【五章】第3話:開幕、地獄(ヘル)リーグ
謎の専用装備を纏い、ついに盤面へと降り立った俺とゼノン。
目指すはランキング1位。バトルアリーナの激闘が、今始まる。
「……静かだな」
巨大な闘技場『バトルアリーナ』の待機室。
俺とゼノンは、アリーナ開幕のシステム通知を静かに待っていた。
隣では、猛禽類のバイザーを被った『勇者』と、ビキニアーマー姿の『ヒロイン』が、新たにパーティーに加わった俺たち(球体ロボと、サイバー甲冑のおっさん)を頼もしげに見つめている。
アリーナの出撃枠の都合上、今回は『魔法使い』には留守番を頼むことになった。
「さて、開幕前に最終確認をしておくぞ。ゼノン、俺たち用に錬成した『専用装備』の接続は問題ないか?」
『はいっ! マスターと、私用の専用装備、どちらも完全にシステムへ同期しています!』
俺たちはそれぞれの専用装備を手に取り、無言でお互いに力強くうなずき合った。
「よし。次にデッキ構成の確認だ」
俺は空中にホログラムを展開し、今回の連続バトルに持ち込む手札を表示した。
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・物理攻撃カード:10枚(超攻撃特化)
・召喚カード(戦隊ヒーロー):6枚(防御&回復特化)
・防御・回復・魔法カード:0枚
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『……何度見ても、その……特徴的なデッキですね。こんな極端なデッキを使いこなせるなんて、マスターぐらいですよ……』
「そうかもな。発想自体も我ながら飛躍している。防御と回復は『勇者』のパッシブと召喚獣に完全委託し、俺と『ヒロイン』、そしてゼノンの三人でひたすら物理で殴り続ける。これがアリーナの殲滅速度を最大化する最適解だ」
『頭脳派のプロジェクトマネージャーが組んだとは思えない、究極の脳筋戦法ですね……!』
ゼノンが呆れたように、しかしどこかワクワクした様子でLEDの瞳を点滅させた。
その時、闘技場全体に重厚なシステムのファンファーレが鳴り響いた。
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【システム通知】
連続バトル『バトルアリーナ』のゲートが解放されました。
参加するリーグ(難易度)を選択してください。
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目の前に、4つの巨大なゲートが現れる。
ノーマル、ハード、エキスパート、そして――。
「選ぶルートは最初から決まっている」
俺は一切の躊躇なく、一番右端にある禍々しいゲート――【★★★ HELL(地獄)リーグ】を選択した。
『ひぃぃっ!? やはり最初から最高難易度ですか!』
「当然だ。ランキング1位を狙うなら、最大のスコアを叩き出す必要があるからな。それに……」
俺は、隠し持った専用装備を構え、構えをとった。
「レベルたった25の俺たちのバグパッシブが、エンドコンテンツの地獄でどこまで通用するか……純粋に楽しみだ」
『ふふっ、マスターがそう言うなら、私も全演算リソースを限界まで回しますよ!』
「行くぞ!」
『はいっ!』
「「Let's ギャラクシーチェンジ!!」」
『「Let's ギャラクシーチェンジ!!」』
俺とゼノンの専用装備、変身アイテム『ギャラクシーチェンジドライバー』が激しく輝く。
ポーズと同時にバトルフォームへと変身を遂げ、ここに四人の『銀河戦隊』が並び立った!
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【装備】
ギャラクシーチェンジドライバーΩ
HP -317
物理 +150
魔法 -201
★ 物理攻撃 +20%
★ #物理 カード効果 30% 向上
★ カードドロー +2
★ コスト上限 +2
★ #召喚 カード効果 30% 向上
★ #正義 カード効果 12% 向上
★ #銀河 カード効果 12% 向上
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【装備】
ギャラクシーチェンジドライバーγ
HP -150
物理 +80
魔法 -70
★ 物理攻撃 +20%
★ #物理 カード効果 30% 向上
★ カードドロー +2
★ コスト上限 +1
★ #召喚 カード効果 30% 向上
★ #正義 カード効果 15% 向上
★ #銀河 カード効果 15% 向上
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俺なりの最大装備を纏い、俺たちは地獄の底へと続くゲートに向かって、開幕と同時に勢いよく飛び込んでいった。
「HPと魔法を削ってでも、物理とドローを盛れ!」
ピーキーすぎるぶっ壊れ装備『ギャラクシーチェンジドライバー』を装着し、銀河戦隊が完成!
レベル25の四人が、最高難易度「ヘルリーグ」へと無謀にも突撃します。
次回、物理特化に魔改造されたパーティーの恐るべき殲滅力が火を噴く!
「変身熱い!」「装備のステータス極端すぎるw」と思っていただけましたら、
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