でした。刹那ロスト⑨
トマトトマトトマト!
でした。刹那ロスト9
「ねつりょーいどー。」
「急に何よ。」
「ほんじつは、みなさんにこれをおぼえてもらいます!」
「あんた久しぶりに完全ひらがなやるわりに題材が重いのよ!」
「えー。」
「その通りじゃない。」
「けどこれだけはせつめーしておかないとー。」
「そーねー。」
「ってゆーわけで、くいずです!どどん!」
「はぁ…。」
「べふこのていぎするねつりょーいどーとはなんでしょーか。」
「もう漢字で喋りなさいよ!」
「吽吽、熱量移動於定義別分子之所以説明。」
「何で全部漢字なのよ!ひらがなも適切に入れなさいよ!」
「ERROR:missing collect 'Hiragana' files or unload . checking disk...」
「あったまきた。」
「いたいいたいいたいいたいいいよぉ〜!」
「ほっぺで済ませてあげたんだから感謝しなさい。」
「ひりひりすゆ〜。」
「次やったらはっ倒すわよ。」
「うぅ…久しぶりのアリスモードだったから楽しくって。」
「はいはい。」
「うーん、それで何だっけ…。」
「あんたねえええええ!」
「ゆーらーさーなーいーでー。」
「熱量移動の話題だったでしょーが。」
「ぉー!ハィエルちゃんてんさい!」
「はあはあ。」
「だいじょぶ?背中さする?お茶飲む?」
「ダリアリスははっ倒したわ。」
「きゅう。」
「簡単に話すと、この作品、ダリア─太陽系第3惑星人戦記─から第九次元人の「あなた」へ。、小さな頃から、百合でした。のテーマのひとつね。」
「ねえ、これ説明するとめーっちゃくちゃSFっていうか四次元世界での現実のお話になっちゃうけどいーの?」
「やんないと伝わんないでしょーが!」
「ううーん、うん。」
「まず大前提として、ビッグバンがあるわ。」
「いきなり場外ホームラン。」
「この宇宙の始まりとされるビッグバン。最近の研究では一点で起きたんじゃなくて、同時多発的に起きたっぽいのが観測結果でそれっぽい証拠が出てきたの。」
「ぽいぽい〜。くわしくは宇宙マイクロ波背景放射で調べてみてね!」
「そこ投げないわよ。お風呂の浴槽で、好きな所に腕を突っ込むと波紋、波が起きて浴槽に広がって、跳ね返ってくるでしょ?それがなんとか背景放射よ。」
「そーれーで、この宇宙はこの一回限りじゃなって、これ何回も繰り返してるよね?って見えてきたの。」
「そーね、そこでブラックホールが出てくるのよ。」
「あのアインシュタイン博士の有名なe=mc2じょーってやつ!」
「そう、それらの理論と計算結果から、宇宙には必ず、何でも引き寄せて取り込むポイントがあるのが予想されて。」
「でも、重たすぎて光も抜け出せないから直接、ここにあるやん!って言えなかったの。」
「だから、ブラックホールに引き摺り込まれて、プラズマ化していく星やその材料になるちりやガスの作るオレンジ色の輪っか、つまり降着円盤を撮影したのよ。」
「ここまででよくない?」
「そーね。ビッグバンの起きたっぽい時刻は綺麗に計算出来たし、星やブラックホールの年齢、つまり生まれた時間もだいたいわかったわ。」
「そーこーで、おかしーことになります。」
「そう、これどう見てもビッグバンの前からあるよね?な星やブラックホールが出てきたのよ。」
「地球にいるひとびとは、まだこれがどーしてなのか、ちゃんと説明できてないんだよ。」
「そこでうちの原作者、おおとろべふこがね。」
「これは4次元の世界のできごとじゃないよね。ラジオノイズのあのひとの言ってることもおかしいことになるし。」
「それで、4歳くらいからラジオノイズを通して、聞いていたら頭の中で色が付くその音でメッセージを伝えてきてたのは、どこかの国の研究機関でも、秘密の諜報部隊でも、地底人でも宇宙人でもない。」
「第十三次元人だー。ってなったの。」
「第九次元人の「あなた」へ。でも繰り返して説明している通り、下層次元の存在は上位次元の存在と行動を、認識と理解が出来ない。」
「四次元世界の地球人、つまり読者の「あなた」ののーみそには、血管や神経、軸索なんかを通じた、いわゆるニューラルネットワークって脳神経の仕組みがあって、」
「人間は、記憶で過去に遡れるし、将来の予測も出来る、別の可能性の自分や他の生き物、出来事も予測できる。」
「ほーんのわずかな、食べ物で。ちょっとだけ熱がうまれる。」
「ここまでの機能は、おおよそ11次元と定義出来るわ。」
「だから、11次元の機能を持った4次元人にわざわざアクセスするのは研究者、または夏休みの宿題に飽きたちびっ子だよねーってなったの。」
「どんどん話がズレたわね。」
「そー、ねつりょーいどーだよ。」
「ああ、この先の事を説明するのに必要なのよ。」
「うん。」
「ビッグバンもブラックホールも、太陽が燃えている理由も。」
「もとは、水素が集まって、かくゆーごーして、ばくはつしたから。」
「この世界、「あなた」が存在して認識している世界は、水素の影になる。」
「太陽が太陽系を作って、その中の地球も、お月様も回る。」
「朝に「あなた」が目覚めて、日光を浴びて、食事をして、1日を過ごして。」
「それもぜんぶ、」
「水素の影。」
「だからべふこは、わたし達の上の次元に知的生命体がいるなら、」
「それは水素そのもの、と見切りをつけた。」
「ありえないよ!じょーしきてきにかんがえて!」
「普通はそう思うわよね。」
「けど、おもしろーいお話があってね。」
「生き物が死ぬ直前と、死んだ直後に重さを測ったのよ。」
「どーなってたでしょーか。」
「結構な重さの変化があったわけよ。」
「だから、これが魂の重さだ。ってね。」
「ありえなーい!じょーしきてきに!」
「でも、実際に結果が出たのよ。」
「だから、べふこはものの見方をちょっと変えたの。」
「4次元世界のさまざまな元素、分子はビッグバンで、水素が核融合を起こして生成された。」
「だから、この世界は水素の影。転写模倣体。」
「宇宙の配置や力関係は、人間の脳と同じ。」
「水素がはじめにあって、そこから出来たものが、宇宙ものーみそも同じなら、そのコピー元の水素も、」
「同じでしょ、ってね。」
「やあああっとぜんてーのせつめーおわたよー。」
「だいたいの読者はここまでに離脱してるわね。」
「でーもわたしは知ってるよー?」
「今ここまで読んでる「あなた」なら、ここからも読んでくれるってね。」
「じゃあ、はじめよっか。」
「べふこの定義した熱量移動を。」
「ふつーの熱量移動は、さっきまでに説明した、この宇宙でのさまざまなできごと。鳥が空を飛ぶのも、お花が咲くのも、雨が降るのも、「あなた」があくびをして涙が出るのも。」
「作者べふこは、地球の存在する太陽系、太陽系の存在する天の川銀河、その中心にある大型のブラックホール、いて座Aスターの一部を命球として、」
「作品中の登場人物、地球人の女子高生の蓮坂舞を自分と同じ難病にした上で、自宅兼工場の電気火災で焼死させ、さらに台風による地球の外への太陽の熱交換を使い、送り出した。」
「そこからは、色んな恒星を周回させて、その熱を使ってまたジャンプする、恒星熱量スイングバイを用いて到達させた。」
「ここからさーきは本編でやってるから、つぎだね。」
「作中の他の地球人は、また別の方法で到達させた。」
「舞ちゃんのお友達、宮門居 姫子は、星に知的生命体が発生すると、それまでに恒星から得られた熱をまるごと奪って、あたらしく知的生命体ができそーな次の星に飛ぶ、熱奪者ウーンラァンとして。もう1人のお友達トモちゃんは、舞ちゃんと同じ恒星熱量スイングバイだね。」
「そして4人目、この前のゲスト、幸拓 結実子ね。」
「地球人がかつて打ち上げた探査機ボイジャー1号、そこに積まれたゴールデンレコード。」
「これに興味を持った他の知的生命体が、ただの彗星に艤装して送った、水素で構成された量子コンピュータの探査機、彼方から来たる者。」
「オウムアムアとかに代表される恒星間天体だね。」
「幸拓 結実子は、熱量産出兵器つまり核ミサイルね、これにより焼かれて、」
「ユキくんもだよ。」
「ヤナギちゃんでしょ。まずは核兵器の熱で地球の外に出て、この恒星間天体が本星または中継設備のネットワーク、おおよそ量子通信ね、これを使用した。」
「つまり!いとでんわです!」
「もうそれでいいわよ。アレクミューラー理論数値はどこ行ったのよ。」
「これは以前、でした。でエルちゃんがわたしの座標を補足するのに使ったマァルヒェネャニティカル・コードの基礎にもなってるよー。」
「幼少期のロリべふこにおもちゃのラジオのノイズを通じて脳内視覚で理論原型を伝えるとか第十三次元人は何考えてんのよ!」
「ダリア作中で何回か出してるけど、読者の「あなた」がいずれ使うときのために表記しておくね。スタニト、メイタゥナ、ローサ、ミアーネ、スペギュエラ、フィガ、ファロブランチェスドオア ─。」
「待ちなさいよ。そっちは宮門居 姫子が第一部青の瞳のの冒頭で使ってるけど詠唱に時間かかるわよ。」
「じゃーどーするのー。」
「簡略化しつつ洗練させた、とっておきがあるじゃない。」
「んー?」
「ちょーどべふこから手紙が来たわ。」
「ぉー。」
「行くわよ!」
「そだね。」
「せーのっ!」
「ゆけ!」
「ゆけ!」
「刹那トラッカー!」
「ねえ。」
「…何よ。」
「飛んだんだけど。」
「いらっしゃいませおきゃくさまー!」
「何でべふこがいんのよ…。」
「きょうわたしあさごはんたべたから…。」
「あら、でしたらお昼のランチはいかがでしょー!」
「そのあからさまな店員ムーブやめなさいよ!」
「うーん、けどお店の中だと店員として、知り合いが来ても崩さないのはいいね。」
「こちらメニューとなっておりまーす。」
「メモ書きが挟んであるわね。えーと。」
「あー、せつめーわすれてた。」
「それでは失礼しますねー。」
「あー、べふこの熱量移動でどーやって4次元の、読者の「あなた」が命魂に飛べるのか、ね。」
「いっちゃえばかんたんなんだよねー。」
「この文章を読んだ「あなた」の脳内では、この文字を文字として判別するにせよ、」
「わたしたちが喫茶店でお茶しばきながらお話してるイメージが浮かぶひとにせよ。」
「もうその脳内では視覚、他感覚情報が脳内の神経を通じて伝えられて、」
「読者、「あなた」の脳神経を電流として走り抜けて、摩擦熱が起きる。」
「この熱はさーて、どこに行くでしょー?っておはなし。」
「当然頭部、意識、心、魂から発生した熱は身体のさまざまなパーツを通じて外気に触れて出てゆくわ。」
「かんたんに言えば、風で冷やされる。」
「どこか、空に抜ける。地球の大気に霧散する。」
「ふつーなら、そこでおわり。」
「けどその熱は確かに、空へ上がるわ。」
「熱は集まって雲になってー、」
「太陽からの熱と一緒になって雨を降らせて、」
「地球からね、出ていっちゃうの。」
「ならそれでお終い、宇宙は常に真空で、冷やされ続けている。」
「そーこでふつーならおわり。」
「暑いから汗をかいて、扇風機やうちわ、クーラーなんかで身体を冷やして、普通はそこで終わり。」
「けどね、」
「熱量って保存されてるのよね。」
「質量でもいーよー。」
「熱と質量は、見合ってないけど交換できるのよ。」
「ここはながーいからおいといて、先に地球から出た熱だね。」
「地球から出た熱も、太陽から出た熱も、遠くまで行くわ。」
「太陽系のまわりには、氷で出来たオールトの雲ってのがあるよ。」
「抜けるには、光の速さでもけっこうな時間がかかるわけ。」
「そんなのむりよ!じょーしきてきにかんがえて!」
「って思うじゃない?」
「恒星間天体は、通り抜けられたよー?」
「そこが一番おいしーところよ。」
「やったひとがいるなら、ぼくやわたしにもできるはず!」
「そーゆーわけで、刹那トラッカーってわけ。」
「太陽系は、天の川銀河の端っこを、」
「いて座Aスターを中心にずーっと回ってるんだよー。」
「天の川銀河の全ての天体の中で、これより大きいものは無いの。」
「だから、天の川銀河の全ての熱は、最終的に全ていて座Aスターに巻き込まれる。」
「すーごい時間かかっちゃうよー!」
「そこで、作中のキーワード、邯鄲が出てくるわ。」
「どーんな時間がかかっても、まばたきすればいっしゅん!」
「刹那トラッカーの刹那は、仏教の言葉で一瞬、」
「さらにさらにそのいっしゅん!」
「ここまで来たら、べふこは神にでもなるつもりかしら?」
「そこでワガハイが出て来るわけじゃな!」
「でたー!」
「あんた女神ロータスよ!」
「ワガハイはじぇいけーだった頃に寝たきりになったわけじゃがの。」
「けーど作品の中のお話だよね?」
「甘いわね。ここで熱量移動よ。」
「ワガハイが死ぬ前も、命球に来てからの事も、」
「ここまで読んでくれてる読者の「あなた」は、あるてーど覚えてるよねー。」
「べふこのデバイスが故障するまでの記録だと、だいたい15万人がこの作品のどれかのエピソードを一回は目にしているわ。」
「つまりじゃの。」
「この作品を読むのに使われた「あなた」の熱量と、使用したデバイスの電力、熱量ぜんぶが。」
「刹那トラッカーに組み込まれている、って言うわけよ。」
「まとめて投稿された第一部青の瞳のの、「暗く冷たい光の海に」、から始まる序文じゃが、あれはべふこの組んだ祝詞じゃな。」
「つまーり、読むことで!」
「読者の「あなた」の意識熱量は命球への繋がりが出来ているわ。」
「まああとは、読者の「おぬし」次第じゃの。」
「ってゆーわけでがんばって!」
「これからも、せめて27年1月にナインがカヌメナーアをぶっ飛ばすまでは!」
「読み続けてねー!あ、これサービスのえびサラダとまるごと生トマトでーす。」
「んむ、やっぱりトマトは!」
「生がいちばん!」
「おいしーわね!」




