第64話 ない上階の足音
1: 本当にあった怖い名無し:2026/12/09(水) 00:58:11.11 ID:10f66
俺は10階に住んでいる。
このマンションは10階建てで、最上階が10階。
当然、11階なんて存在しない。
ある夜、天井から ドン……ドン…… と足音がした。
最初は上の階の住人だと思ったが、すぐに気づいた。
上の階なんて、ない。
足音は止まらず、誰かが部屋の中を歩き回っているような音が続く。
管理会社に電話した。
「すみません、上の階の足音がひどくて……」
担当者は困った声で言った。
「……お客様、当マンションは10階建てでして……
お客様のお部屋の“上”には、誰もいません」
そんなはずはない。
今も天井から ドンッ、ドンッ と音がしている。
電話を切った後、天井を見上げていると、
突然、足音が止まった。
代わりに、ススス…… と何かが天井裏を這うような音がした。
その音はゆっくりと部屋の中央に移動してきて、真上で止まった。
次の瞬間、天井の一点が ミシ……ミシ…… と沈んだ。
まるで“誰かがそこに立っている”みたいに。
怖くなって部屋を飛び出し、翌日、管理会社に直接行った。
担当者は青ざめた顔で言った。
「……実は、他の10階の方からも同じ苦情が来てまして……
皆さん、“11階の足音がする”と……」
そして、小声で続けた。
「でも、もっと変なことがあって……
天井裏の点検口、全部、内側から鍵がかかってたんです」
点検口は本来、外側からしか鍵をかけられない。
内側に人が入るスペースもない。
担当者は震えながら言った。
「……あれ、誰が閉めたんでしょうね」
その夜、家に戻ると、天井からまた足音がした。
今度は、ゆっくりと部屋の中を歩き回る音 がした後、
真上で止まり、小さな声がした。
「……静かにしてって言ったの、そっちでしょ……?」
俺はそのまま玄関に逃げた。
2: 本当にあった怖い名無し:2026/12/09(水) 01:01:33.55 ID:ura
最上階なのに上から足音するの、ガチのやつ。
4: 本当にあった怖い名無し:2026/12/09(水) 01:05:44.11 ID:ura
点検口が内側から鍵かかってるの、存在証明すぎる。
5: 本当にあった怖い名無し:2026/12/09(水) 01:08:01.55 ID:10f66
「静かにしてって言ったのそっち」ってセリフ、ホームレスが住んでるんじゃね?
6: 本当にあった怖い名無し:2026/12/09(水) 01:10:22.77 ID:ura
施工中に事故で死んだんかな
8: 本当にあった怖い名無し:2026/12/09(水) 01:15:33.11 ID:ura
他の10階住民はどうなんや




