Chapter.00【Do You Love Me?】
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大きな天体にいる。
暗い空には星が散りばめられていて、遠くから潮騒が聞こえる。
真っ白い砂の上に裸で仰向けに寝ている二人がいる。
そのうち片方が、片方の身体に身を乗せた。
柔らかでそこそこの大きさの形の良い乳房が寝そべる男の胸に乗る。
「こんなところで君に会えるとは思わなかったよ」
そこで、男は話し始めた。
「ずっと君を探していた」
「そっか。そうなんだ。君は素直になっちゃったね」
「それだけ時間が経ったって事さ」
「ふふ。素直なルー君も好きだよ」
「よせよ」
「ふふ」
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「ここはね、ゲームの世界なんだよ」
「ゲーム?」
「そう。ゲーム。誰もが生きる目的をもって生を全うして、やがて辿り着く場所」
「ゲームか。人生の終着がそんな場所とはやるせないな」
「でもルー君、ゲーム好きじゃない」
「昔の話だ。そんなものはもう卒業したさ」
「誰かが作ったゲームなんて時間の浪費、だっけ? 現実を生きろよってルー君よく言ってたもんね」
「リアルな現実をやらされてるのにその中でまたゲームをすることはないだろ」
「劇中劇も楽しいよ。でもそうだね。リアルはやめることもやり直しも出来ないから、ゲームって感じじゃないよね」
「人類の誰かが初めてゲームを作った時から、ゲームっていう存在がチープな空想を示す現実逃避の手段となった。でもどんなに逃げたって時間は命を追い立てる。浪費した時間は何も解決してはくれない。とはいえ、確かに広大な宇宙から見れば、生物の存亡をかけたあれやこれやもゲームでしかないだろうな」
女性の人型は笑う。
愛おし気に男性の胸板に頬ずりしながら。
「私は今、ルー君を見てきたよ。私と別れてからのルー君の時間を見てきた。ルー君の人生って私に言ってたのと全然違うんだもん。私が悔しがるような、偉くなって笑って楽しく生きる最高の人生を送るんじゃなかったの? 泣くの我慢してばっかりで正直飽きちゃったよ」
「そうかよ。まぁそうかもな」
「ルー君、私の事好きすぎでしょ」
「そうかよ。まぁそうかもな」
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「本当の私なんかただの女の子だよ?」
「お前みたいなただの女がいてたまるか」
「本当の気持ちとかうまく伝えられないし」
「そうかよ」
「ぬいぐるみ好きなのは秘密にしてたけど」
「そうかよ」
「本当の私なんか私にもわからないよ」
「そうかよ」
「もう。そうかよばっかり」
「はっ。お前は嘘つきだからな。お前のいうことは話半分に思ってるよ」
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「私はルー君が好き。私の全てがルー君を好きって言ってる。指先まで全部」
「それはお有り難いことだ」
「好き。好き。大好き」




