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神秘の結晶〜世界最後の錬金術師〜  作者: 聖華
第1章〜出会い〜
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お城

誤字・脱字などがありましたらお伝え下さい


大きな城壁を見上げていた

するとギイィ…と音を立てながら門が開いた

また馬に乗りそのまま進んだ

馬に乗らなかったら歩けなかったかもしれない

なぜなら…


城が凄すぎる


迫力がありすぎて足がすくむほどだ

ゴシック建築の素晴らしい城

大きな窓やステンドグラス

天井を尖らせた尖塔(せんとう)アーチ

スラッと高くのびていて重厚感があり華やかだ

ザ・お城って感じ

細やかな細工が人を惹き付ける


帝王様に馬を動かせてもらいボクはただ城を眺めていた

その後も様々な花が咲き誇る庭園や敷地の広さ

色々なものに圧巻された

そしてもう一つ…


騎士が多すぎる!


まぁ帝王様がいたら守りを固めるのは当然のことだけど…

お城や庭園に圧巻されていたからまだ気にならなかったけどやっぱり目線が……ね?

でも予想外に門番兵のように訝しげに見る人がいない

しばらくすると城の入口の門についた

馬から降りるとすぐに兵が来て馬を連れて行った

素速く無駄のない動きで

その人なんかボクのこと見向きもしなかった


「あ、あの……」

「なんだ」

「ボクのこと…周り……何も言わ、ない…」


さっきからずっと気になってた

ここに来て目線はあるものも不審がられることはなかった

それがずっと気になってた

だから意を決して聞いた


「あぁ、先に(しら)せをだしていた。人見知りだということもな。だがやはり目線は多いな。すまない」

「え……!いや、えっと……あり、がと…」

「お前は余の錬金術師。当然のことをしたまでだ」

 

当然のこと…

前世ではこんな気遣いをされたことなんてなかった

むしろ人見知りを利用され虐められていた…

帝王様って優しい

帝王様に会ってまだ二週間

だけど分かる

帝王様は優しいって


前世から見る目はあった…と思う

人とのつきあい方を間違えると父にぶたれたから

…嫌な思い出だけどこの世界では役に立ってる

あの経験が役に立つとはな


「皇帝陛下のご帰還です」


その声とともに門が開いた

城の門だからなのか大きくてきらびやかだ

しかし開くともっときらびやかだった

キラキラしたシャンデリア

ステンドグラスが太陽の光で輝いている

城の外見もすごかったけど中もすごい

城自体が芸術品だ


「「「ご無事のご帰還お待ちしておりました。皇帝陛下」」」

「あぁ、出迎えご苦労」


玄関ホールには大勢の執事とメイドが並んで頭を下げていた

その光景は圧巻の一言

ここに来て圧巻されてばかりだ

そんな大勢の人の中、中心に一人の少年が立っていた

その人だけ空気が違う


「ご無事のご帰還なによりです。父上」

「元気でなによりだ」


父上?

帝王様の息子らしき人はニコニコしていた

それはもう優しそうに

シルバーの髪をなびかせ煌く金色の瞳がまっすぐと帝王様を見つめる

とても優しそう

優しそうなのに……



怖い



「予定よりも早いご帰還ですね」

「少し用ができてな」

「それは…そこにいる少女と何か関係が?」


チラッと少年がこっちを見た

やっぱりどこか怖い…

ていうか少女って…ボク男…

いや、ボクは確かに女顔だけど…

前世と同じか…


「あぁ、この子はシャルティア。これは余の息子クリスティルだ」

「むすこ…」


似てない

すごく似てない

帝王様です髪と目の色を変えているから?

いや、それだけじゃないな

表情とか目つきとか、かな?


「自己紹介はできるか?」


帝王様はボクに聞いた

答えは一つ

無理だ

できない

ふるふると首を振った


「そうか、では余がしよう」


おお!ありがたい


「先程もいったが名はシャルティア・メアリー・グラス。先代殿の住む場所によった際見つけた」

「その…皇帝たる御方が代わりに紹介など……」


一人の男性が意見してきた

この人の言うことはもっともなことだ

でもボクは…

もし前世を完全に思い出さなかったら

鮮明ではなかったら

前世のボクと今のボクが一緒だと気づかなければ自己紹介できたのかもしれない


「なんだ、余に意見するのか」

「いえ!?その…」


帝王様…!?

急にどうしたの?


「父上!その者を咎めないでください。周囲が思っていることを代表して言ってくれたのです。それに私も気になります」


クリスティル様…

えっと、名前で呼んだらいけない可能性もあるから皇子様

皇子様が帝王様を止めてくれた


「なんだ、言っていなかったか?この者は先日から余の直属となった錬金術師だ」

「錬金術師ですか。そうならそ、うと……え?錬金術師!?」


その一言で周りがざわざわとしはじめた

中には気絶している人までいる

え?どうして?

ていうか普通に失礼じゃない?

人間族大丈夫?


「この少女がかの錬金術師、と?」

「そうだ」


皇子様が一番に現実に戻ってきた


「本物…いえ、父上がそうおっしゃるのです。本物なのでしょう。ですが本当に存在していたとは……」

「あぁ、余も初めは驚いた」


本物…?存在…?

何を言っているのはよく理解できない

すると皇子様がニコニコしながらボクを見てきた


「私はリステリア帝国第二皇子、クリスティル・フィント・リステリア。よろしくお願い致します、シャルティア殿」


そう言って手を差し伸べてきた

握手かな?

怖い

でも相手は皇子様だし…


ボクはこの皇子様を見ると恐怖心がわく

なぜか分からない……けど












怖い












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