表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界で始める命の再始動  作者: Nihonshi-Sekaishi
信頼関係構築イベント
9/11

平和という名の休戦期間,2

テリウムが用事によって退出した後、僕はこの屋敷についてルナーシュ様からいろいろなことを聞かせてもらった

この国の名前はマイン王国で、曰くこの異世界で最も国土面積が大きい王国らしい

そんで中央には王都があってそこから東西南北の端にそれぞれ広大な侯爵領があり

このマグレガー家はその内西側の国境警備を担当してるとのこと

さらに直近はある敵?の襲撃の危険性が逓増していって

厳戒態勢が取られようとしていることも



「笑 なんか急にスケールが大きくなってきたな、、、

えっと確か侯爵って立場的に言ったら国王、公爵に次ぐお立場ですよね?」

「ええ、まぁそうよ」

「えぇと それで一つだけ疑問なんですけど、なにゆえあなたのようなお偉いさんが

わざわざ危険な奴隷商人討伐へ?」

「ふふっ、愚問ね なぜかといわれれば王都から殺害の依頼、まぁ命令ね

が下ったの もっちろん私も以前から殺害を目論んではいたんだけど、あいつら悔しいけど中々のやりてでさ、、、  

居場所、移動経路、誘拐の方法、ほとんどが不明のままでね 

私も手をこまねていていたの 

んーでそんな時に王都からあいつらの居場所とかの情報提供の代わりに殺害と、被害者の保護の命が下って行った、っって訳ね 

どう、疑問は無くなった? フウマ?」

「はい、無事解消されましたけど、、、 あの奴隷商人らってそんなにビックなやつだったのですか?」

ひとつのはてなが消えると,またもうひとつのはてなが現れる

「?? えっとね、、、 そのビック?ってなんなの?」

ルナーシャ様は赤いほっぺたを軽く膨らませ、人差し指同士を押し当てる

「ふぇ? ど、どういうことですか?

英語がわからないのですか?」

はてなが大きくなる

「だーから、その英語ってのも何よ?! 

まさか私をからかっちゃってるの?」

「あ、いえいえ 断じてそのようなつもりは、、、

えでも 奴隷商人らを殺害する時、記憶通りなら『クウォーターアクアリウム』と

仰ってましたよね それはこの国の言語なのですか?」

当然浮かび上がる疑問だ クウォーターアクアリウムは直訳でよいのなら、

四分の一の水、、、もしくは水槽 であろう

英語が存在しない世界で、英語が使われている、、、、、

そんな矛盾があって良いのだろうか

「あー それはこの国の言葉ではないわね

マイア語にはそんな単語、存在しないわ」

「ではなぜ、、、」

「人類の魔法の祖『ティピカル』が残した全魔法編纂にそうやって書いてたわ

その本はもう一家に一冊はあるくらいに出回ってるんだけど

確かに魔法の名前が何語由来なのかはいまだに謎、っって話だーね」

魔法の祖、か、、、 ってかそのティピカルも英語で

’典型的な’という意味だしな

ということは今までの話を総括すると 

僕以外にも現実世界からこの異世界にやってきた『同族』がいる、、、っと


,,,,,,,,,,,くっくっく

何とも興が乗る設定ではないか そうそうこれこれ!!

やっぱこういうのが如何にも異世界召喚の定番、って感じ! 

テンション上がるな〜

「どうしたの いきなり笑い出して、、、

そんなに私の話、変だった?」

ルナーシュ様は首を小さく傾げて、うつ向く僕の顔を覗き込んでくる

「いえ 貴重なお話、感謝申し上げます」

「そ! 

あじゃせっかく私がいるんだから、この機会にお屋敷の案内をするわね!

歩くのがきつかったら、そこにある杖使ってもらえる?

まぁ,今は私よりもーっと詳しいテリウムはいないけど、、、」

「え? あいつこのお屋敷ではどのような立場で?」

「執事よ お父様直属の」

「、、、は? え,えっとあんな言葉遣いする野郎が執事ですか?!

侯爵様の!? 務まっているんですか?!」

「ええとっても!!  

本当に大事な時は礼儀正しいし、炊事洗濯掃除とかのお仕事はもう,完璧よ!」

自信満々に胸を張っている 自分の使用人が礼儀正しく優秀なのがよっぽど

自慢なのだろう 

、、、正直そんなことを言われても信じることは難しい

だって、せいぜい5、6分一緒に時を過ごしただけであんなに僕に悪印象を

与えてくれた人物だ

今更その下馬表を覆すことはたとえ神でも、

それなりには苦戦するんじゃないかとも思う

「は、はぁ、、、 左様ですか

ではお屋敷の案内、宜しくお願いいたします!」

「うん!」

胸を張るポーズは変えずに溌剌と言う



率直なところこの屋敷、馬鹿でかい

ほんとに敷地だけで東京ドームくらいは余裕でありそうな気がする

ここへきて初めて外の景色をじっくりと眺めることのできたが、

これもはっきり言って圧巻だ

綺麗に剪定された低木、一面を覆い尽くすほどの花畑、

悠々とその姿を構える噴水とその広場

歴史系のニュース特番でしか見たことがなかったような、超がつくほどの豪邸に

心を弾まない男は、、、いや女性もか は絶対にいないだろう

外が凄ければ中も同程度に凄まじい

聞いた話によると、

お手洗いは20数個,浴槽は大きいのが3つ,小さいのが7つ,

最近はあまり使わないらしいが来賓室は15部屋,

何よりも大小合わせた総部屋数が驚愕の300部屋、、、らしい

「いや、バケモンだろ?!」

「え? なにが??」

こうやらこのお方は本当にわかっておられないらしい

「300ですか!? 30じゃなくて? 間違いあられないですよね?

僕らの価値観だったら6部屋でも十二分な豪邸だっちゅうのに!!」

「そう? でもでも他の貴族様たちも似たような部屋数よ」

「あっもういいです 

これ以上僕に衝撃という名の負荷をかけないでほしいです、、、」

ルナーシュ様は無言で優しくはにかむ


そのままクッソ長い回廊の角を曲がったら、

ちょうど部屋から出てきたっぽい女の子がいた

「おぉー フウマ!! テリウムから話は聞いたぞ!

師匠を助けてくれたんだよーな!! ありがとうな!」

朱色に気持ち程度の白色を混ぜた髪色をした、縦に長い兎耳がついてある

女の子が見上げながら僕をじーっと見る

「え、えっと、、、 あ!! あの時僕を病院まで運んでくれた!!

名前が確かな〜 何でしたっけ〜?」

死に際に微かに聞こえてきた名前まで一言一句

覚えることは流石にできなかった

「プラティね 一応私の弟子?という形をとってるかも、しれない子ね」

横からすかさず補足を入れてくれた

「その濁す言い方はやめてください師匠!!

まぁそれより、フウマ!! 

今から俺様と魔法の稽古しに行くぞ!!」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ