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子育て?超越者(ヒュペリオン)  作者: 樽腹
第四章 超越者
88/120

第29話 リザルト

(´ω`)第三者視点でお送りします


炎がその全てを覆いつくし、焼き尽くす。


人体を形成する成分が、瞬く間に燃料となってより一層炎を強くした。


すでに少年の召喚したオークは、何事も無かったかのように消え去っている。


「ちっ...とんだ損失だ」


磔となって篝火のように燃えさかる炎を尻目に、キリルは砕け散った鎌の破片を蹴り飛ばした。




武具などの秘宝(アーティファクト)は一見強固に見えてデリケートなものだ。


壊れたからと言って、その素材を掻き集めて元どおりの形に直した所で...その驚異的な機能は全く損なわれるだろう。


こんな事になるのならば、【がらくた(scrap)】で銃を壊された時点で鎌を仕舞うべきだった。


白髪の超越者は、勝利の揺るがぬ戦いで出した手痛い損失に、えもいわれぬ敗北感のようなものを味わっていた。



しかし、勝った。


その道筋がどんなものであれ、勝者は敗者の全てを奪う事が出来る。



だから、気になった。





...何故あの少年は最後に自分を狙わず、あの保険に召喚した三体を狙ったのか。




そして──




...間に合わなかった?


彼女は二本の槍で貼り付けにされ、今も燃え盛る炎の中でぐったりとした少年の姿を捉えていた。


戦場から遠く離れた森の泉より現れ、すぐそこまでやって来たルンナは呆然と立ち尽くすしかなかった。



ルンナの心に汚泥の如き罪悪感と、耐えがたい悲しみが鉛毒のように染み込みつくようだった。



──私は助けられたというのに。貴方を助ける事が出来ないなんて...





「ゆるさない」




同時に心の奥底から這い出るように湧き上がる復讐の念が、一つになった彼女の心を奮い立たせる。



身を隠していた木から飛び出そうとして──




...だが、おかしい。


ルンナはその違和感によって、踏み止まった。



何故、あの少年の側に寄り添う二匹が居ないのか?





キリルもその場で違和感を覚えはじめていた。










「...何故だ?」


───何故、あの少年が死んだというのにその全てが手に入らないのか?




その答えは、直ぐに出た。

























(ぞぶり)


「........は?」



キリルは、己の身体に牙を突き立てた者とすぐ近くで向き合っていた。



碧に輝く鱗は日の光を受けて七色に彩られ。


宝石のように静かに煌めきながらも、敵意を剥き出しにする瞳。




そして、短剣の刺突をも防ぐ外套に穴を開け、己に深く突き刺さった牙──




そこまで理解した頃には、激痛が脳を支配し身体を痙攣らせた。


「いぎっっ!!?!があああああああ!!!!」



超越者が、世界の読み手がその場において己に降りかかる危険を読み取れず察知出来ない。つまり──


「あのガキの手駒──」


大蛇がキリルの身体を高く持ち上げ、まるでゴミを放り捨てるように投げ飛ばした。


此処まで読んで頂きありがとうございナス!

ブックマーク評価レビュー感想凄くお待ちしてナス!m(´ω`)m

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