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あ、お前の推し、死んでるから  作者: まつり


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コンテスト

さぁ、始まりました。

初めましての方も、また来てやったぜの方も、どうも、化野デルタです。


こんちわ。


さぁさぁ、今回はいつもの中身のない雑談じゃねぇぜ!


題して!

デルタが居そうなところ写真選手権大会!


[SNSではデルタLIPって書いてなかった?]

[本番でダサくなることとかある?]


声に出したい日本語と、書きたい日本語は違うだろ。


[LIPは英語だろ]


細かっ!

とにかく、告知してあった通りだな、とにかく俺が居そうなところの風景の写真を送ってくれないかって話だったんだよ。


サンプルとして、この前のクイズ大会の景品にしようと思ってたポストカードを何種類か上げておいたよな。


あれを参考にしてもいいし、お気に入りの写真を送ってきてもオッケー。


そういうルール!


[デルタの説明は終わってたけど、そのあとのマネージャーさんの説明で理解したわ]


マジごめん。


そいじゃ、早速やっていこうかね。

ちなみに告知にあった通り、佳作80、優秀作10、最優秀作5でやってるから。


商品は佳作にポストカード、優秀作にポストカードとステッカー、最優秀作にはそれにサインをつけるよ。


んで!ここで発表すんのはその中のどれでもない、ちくりん賞、マネージャー賞、デルタ賞!


賞が少ないって?

しゃあないのよ。

だって、その3作品!

この場でデルタが居そうな写真から、デルタが居る写真にするからな!


はい、というわけでゲストのタケやんです。

今更説明いらないよな、俺のガワを描いてくれてる人。


「どうも、その場でデルタを描いてくよ。

ちなみに、一応ね、応募規約には使用と販売許可の譲渡をこちらにしてくれることってのは入ってるけど、改めて後で連絡するから、太平社から。」


俺も太平社所属感あるけど、めちゃくちゃ個人だから。

デカい会社が個人情報扱った方が安心だろってだけで依頼してんのよ。


気遣いが出来る男だよな!


[自分で言うもんじゃないよ]

[ウザいwww]


じゃあまず、マネージャー賞の発表です!


[ファンファーレの音がシンプルすぎるだろ]


あ、ごめん、俺が弾いてるから。

オーケストラ呼ぶ訳にもいかねぇじゃん。


[楽器弾けんの?]

[OP映像の曲もデルたんなんだっけ]


はい!

こちらの作品がマネージャー賞です!

応募者のHNは…ダリア様の下僕2号!

お前俺のグッズ持ちすぎじゃねぇ!?


おめでとう!


[もうこいつデルタのファンだろ]

[なんで! 黒鎌ダリア]

[このチャンネルでめちゃくちゃ名前みるんだけどw]


今日マネージャーのモーさんはここに来てないから、選考の決め手だけ聞いてきたぜぇ。


『誰もいない小さなトンネルの空虚さと、わざわざフィルム写真をスキャンして出した空気感。

トンネルの壁に描かれたスプレーの落書きが暗い闇に浮かび上がってるのが画面にメリハリがついていて、少しの緊張があるのが、素晴らしいと思いました』


[選評が…選評だ]

[これ、デルタとちくりん、これよりちゃんとコメント出来んのか…?]

[写真の良さの言語化がヤバい]


おう…そうな、選評が…選評だな。

さすがプロ。


あ、タケやんが描き始めてる。


「写真の構成がいいから、描きやすいよ。

奥に伸びるトンネルと落書きの画面効果の対比が良くて、ここに人物を配置してねって伝わってくるぐらい完成された構図。


僕は最後に選んだからこの写真を見てなかったけど、確かに先出されるに値するね。」


…タケやんも選評…上手いな。

なんで?

アホの子じゃなかったの?


「新人賞の審査員とかやってるし。」


なるほど。


[デルタ君大丈夫?選出の根拠とか言える?]

[油断してたらみるみる絵が完成していく…。

いつの間にこうなった?]


「…ほい。

あとで清書するけど、7割ぐらいは完成したかな。」


おぉ。

あっという間に俺が写真の中に。


[4分しか経ってないんですけど]

[速筆って聞いてたけど、マジなんだなぁ]


賞品として分かりやすくこの場で描いてもらってるけど、やっぱりちゃんと描くと配信には1ミリも向いてない程時間かかるらしいから、清書後のやつは後でのお楽しみなー。


あ、下僕2号みてるかな。

こうして欲しいとかあれば言ってくれよな。

清書の時善処するって。


「僕を納得させられるアイドアならね。

そう、竹野内ゆういちを、ね。」


[絵の時は強気だよな、ちくりん]

[ギャップ萌え]

[分かってるよな 黒鎌ダリア]

[そのままでお願いします… ダリア様の下僕2号]


お客さんに圧をかけるな圧を。

じゃあそろそろ次、ちくりん賞を発表するか!


「あ、僕の番?


これ、この写真。

人の営みでしかないはずの色とりどりの看板が溢れかえると、何もない森よりもかえって空虚感を感じるよね。

場所は…多分台湾?

日本語じゃないのも、うっすらと恐怖を煽るよ。


別に台湾の言葉が怖いとかじゃなくて、日本人の僕らから見た時に見慣れない言葉は、自分が場違いじゃないかって思うんだ。


こんなにカラフルで明るいのに、何故か幽霊がいても不思議じゃないと感じさせるいい写真だと思う。


おめでとう。

そして、いい写真を送ってくれてありがとうございます。」


…審査員様じゃん。


[さすが!]

[サイコロの神には見放されてるけど、他のスペックは高めなのね、ちくりん。]

[運のステ振りがカスなだけ]


[¥1000♪]


…タケやん、もしかしてこの写真の送り主フランコ?

ご機嫌に音符マークなんてつけちゃって。


「あ、そういうことか。」


ん?なに?タケやん。

名探偵が閃いたみたいな顔して。


「いや、フランコが無言スパチャするのって、単純に言語が違うから気を遣ってんのかなって。

っていうかこの人凄いな。

クイズも成績一位で写真も上手いとか。


なにが良くてデルタの配信みてんの逆に。」


[辛辣www]

[このチャンネルでしか得られない栄養がある]


良いところは沢山あるだろ。

何かと言われれば困るけども。

サンキューな、フランコ。

あ、日本語分からない可能性あんのか。

シェイシェイ、フランコ。


おめでとう。


「いや、サンキューは日本語じゃないだろ。

ごめんね、フランコさん。

詮索したい訳じゃないんだけど、口に出してしまったよ。」


[おめでとうぐらい諦めずに中国語で言ってやれ]

[三つも言語を操れるなんて、凄いじゃんデルたん]

[乙女の秘密は守れよな、ちくりん]


え、つらつら無駄な話をしてる間にかなり描き終わってんじゃん。

俺を逆さまにしたのね。

世界が逆さまか俺が逆さまか曖昧でなんか不思議な感じ。


「摩天楼とかネオン街とかって、人を落下させたくなるよね。」


[分かる]

[起源はなにか分からないけど稀によく見る]


「多分攻殻機動隊とかのイメージなんだろうけど…。

確かに起源はなんなんだろうね。」


ブレードランナーとかじゃない?

厳密には落ちてなかった気がするけど、下で光るネオンに、暗い上空っていう舞台はかなり印象に残ってるわ。


[そうかも]

[ギラギラネオンの真ん中に人を浮かせたいって気持ちは分かる]


ね。


ん?タケやん、どした?難しい顔して。


「いや、記憶喪失の設定どこいったんだろうと思って。」


[たしかにwww]

[記憶喪失が映画を語るなw

しかも妙に古くて少しマイナーめな作品をw]


いやいや、めちゃくちゃ記憶無いし!

今しか生きてねぇし!


[今度は幽霊ってのを忘れてる件]


うるせぇ!

もう大体出来たな?タケやん!


とっとと次行こうぜ。

雑談してたらなんかイジられるんだよ、俺。


最後は俺の選んだデルタ賞な!


ほい、コレ!この写真。


[地下鉄の車内?]

[白黒だ]


そう!

多分そう!

部分的にそう!


どう処理したか分からないんだけど、真っ暗な人が沢山乗ってる地下鉄の写真。

普通の日常のはずの地下鉄車内と、黒い人影のコントラストがカッコよくてさ、これにしました。


俺を差し込んでも溶け込みそうだし。

ほら、俺、みんなご存知の通り幽霊だから白いし。

黒の群衆に映えるだろ?


「え?」


[え?]

[ん?]

[は?]

[人?]


え?


「……あのさ、僕にはこれ、人のいない車両に見えるんだけど。」


え?


[うん]

[俺も]


[…黒い…群衆…?]

[怖いこと言い出したよこの人]


え?めちゃくちゃ人が乗ってるじゃん。

真っ黒だけど。


[ばあちゃんがこの写真みてから、仏壇に手を合わせはじめました]

[じいちゃんが血相変えてお寺さんを呼びに行きました]

[先輩が塩を盛って、手から波ぁ!をだしました]


…なんだ…お前ら、タケやんもふざけんなよぉ。

驚かせようったって、あの、ほら、イジってんだろ?

本当は見えてて、俺だけにドッキリを掛けようとしてんだろ?


「いや…マジで。」


[ちょっとふざけたけど、何にも写ってないのはマジ]

[コレを投稿した者ですけど…人っこ一人いない車内が珍しくて撮影したので…誰も乗っていなかったです…。]


ええ…マジ?

いやいやいや、いいって!そんなノリ長くやると寒いよ?

もう十分ビビったからそのノリやめて!


「…これに絵を描くのは辞めておこうか。

なんか………ね。

コレを送ってくれた方も見てるみたいだし、リクエストあればなんでも描くし、別の写真送ってくれても良いから、これは辞めておこう。」


…え、本気なの?


[ガチ]

[正直ひいてる

怖くて]


「マジなんだって。」


…じゃあ俺に見えてるコイツら全員お化け?

こっわぁ…これに絵を追加するとか辞めた方がいいぜ?


「だからそういってんじゃん。」


うん。

…マジかぁ。


[えぇ…]

[まさかのホラー回]

[投稿者、お祓いいっときな]


こないだタケやんが間違って買ったお札あるからそれも一緒に送るわ…。


[なんであんの?]

[奇跡的にアフターケアが万全w]

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