初めての外
誤字・脱字などがありましたらお伝え下さい
何時間たったのだろうか
いや、実際はそこまでたっていないのかもしれない
今ボクは馬の上で死にそうになっていた
もう、尻が痛い
体が小さいから反撞しやすいし、筋肉もあまりない
その様子に気がついた帝王様はスピードを緩めてくれたがボクは気づかず馬に身を任せていた
「我が国に入るぞ」
帝王様の一言で(尻が)死にそうで馬に身を任せていたボクは顔をあげた
国に入るのだから大きな塀があるのかと思いきや視界に入ったのは予想外のものだった
「町…?」
「ああそうだ。この町からが我が国の領土に入る」
へぇ
町を境にしてるんだ
山とか川ではなく町…
異世界ってどうやって国が別けられているのだろうか
気になる
「今日はこの町に泊まる。皇都までにはまだ二週間程かかるだろう。できるだけ体を休めておけ」
「は、い…」
泊まるのか
皇都まで二週間、か…
少しながいな
そのくらい広大な国なのだろう
村では外のことなんて学ばなかった
ボクも興味はなかったが…
前世のボクに引きずられているからか、今ボクは知識に貪欲になっている
知識はあって困らない
前世では自分のために知識を蓄えていた
この世界のそして自分のことを知りたい
いつか調べてみよう
それにしてもこの町は見ていて面白いものばかりだ
町なのだから人間も多い
正直精神的にきているのだが、この町を見ていると少しだけだが気にならなくなる
多くの店が並び街の人達は客を呼び込んだり話したりしている
活気盛んな町だ
家はレンガ造りで立派なものも多い
建築様式も興味深いものばかりだ
しばらく歩いてると潮の香りがしてきた
なぜだろう
その理由はすぐに分かった
「海…」
「海を知っているのか」
なぜ?
内陸の方だと思っていたが…
「ここは確かに内陸だが地下で海と繋がっているのかこの湖のようなものは海なのだ」
地下で?
そんなことがあるのか…
異世界は実に興味深いものばかりだ
「だからかこの町はリゾート地としても有名で人も多い。そこを見ろ」
帝王様が見ているところを見ると立派な建物が多く建っていた
さっきのレンガ造りのちいさな家ではなくレンガとライムストーンのような石を使った石造りの建物だ
見た目はルネッサンス建築のよう
目を奪われる
町でこれなら城はどうなのだろうか
凄く気になる!
「あれが今日泊まるところだ」
帝王様が指さした先は立派な建物の中でも一際目立つ建物
凄く気が引ける
ボク小さな村で育ったんだよ?
神子だし屋敷を貰っていたとしてもせいぜい前世のちょっとした豪邸ぐらいだ
それに比べたら…
いやもうこれは比べることもできない
「どうした」
「え、あ…おおき、なと…」
「あれで大きいなら我が城はどうなるのだろうか」
いやほんとそれ
というか、あれでって…
この人の感覚絶対おかしいな
「まぁ余はあのような大きなものではなくてもよいのだが、皇帝だからな。泊まれるところは限られている。すまぬな」
「あ、いえ」
帝王様も大変なんだなぁ
また歩きだしてしばらくしたらさっき見えたホテルについた
チェックイン的なことをするのかなと思いきやもう済ませているらしい
衛兵が済ませた、と
有能だな
いや、皇帝だから当然なのか?
案内されている帝王様について歩き一つの部屋にはいった
ボクのような平民が入ってもいいのかなとは思ったけどそれ以外選択肢はないし周りの人はそれが当然のように見ているので素直にはいった
「座れ」
帝王様に言われるがままにソファに座った
「ふぁ…!」
え、このソファすごい
ふわっふわ
乗馬で痛くなった尻も気にらないぐらい
このソファいくらなんだろう…
知りたいけど知りたくない
知ったら多分座れなくなる
値段が怖くて
「疲れただろう、今日は早めに寝るといい」
「はい、あの…ありがと、ござい…ます」
「お前は余の錬金術師だ。体調を崩されたらたまらわからな。そういえば回復魔法は使えるか?」
「はい」
え、どうしたんだろう
怪我でもしたのかな
「先程から腰辺りを気にしていただろう?乗馬は普段使わない筋肉を使う。痛いのなら回復させたらいい」
あ!それだ!
思いもしなかった
ここは異世界
魔法の存在を忘れていた
前世に引きずられているからか…
これは少し考えなければ
引きずられ過ぎたら危ない
気をつけよう
「部屋はそこの扉の奥だ。夕食の刻にまた呼ぶ」
「はい」
ボクは与えられた部屋に入りすぐに回復魔法をかけた
痛みは引き体も思うように動かせるようになったので部屋を見渡した
「………は?」
いやいやいや
この部屋ボクが使っていい部屋じゃない
帝王様の部屋よりは質素とはいえ、ここもきらびやかだ
絶対貴族用
え、嘘
これがあと13日も続くの?
精神的にもつだろうか…
夕食もすごかった
会席料理で、一つ一つが高級食材だと分かる
味付けも絶妙で美味しい…のだろう
正直味が分からない
緊張しすぎて
ボクは表情にでないからわからないだろうけど凄く緊張している
テーブルマナーは前世と同じで助かった
テーブルマナーは緊張していても体に叩き込んでいるのでできた
これがあと13日も……
ボク、やっていけるかな
感想や評価などをしてくださりありがとうございます!
初めてのことなので色々不安もあったのですが、この作品を読んでくださっている方々がいると思うとがんばれます!
また、気になる点などがありましたら気軽にお伝え下さい




