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「遺体が、見つかった……!」
「え?」
新聞記事の一面から、顔を上げて、圭吾はため息をついた。
「ついにやられちまったか」
圭吾は僕に視線を送った。諦めているようだが、半ば鋭いにらみのようなものも感じた。僕は怯んだ。
圭吾だって怯んでいた。脂汗は止まらない。
いつものラーメン屋。背脂に、汗の脂もかぶさって、きっと味は微妙だろうな。変なことを思っていた。それ以前に僕たちは犯罪者なのである。
けれど——。
我に帰りたい、我に帰れない。
いや、これが我に帰るという状態なのか?
幽体離脱にも似た、決して快感とは言えないこれが?
だとすれば久しぶりの感覚だなあ!
喧嘩を売りに行っているみたいな感じがする。
三ヶ月前の投稿から、音沙汰がなかった。
「そろそろ大丈夫だろうか」とほっと息をついていた矢先のことだった。
「一般人・エイさん」によると、「歩いていた時、土に混じって不思議な感触がして、掘ってみた」そうだ。物好きな人もいるらしい。僕と圭吾は呆れた。
とはいえ、やばいことになってしまったということに間違いはない。
まもなく店主も、僕たちの正体に気づくだろう。
「立入厳禁」と書いてあるのれんの奥で、新聞の落ちるようなバサッという音が聞こえ、店主が出てきた。




