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殺奪  作者: 夏野
学園対抗戦編

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83/325

外伝 暗殺者ミーア

ブクマ、いいね、評価ありがとうございます。


ssと言う名の閑話。

多分ssの枠組みに入るので読まなくても問題なし。

shortなので短いのは仕方ないですがその短い中でも短いです。


追伸1/20(2024)

ssを外伝に変更しました。

時は遡りミーアがカインと戦うより昔の話


「……〈時間逆行(タイムバック)〉。」



…ここは何処?


あの街より田舎?それとも…そうか、無事に過去に戻れたのか。


でも、何か欠けてるような…。


…気にするだけ負けか。


現状を整理しよう。


今は森の中、スキルや身体に異常はなし。


飛ぶか。


翼を出して飛行する。


数分飛ぶと小さな…この時代では大きいと思われる街があった。


近くに降り翼を仕舞う。


様子を伺っていくうちにわかったことがある。


通行には身分証が必要らしい。


困った…どうするか。


あ、愛銃はある。


〈弾丸創造〉で〈幻影之魔弾(ファントムバレット)〉を作り自身を撃つ。


これで格下からは姿が認識されなくなる。


私以上のステータスを持つものはこの時代には少ないだろう。


街に侵入するとかつて見た5000年前のような街並みがあった。


となると推定5000年前。


復習の対象…いや、命の恩人?


その両方の該当者、カインの生まれて間もない時代だ。


裏路地に入り〈幻影之魔弾(ファントムバレット)〉を解除する。


魔法でこの時代の服装にして大通りに戻る。


「ぐぅー。」


まずは腹ごしらえ。


と言ってもお金が無い。


確かこの地代には冒険者ギルドがあったはず。


この時代にも存在した魔物の素材を売ればいいだろう。



冒険者ギルドに入り受け付けに行く。


「いらっしゃい。見ない顔だな。登録か?素材の売買か?」


男性が対応してくれる。


…こいつ、只者じゃない。


私でも影響を受けるほどの覇気…威圧を放っている。


「素材の買取を頼む。」


「毎度。出してくれ。」


〈空間収納〉からこの時代にもいると思われる魔物の死体を出す。


「ほぅ。Zランクの魔物か。それにその魔力痕跡…時間でも超えてきたか?」


「速く金を払え。」


「はいよ。」


ビーケか。


やはりこの時代。


「ありがと。」


そう言って立ち去ろうとするが…


「待ちな。」


「何?」


「そうピリピリすんな。」


「速くしろ。待たせるなら殺す。」


その発言に周りにいた冒険者や受付などの従業員も黙りこけ静粛な時間となる。


「はいはい。お前さん、あの小僧と敵対する気だろ?やめといた方がいいぞ。あいつは正真正銘の規格外の化け物だ。」


「善処する。」


そう言って乱暴にドアを開け外に出た。


…あれは【読心】か?


それ以外なら余計に…この時代の世界ではユニークの発現すら珍しいはず。


あれほど正確な【読心】となると精神系のゴットスキルか?


となると力ある者がなんであんな場所で…。


深く考えるのはやめた。


近くの店に行き簡単に食事を済ませられそうなサンドウィッチを買う。


食べながら歩いていると二人組の人にぶつかってしまった。


「すみません。」


「こっちこそごめんね。大丈夫だった?」


子供扱いはやめてほしい。


「大丈夫です。では、これで。」


「待て。」


二人組の男性の方に話しかけられる。


「何?イライラしてるから速く言え。」


「お前のその武器、紛れも無い〈|創世級『ジェネシス》〉だ。お前は何者だ?」


「ただの復讐者。関わるな。」


速足でその場を立ち去る。


今になって気づいたが私は食事の必要はない。


それなのにどうしてこんな無駄な行為をしてるんだ?


……過去と希望は捨てたはずなのにな。


!?この反応は、あいつ!


【天歩】で超速で移動していく。


「ふぅ。寿司、美味かったなぁ。」


「それにしてもこんなところに和食屋があるなんてね。」


「ほんとだよ。すごいラッキーだわ。」


カイン…。


剣を抜き奥義…奥義とは呼べないなにかを放とうとした。


だが、手が動かない。


過去に縋るのも…無い希望を掴もうとするのもやめたのに。


あいつの為だけに磨いてきた技を今こそ使うべきなのに。


奥義にまで昇華させようとしたこの技を。


…出直そう。



宿屋に泊まり一晩が明けた。


食事は要らないので起床と同時に外に出る。


資金稼ぎのために近くの森で魔物を狩り、素材は売ったり装備の手入れに使っている。


街中でカインを見かけたがまた、躊躇ってしまった。


◇◇◇


そんな日が何日も続き「今日こそは。」とカインの元へ向かうと馬車に乗って何処かに向かっていった。


私は気配を隠蔽しながら尾行した。


途中でカインの隣に乗っていた男性に気づかれたが見て見ぬ振りをされた。


更に途轍もない力を感じそちらを見るとアペタイトがいた。


天罪武具が何故ここに…?


アペタイトはカインと話している最中にチラッとこちらに視線を向けてきた。


こいつも私を無視かよ。


私はなりに耐えてきたのに。


努力してきたのに。


こんなクソスキルにしか魅入られず、結果どころか不幸が付いてくる。


その元凶のアイツを殺すために来たんだ。


殺す殺す殺す殺す殺す。


私ノ宿敵ヲ。


ヤツガ船ニノッタ。


地獄ヲアジアワセヨウ。

15時に本編投稿します。


本当は日本にカイン達がいたらや日本に来たを書きたかったんですが、いたらの方は設定を思いつかず、来たの方はメインキャラ達が全員揃う前にやるのはちょっと違うかなと思い書けませんでした。

クリスマスのssはクリスマスに因んだのを書きたいです。

バレンタインは…本編を進めてバレンタインに関係のある話にするかもです。

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