第31首
第31首お届けできました。
第31首
話し手の
苦しむ様子が
迫真の
演技と思い
気づかなかった
短歌解説
これは私が友人から聞いた話で、その友人も人づてに聞いた話なので、本当にあったことなのか真偽は分かりません。
話の内容はこうです。
ある人が怪談の会に参加したそうです。その怪談の会は、著名な怪談師を招いて開かれるようなイベントの会ではなく、怪談好きの素人たちが集まって順番に自分のもっている怪談話をしていくという、こじんまりとした会だったそうです。
その時に開かれた会には、20代から50代の男女8人が集まったそうですが、その会に使った会場が、「なぜそんな場所で選んだんだ」と誰もが思うに違いない場所だったようです。
その場所というのが、山の麓にある小さな廃寺で、一部心霊マニアには心霊スポットとして知られていた場所だったようです。
8人はその廃寺に入り込み、車座になって、ロウソクの光だけの薄暗い照明の中、怪談話をしていったのだそうです。
順番が来て40代の男性が話し始めて、しばらく経ったときだったそうです。
その男性の話しぶりはとても上手で、誰しもが彼が話す怪談に聞き入っていたそうです。話も佳境に入り、霊に取り憑かれて苦しむ場面を、迫真の演技で再現してくれていると思っていたそうですが、突然その男性が口から泡を吹き、床にバタンと倒れ込んだそうです。その時になって初めて、演技なんかじゃなかったと周りの者が気付いたようです。
男性は呼びかけにも応じず、すぐに救急車が呼ばれたそうです。
話はそこまでなので、その男性がその後どうなったのかは分かりません。
その話を聞いた私から言いたいことがあります。
どんな霊が巣くっているか分からないところで、霊を呼び込むかもしれない怪談話をするなんて、「愚の骨頂」ですよ。
残り69本
普通のお寺や神社でも危ないですからね。まあ、私も一度失敗をしていますけど。
あの時は酔っていたから仕方が無い(言い訳)




