第51首
第51首お届けできました。
第51首
朝霧が
怪異な扉
開け放つ
歪みの狭間
入ったのかも
短歌解説
私の実話です。
前の1首が都市伝説っぽくなったので、都市伝説に出てきそうな出来事を。
私はある朝、H市の郊外にある道の駅に、梨を買いに行こうと思い立ち、自転車で向かいました。
自転車では1時間ほどかかる距離なので、開店時間の午前9時に到着するようにと、8時に家を出ました。
家を出たときには朝霧が出ていて視界が悪く、事故に遭わないようにゆっくりとペダルをこぎました。
道の途中には、きつい上り坂があって、自転車を押して歩いたりもしました。
のんびり走ったので、道の駅に着いたときには1時間以上経っているはずでした。
しかし、私が道の駅に着いたとき、道の駅には車が一台も駐まっていなくて、朝霧に関すんでいる道の駅は閑散としていました。
まだ開店時間じゃないのかなと思いましたが、9時はとっくに過ぎているはずです。
もしかして今日は休業日なのかなと思いましたが、私はスマホをうっかり家に忘れてきていたので、調べるすべはありませんでした。
しばらく待ちましたが、誰も来なかったので、仕方なく私は帰路につきました。
実家に帰り着き、時計を見たとき、私は奇妙なことに気付きました。時計の針は10時28分を指していたのです。
私は道の駅で10分ほど留まっていましたから、道の駅まで行って帰宅するまでに1時間18分しかかかっていないことになります。後に調べた結果、その日の道の駅は、ちゃんと営業していました。
この奇妙な出来事は何だったのでしょうか?
残り49本
今でも謎です。腕時計もせず、スマホも忘れていた私に、時がイタズラしたのかも。




