表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
洒落怖・閲覧注意まとめ  作者: はまゆう


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

58/63

第57話 古い民宿

1: 本当にあった怖い名無し:2026/11/29(日) 23:58:11.11 ID:kaimuri


海沿いの町にある古い民宿に泊まったのは、八月の終わりだった。

観光シーズンも過ぎ、客は自分ひとりだけ。

潮の匂いと、遠くで鳴る波の音だけが聞こえる静かな夜だった。


部屋に案内してくれた女将は、どこか落ち着かない様子で、

「夜はあまり廊下に出ないでくださいね」

とだけ言い残して去っていった。


理由を聞こうとしたが、襖が閉まる音が妙に急で、

それ以上声をかける気になれなかった。


その夜、海霧が濃く、窓の外は白い壁のようだった。

寝つけずにいると、廊下の方から コツ…コツ… と足音がした。


女将だろうと思った。

しかし、足音は部屋の前で止まり、

襖の向こうで 誰かが立ち止まっている気配 がした。


息を潜めていると、

襖の隙間から、ゆっくりと 白い指 が覗いた。


開けようとしている──。


思わず布団をかぶった瞬間、

襖が スッ… とわずかに開いた音がした。


布団の隙間から覗くと、

廊下の暗がりに 人影が立っていた。


だが、形がおかしい。

肩が異様に傾き、首が海藻のように垂れ下がっている。

そして、足元からは水が滴っていた。


その影は、こちらを覗き込むようにゆっくりと身を屈め──

顔のない“何か” が、布団のすぐそばまで近づいてきた。


次の瞬間、

部屋の外から女将の叫び声が響いた。


「入っちゃダメ!!」


影は一瞬で霧のように消えた。


翌朝、女将は何も説明しなかった。

ただ、チェックアウトのときに小さな声で言った。


「昨夜のお客さま……

 あの人、海で亡くなったのに、

 毎年この時期だけ戻ってくるんです」


そして、こう続けた。


「あなたの部屋、本当は“二人部屋”なんですよ」



2: 本当にあった怖い名無し:2026/11/30(月) 00:01:33.55 ID:umi

“白い指”の時点で帰れ。

襖から指が出るのはホラーの最終形態。


3: 本当にあった怖い名無し:2026/11/30(月) 00:03:10.88 ID:mado

海藻みたいな首って何。

形容が生々しすぎて脳が拒否してる。



5: 本当にあった怖い名無し:2026/11/30(月) 00:08:01.55 ID:umi

女将の「入っちゃダメ!!」が

完全に“慣れてる叫び”で怖い。


6: 本当にあった怖い名無し:2026/11/30(月) 00:10:22.77 ID:mado

てか、毎年来るって常連かよ。

霊界のリピーター制度。


7: 本当にあった怖い名無し:2026/11/30(月) 00:12:55.33 ID:kaimuri

「二人部屋」って言い方が一番刺さる。

最初から“もう一人”いたんだな。


8: 本当にあった怖い名無し:2026/11/30(月) 00:15:33.11 ID:umi

海霧の夜って、

現実と異界の境界が溶けるんだよな。


9: 本当にあった怖い名無し:2026/11/30(月) 00:17:44.88 ID:mado

足元から水滴ってるの、

溺死系の霊のテンプレだけど

描写が妙にリアルで嫌。


10: 本当にあった怖い名無し:2026/11/30(月) 00:20:12.77 ID:kaimuri

布団のすぐそばまで来てるの、

距離感が近すぎて無理。


11: 本当にあった怖い名無し:2026/11/30(月) 00:22:33.55 ID:umi

女将、絶対あれと何年も戦ってる。

プロの霊媒師より強い。



13: 本当にあった怖い名無し:2026/11/30(月) 00:27:44.11 ID:kaimuri

海沿いの民宿って、

なんでこういう話多いんだろうな。


15: 本当にあった怖い名無し:2026/11/30(月) 00:32:10.55 ID:mado

主、よく生きて帰ったな。

あれは“連れて行く気満々”のやつ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ