第39首
第39首お届けできました。
第39首
夏の日の
昼間を避けた
ランニング
何かが背後に
ついてくるとき
短歌解説
私の十数年前の実話です。
今年の夏も猛暑で、特に最近は熱中症の厳重警戒が発表される頻度が高いので、昼間は出歩けなくなっています。そう言った理由で日課の散歩は夕方涼しくなってからするようにしています。
さて、私は今でこそ散歩に代わりましたが、昔はジョギングをしていました。その頃でもやはり夏場は昼間に走ると危ないので、夜中に走りに行っていました。走るコースは特に決めず、気の向くままに1時間ほどの距離を走っていました。
ところが一度だけコース選びに失敗したことがありました。その時のコースは、O公園を抜け、海岸にある遊歩道を走り、遊歩道の突き当たりにある大型商業施設の横の道から環状線の道路に行くコースでした。
夏場以外の昼間に走るときには、O公園の中は家族連れで賑わっていますし、遊歩道には散歩する人や釣り人もいます。何より海風が爽やかな気分にさせてくれるので、好きなコースでした。
そんなコースを夜中に走ったときのことです。O公園の中を走っていたら、何故かゾクッと寒気がしました。夜中と言っても夏場で気温は高く、それも走っている最中に寒気を感じるのは異常だと思いました。
背後に何かイヤな気配がしていました。
O公園から遊歩道に出ても、イヤな気配は続いていました。私は除霊の念仏を唱えながら、走るスピードを上げました。息が上がっているので、除霊の念仏はうまく唱えることが出来ていなかったのですが、遊歩道を半分ぐらい過ぎたときに、フッと背後に感じていたイヤな気配はなくなりました。
以来、私は夜中にそのコースを通ることは止めました。散歩の現在もそうです。
残り61本
O公園は昼間はすごく良い場所なんですけどね。BBQをする人たちで賑わっているし。




