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異世界で始める命の再始動  作者: Nihonshi-Sekaishi
出発点前
3/11

朝日を求めて5000里

「、、うぅ、、、」

「お! ようやっと起きたか お前さん丸一日寝とったで」

「、、、え,えっと貴方様が僕を助けてくれたんですか?」

「ん? まぁそうやけど 気にすんなよ笑 

 これはお前さんを助けたくて俺がしたことだし」

「え、、、本当にありがとうございました この恩はどのようにして返せば,,,」

「だーかーらーええよええよ!!  そんなことより居間に来な

腹すいとるやろ!!」

そう言っていかにも異世界らしい武器鍛治のような服装をした男性は

寝室から出て行った

「、、、僕も行くか この世界について色々聞かなきゃだしな

それになにより,お礼をしないと」




「えっとまず改めて、助けていただき本当にありがとうございました!!」

中世の設定の異世界にはあるまじき巨大で清潔な居間で僕はそう言う

「感謝はもうええって!! まぁ感謝されるのは気分がええけどな!」

くつぐつこの人は善人だ まさか異世界開始早々にこんないい人に出会えるとは,,,

「コーンスープはどうけ? 結構ええやろ? 自信作なんや」

「はい!!とっても美味しいです! ここにきて初めてこんな絶品食べれましたよ」

「ん?? ここにきて初めて? お前さんこの街の出身じゃないのかい?」

「あっ、、、えっと、その、、、、、ぼ,僕は遠い別の国から放浪の旅でここまできたんです!」

「別の国!? お前さん、マイア王国の外から来たんけ!? そりゃすごいな!」

「あ、は,はい 大変でしたよー」

我ながら上手くはぐらかした こういう異世界召喚もののご定番は、自分は別の世界から来たことを言ってはいけないからな 僕もそれに則ろう


「ここまで悪路の連続でほんと疲労感がすごかったんですよねー、、、

 それで、、、? ッッッッッッイッッタ!!!!!」


『ザザッ,,,,,,お,,いお,,,,,ザザえ! そ,,,,ふく,,,,ザザザツのなかの,,,,,も,,,,ザザよこせ!! 

だま,,,,,ザザッそんくい,,,,,,,ザザ、ザーーーーーはおれの,,,,,ザザ,,んや!

なん,,,,ザザッだとこのや,,,,,ザーーう!! ザザッ,,,ザザッザーーーーーーーーー』


唐突に、なんの前触れもなく激しい頭痛が僕を襲った 

その間僕はただただ怯えた動物のように頭を抱えることしかできなかった

なぜだ?なんでだ? 急に僕はどうしたんだ??

心当たりは、、、、、、、あった

そうだ!心当たりがある!! 丸二日くらい前、あの体罰教授の講義中見た

夢と状況が全く一緒だ!

途切れ途切れの会話、止まらず鳴り響くノイズ、真っ暗闇の視界、、、

なんだなんだ、なんだ、、なんだ!? じゃあ今も夢の中ってことか?

心躍った異世界召喚も中世の街並みも目に映っていた獣人も、、、

全てが僕の、、夢の中ってことなのか??


あまりにも苛烈な痛みすぎて僕はまともに頭が回らなかった

「おい!! どうしたお前さん!! 手当ては、、、、、、、、、、

ちっ、必要ねぇか」

「ううぅ イッタァ

、、、、、え?」

「そもそもお前と話す必要なんか毛頭なかった 居間に来た瞬間でやっとけばよかったわ,,, はぁ、やれ」

その刹那、先般の頭痛と同程度の痛みが頭に走った

「イッッッ はぁ!? あんたなにやって、、、 う」

「、、、、、ふっ  ったくこんなので倒れ込みやがて  悪りぃなお前さん、

生憎俺は奴隷商人でな 今からお前さんは[商品]、だ


さっき寝室で言ってたろ?? これはお前さんを助けたくておれぇがしたことだ、

って まぁ正確にはお前さんを[売りたくて]だけどな

ほいあんたらお疲れや これ、報酬金な」

優しかった男は邪気を孕んだ声でそう言う

それ付随して二人の男が感謝の言葉を言う


小綺麗な窓の先に満月が見えた 夜はまだまだ長いのだろう

嗚呼、、、朝日が見たかった


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