬだろうからな」

「え……口、でてた……?」

「あぁ」


なんたる……!

前世ではこんなことなかったのに

思ったことを口に出すことは良くない

不幸にあう

今世(襲撃の前の自分)のせいだろう

注意しなくては!


「見ろ。あれが我が国が誇る城・セレジェイラ城だ」

「セレジェイラ城…」


綺麗な響きの名前だな

城は遠目で見ても圧巻だった

最初に見たリゾート地のホテルなど比べ物にならないぐらいに

城は真っ白で光を反射してキラキラと(かがや)いている

錬金術師だから分かる

あれは結晶質石灰岩

わかりやすく言えば大理石

ストン…と頭の中に知識が入ってきた


そのまま店を眺めながら歩いていた

目を引くものも多い

自分で創るのもいいが他の人が作ったものは勉強になる


「なんだ。欲しいものがあるのか?あれば言うといい」


欲しいもの、か…

あまり差し出がましいことはしたくない

それにできれば貸し借りがない楽な関係でいたい


(まぁ、ボクに有利な条件で契約したし…

申し訳ないんだよなぁ)


ということだ

結局何も買ってもらわず街を眺めることにした


「いいのか?」

「うん……いい」


また眺めながら歩いていた

だんだんと人が少なくなっていった


「ここからは貴族区(アリィ)だ」


色々な建築物を見て勉強しているうちにもう貴族区(アリィ)についてしまったみたいだ

アリィに入ると途端に人気(ひとけ)がなくなった

周りの建物も豪華になっていき目を引くものばかりだ

そのままボーと周りを眺めながら歩いていると城壁の門についた





あぁ、この先は多くの人間族がいるのか…

緊張しながら大きな門を見上げた






















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