勇者活動②
ブクマ、評価、いいねありがとうございます。
見るたびにポイントが上がっていき驚きました。
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真面目にどうしよう。
ピンチ&ピンチだ。
あいつの放とうとしてる吐息はやばい。
事象解析を使ってみたら惑星の半分が消し飛ぶ威力だ。
というか人モードでも吐息って使えるんだ。
いつものように暴食之神では無理だろうし虚無之神も暴走が怖い。
爆発魔法での相殺は被害がやばいし混沌魔法や破滅魔法は不得意なので暴走したら終わる。
敢えて言えば混沌之龍牙かなぁ。
聖剣と魔剣を聖魔分裂で元の聖魔剣に戻す。
「死せる龍の呪炎!」
真っ黒な炎の吐息が来る。
「混沌之……。」
俺の背中に龍人さんと同じ程に禍々しい翼が生える。
そして両手で剣を持つ。
一気に跳躍する。
「龍牙ッ!!」
剣が白と黒の霧のようなものに包まれる。
跳躍の勢いのまま俺は翼で飛びながら剣を炎にあてる。
炎と剣は拮抗しあっている。
しかし剣に纏われている白と黒の霧状のソレが炎にまとわりついていく。
更に紅魔眼で混沌の侵食の異常状態を付与していく。
紅魔眼はすべての異常状態を付与できる。
勿論知らなければ使えないがこのような最凶の異常状態てまさえ付与できるのだ。
やがて炎が先端の方から粒子状になり崩壊していく。
「死ね。」
炎の崩壊が激しくなると同時に俺の剣が炎を真っ二つにしそのまま龍人の胸に刺さる。
「………こ……ろ、す。」
そのまま黒い霧となり消えていく。
「ふぅ…終わった、終わった。」
『報告です。』
『なんだ?』
『スキル、ステータス共に情報が入ってきません。』
『と、いうと?』
『これは偽物の存在である可能性が高いです。』
『そりゃぁ黒い霧だったしそうでしょ。』
『この龍にはマスターへの執着がありました。つまりはマスターが殺奪にて情報を抜き取った後に蘇生のようなものをされたということになります。』
『ふむふむ。』
『それだけでなくこのような存在を神々の皆さまがお認めになられるはずがありません。そのためこれを作ったものは天罪スキルに匹敵するスキルを持ち神々のスキルすらも上回る存在です。さらにはマスターも狙われる可能性があります。』
『強いのは分かるけど俺が狙われるのは何故だ?』
『事象解析の結果、偽物の存在には大罪、天罪スキルに反応するような仕掛けが施されています。そのため大罪や天罪スキル持ちを探している可能性が濃厚です。』
『分かった、注意しておく。』
「勇者様!ご無事でしたか。」
「あ、騎士団長さん。こっちはギリギリ終わったよ。」
「それは何よりです。ミオさんとシンヤさんを連れてきたのですが遅かったですね。すみません、無駄足をさせてしまい…。」
「平気。」
「平気よ。ところでカイ…むぐっ!?」
名前をバラされる前に法則操作の神駆もどきでミオさんの口を塞ぐ。
「(ボソッ)このことは後で話すので僕のことはブレイブという勇者ということにしてください。」
「(ボソッ)了解した。」
「(ボソッ)仕方ないわね、分かったわよ。」
「ミオさんとシンヤさん、今回はありがとうございました。騎士団長さんの言うとおり無駄足になってしまいましたがね。」
「ブレイブさん、久しぶり。ピンチって聞いて来たけど元気そうでなによりよ。」
「あのー…。3人はお知り合いなのですか?」
「えぇ。私とシンヤは知ってのとおりだけどブレイブさんともちょっとした付き合いがあるの。」
「はい。以前ピンチの所を助けられました。」
「そうなのですね。要らぬことをお聴きしました。失礼ながら、領主様にもご報告をしなければならないので…。」
「あ、引き止めて悪かったね。またピンチになったら助けに行くよ。って領主さんにお願い。」
「畏まりました。では、私はこれにて失礼させていただきます。」
◇◇◇
騎士団長は勿論別だが俺達は冒険者ギルドのギードの応接間で話し合っていた。
「じゃあ、カイン君。なんで勇者になったのか聞かせてもらえるかな?」
圧が凄いのは気のせいだろう。
…うん、気のせい気のせい。
「えっとですね。結構前に戻るんですが…。」
ミミックの詳細などは伝えずに昔に強敵と戦った時にノリで勇者を名乗ったら称号を獲得してしまい一応で勇者活動をしていると大雑把に話した。
「なるほどねぇ。称号、獲得しちゃったのね。」
「もしかしなくてもダメなやつでした?」
「ダメってわけじゃないんだけど勇者の称号は圧倒的強さの代償に正義に目覚めてしまうのよ。」
「正義、ですか?」
「そう。正確に言うと人々の希望になれるものね。正義や勇気、賢明になってしまうの。それは絶対に抗えない力。」
「人々の希望…。」
「そう。まだ異常はないみたいだからいいけど少しでも違和感を感じたら教えてね。」
「分かりました。」
「なぁ。」
「何よ、ギード。」
「何よ。じゃねぇよ!ここは俺の応接間なんだが。いわば俺の執務室だ。なんで勝手に入ってるんだよ!!というかどうやって入った!」
「メリーさんにギードのとこの空いてる部屋を貸して欲しいって言ったら普通に鍵を渡して貸してくれたわよ?」
「あいつ…余計なことを。」
あ、そういえば今ならメリーさんの呪いを解けるんじゃね?
『可能です。事象解析にての確認は必要ですが十中八九で可能だと思われます。』
「ギードさん。ギードさん。」
「あん?」
「アレ、解決できそうかもです。」
「なんだと!?今すぐ呼んでくる!!」
扉を勢いよく開けて走り去っていく。
「カイン君、アレって何?」
「うーん、ミオさんなら鑑定で分かったりしませんでした?」
「鑑定?誰が?」
「それは解呪出来てからで。」
前みたいにナイフが飛んでくるのは嫌だ。
今は強くなったから対処できるとかじゃなくてシンプルに怖いからやめて欲しい。
「呼んできたぞ!」
あ、戻ってきた。
「ちょっと!どこに連れてくのよ。…カイン君?」
「事象解析。」
『サータさん、お願いします。』
『…解析終了。魔導之神にて解呪魔法の作成…成功しました。』
サータの作った魔法が俺の頭に浮かぶ。
なるほどなるほど。
「事象復元。」
グレーの魔方陣と共に魔法が発動する。
グレー…時間魔法。
『この魔法は過去の情報を現代の情報と一致させて異常な情報を消すという魔法です。このレベルの呪いになると単なる神聖魔法の状態回復や状態復元では治せません。』
なるほど?
まぁ、解決したしおっけー。
「メリーさん。あなたの呪いは解決 呪したので魔王の監視もありませんよ。」
「とうとう…解放されたのね。」
うんうん、感動の再会?なんだけどさ。
またナイフが飛んできてるんだよ。
それも前回とは比にならないやばいのが。
「二人とも、避けt…!」
「危なi…!」
「龍牙!」
俺はすぐに剣を抜けるように構えていたため反応があった瞬間にカオスを抜き龍牙を使った。
龍牙により弾かれたナイフは黒い霧となり消え去った。
黒い霧多いねぇ。
「大丈夫ですか?」
「い、今何が!?」
「どこから投擲されたのかすら分かんなかった。カイン、本当にありがとう。」
「シンヤ、私達が追い越されるのも時間の問題かもね。」
「あぁ。」
『ミーアが海底城に帰還しました。』
あ、帰ってきたんだ。
そろそろ夕方だし一回帰るか。
「みなさん、僕はそろそろ帰らせてもらいますね。ギードさん達は夫婦円満で暮らしてくださいね。では、シーユー。」
「あ!カイン君にはまだ聞きたいことが…。」
ミオさんが何か言っていたが聞こえないふりをして海底城に転移した。
あ、Zランクのこと質問し忘れた。
次は明後日です。




