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殺奪  作者: 夏野
学生編

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謁見

ブクマ、評価、いいねありがとうございます。

翌日

フレンは起きなかったため、仕方なく書き置きをして出てきた。

現在俺たちはこの国の王と謁見することになり城に向かってる。

めんどくさいなぁと思う反面意外と楽しみ。

ここまで日本文化が来たら江戸城とか名古屋城みたいな感じの城だろうから行ってみたい。

一時間弱歩くと…洋風の城が見えてきた。

そういうの良くないと思うな!

本当に良くないと思うな!!

先生が門番に挨拶をして門番の人が確認に行っている。

もうね、城が洋風なら興味ないわ。

童話とかで意外と見たことあるし、和風なら日本文化の追体験みたいなのをしたかった。

そんなことを思っていたら門番の人が帰ってきて先生を先頭に中に入っていく。

中に入ると前世で見た城内と遜色なかった。

どこかで待たされることなく謁見の間に繋がる扉連れられる。

「この先に陛下がおられる。各自、無礼のないようお願いしたい。」

大臣と思われる偉い人から注意を受ける。

大臣?が扉を開ける。

先生を先頭に進んでいき王様より少し前で跪く。

「面をあげよ。」

「諸君、此度はよく参ってくれた。」

ザ・王様がいる。

王様と貴族と思われる人たちは洋風な感じだが護衛の騎士などは和服に日本刀だ。

「クロム君、お願いします。」

小声で先生が言う。

「シャルド陛下、私はザーベストの第2王子のクロムです。」

「おぉ、久しいな。」

「私が赤ちゃんの頃以来ですかね?」

「そうだな。これからのザーベストとシャーベットの架け橋となるように頼んだぞ。」

「はっ。」

「して、ドームスよ。お主と結んだ契約と違うのだが?」

「後13秒できますよ。」

「戯言はよせ、この責任をどう取るのだ?」

「5…4…3…2…1……0。」

近くで爆発音がする。

万物感知を使うと強大な気配を1つ感じる。

「ふむ。お主が正しかったか。ならば契約通り頼むぞ。」

「えぇ。では、カイン君。あの堕ちた大天使の討伐をお願いします。」

「…聴いてないんですけど。」

「今言いましたから。」

「僕はちょっと強くなったんで下手すると住宅も壊してしまいますが?」

「仕方ないですよね、シャルド?」

「あぁ。そこの少年、悪いが我が国を守ってくれないか?」

はぁ。

また不運が。

「はいはい、わかりましたよ。」

◇◇◇

神駆は事象之王(プログラマー)と統合され法則操作で行える。

でも、飽きたんだ。

しかし一度も使ってない気がするいつぞやの神速に統合していたため飛行スキルがない。

飛行魔法だと魔法を解除されたら終わる。

…どうしよう。

『魔神のときに使ったミミックの部分擬態はどうでしょう?』

そうだ、それがあった!

最近ダンジョンで倒した種族は忘れた炎系のドラゴンの翼を擬態する。

翼はなぜか燃えている。

実害はないので気にしない。

魔導之神(ソークザード)で空間魔法の空間転移を作り外に転移する。

魔法の管理が楽になったので魔導之神(ソークザード)が一番役に立っている。

で、外に出ると黒の長髪と3対6枚の黒い羽、聖女のような服に前世で見たような天使の輪の黒いバージョン。

鑑定。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


嫉妬の大天使(ウリエル)


妨害されました。


チッ。

だが大事な部分はわかった。

さっき先生の言ってた大天使って美徳の天使のことだわ。

更に気になることが1つ。

忍耐を無くした嫉妬というところだ。

スキルは見えなかったが多分忍耐のスキルが消えて嫉妬のスキルを獲得したんだろう。

…美徳の天使、7体、培養カプサルみたいなの……。

『もしかしなくてもダンジョンの50階層でなにかされてたのは美徳の天使か?』

『否定はしませんが肯定も許可されていません。』

はい、肯定ですね。

うーん、勝てるかなぁ。

ヴァーチューズは熾天使(セラフィム)なんだから最上位天使だ。

それより格下ってことはいけるかも?

けどなぁ、あの時のヴァーチューズは分身みたいな感じの可能性もあるし。

取り敢えず戦うことにした。

魔導之神(ソークザード)の魔法補助で俺の魔法も強化されている。

というか魔導之神(ソークザード)は獲得したのに他のが獲得できてないのが気になる。

『ダンジョンのボスは復活させて再利用するため死とは別の扱いになります。』

そーなんだ。

で、話を戻して神威爆発魔法セイクリッド・エクスプロージョンを並列発動させ10個同時にウリエルに放つ。

前までの爆発魔法の魔方陣より数倍大きく魔力も100万×10くらい使った。

…1秒で回復したけど。

爆発の煙が晴れるとピンピンしているウリエルが見えた。

そういうのよくないと思うな!

「ずるい。」

槍と大盾をいつのまにか持っていたウリエルは飛翔し俺に向かってくる。

槍をミミックで受け止める。

あわよくば武器を壊せると思ってたけど甘くないか。

武闘術のスキルを再獲得したこによりプロ並みに剣が使える。

無理矢理に剣の軌道を変えて槍を弾くと同時に盾に斬撃を入れる。

やばい、なんか鈍い音がした。

ミミックの方が先に折れそう。

やばいな。

『付与魔法の一種、武器耐久向上(デゥラブル)をしては如何でしょう。』

そうだ、魔法を使えるようになったんだ。

念じて武器耐久向上(デゥラブル)を使う。

詠唱破棄って便利。

他にも支援魔法の俊敏向上(クイック)力向上(パワード)防御向上(プロテクト)などを使う。

やばい、リーシヤで100万もステータスを上げられるんだから俺も同じ以上にあげられるよね。

支援魔法を使ったステータスが1000万くらい上がってる。

で、賢い俺はちゃんと思念支配で思考加速している。

もうね、毎回こんなのに巻き込まれてめんどくなったよ。

固有スキル、事象超越による限界超越でステータスを1万倍する。

時間がかかっても使用後のデバフ込みステータスでも千はある。

短期決戦で済めば問題ない。

「ずるい。ずるいずるい……。」

ずるいしか言ってないな。

まぁ、いいや。

今から作る魔法はミーアの混沌魔法と俺の爆発魔法の合成魔法。

詠唱破棄も万能ではなくこれほどの大魔法なら少しは詠唱が必要だ。

「混沌の爆発よ。」

先ほどの爆発魔法の時の魔方陣でも家1軒分くらいあったがこの魔法は城と同じ大きさだ。

色は黒とほんの少しの紅。

魔力がどんどん減っていく。

魔方陣を形成していくうちにウリエルが動き出す。

紅魔眼を発動させ睨む。

俺は気づく吉もないがこの時に俺の青い目は紅になっていたらしい。

異常状態とは麻痺や毒以外にステータスの減少も含まれる。

弱体化と麻痺、毒を付与する。

同格以上のため全て中途半端な威力でしかないが少しでも足止めできればいい。

「全てを殺し尽くせ。」

座標をウリエルに合わせ構える。

混沌の超爆発エクスプロージョン・カオスッ!」

とてつもない大爆発が起こる。

普通の爆発ではなく黒い炎で爆発した場所にはウリエル以外何も残っていない。

魔力を1兆ほど使った。

流石に疲れた、とてつもない眠気が襲ってくる。

魔力の使いすぎかな。

限界超越をやめて通常…弱体化して千くらいのステータスになる。

眠気に抗いつつウリエルの元に行く。

ウリエルをお姫様抱っこで抱え転移魔法でフレンの隣のベッドに寝かせる。

フレンはまだ寝ていた。

転移でも魔力を使い本格的に眠い。

『サータ、ミーアにホテルで休んでると伝えてくれ。』

『分かりました。』

今にも寝たいがウリエルが俺の寝込みを襲うかもしれない。

聖光束縛(ホーリープリズン)と念じる。

名前が間際らしいが聖を封じる結界だ。

初期の魔力以外は束縛をする対象から魔力を吸うので負担は少ない。

ただし魔法発動時に簡単にレジストされるので気絶してる時などにしか使えない。

逆に一度かかれば簡単にはレジスト出来ない。

やばい、眠い。

魔力は切れてないけどここまで一気に使うとこうなるのか。

自重しよう。

あ、ミミックの部分擬態を解除しなきゃ。

翼を消してリビングに行きソファーに横になり寝た。

◇◇◇

翌日

ふー、よく寝た。

正直言っちゃダメな気がするけど戦うのだるい。

ウリエルといいフレンといいミーアといい美人似会うのは構わないけどもっと平穏なやり方はないのかなぁ?

まぁ、言っても無駄か。

事象之王(プログラマー)万象眼(ゲームメニュー)で時間を確認する。

えーっと、6時。

朝早いしもう一眠りしよ。

?時間後

「カ・・・ん、起・・・・・・。」

「カイ・・!・・ン君!」

「ふぁぁぁぁ。」

よく寝たよく寝た。

「カイン君、やっと起きましたね。そろそろシャルドのところに行きますよ。」

「へ?…今何時ですか?」

と言うかなんで行くんだ?

「カイン君がウリエルと戦った翌日の昼過ぎですよ。」

やばい、寝過ごした。

「すみません、今支度してきます!」

◇◇◇

フレンとウリエルは起きないためまたも書置きをしてきた。

何故かウリエルの髪色が黒からグレーに、羽、天使の輪もグレーになっていた。

で、またもや城に来た。

今度は俺と先生だけだ。

今回もすんなり謁見出来ることになり謁見の間…ではなく応接間みたいなところに通らせられた。

俺たちがソファーに座って待ってるとシャルドことシャーベット国国王が入ってきた。

「改めて久しぶりだな。ドームス。」

そう言いながらお誕生日席の一際立派な椅子に座る。

「えぇ。カイン君、シャルドが望みはあるか?なんでも叶えてやるぞ。だそうです。」

「何を言っ「そうですね、領地とか欲しいです。」

異世界といえばチートで無双して領地経営だろ。

「そんな事でいいなら構わんぞ。」

色々問題あると思うんだけど。

「そもそもなんでこんな事になったんですか?」

「私が賭けをしたんですよ。10年後に大天使が暴走して事国を破壊する、と。それを救うのが私の生徒だと。」

「で、ワシがもしそうなったら望む報酬をその生徒にやりならなかったらドームスにワシの望みを一つ叶えさせる都いう賭けだ。」

うん、追求しないよ。

「でも、僕はこの国の人ではないんですけどいいんですかね?」

「流石に首都に近いところはダメだが丁度南に列島があってな。ワシの国の管理区域なんじゃが需要がなくてな。あくまで貸し出しとしてなら問題ないだろう。」

「えぇ。私とクロム君が陛下にいえば渋々でも納得してくれるでしょう。」

「ん?なんでザーベストの国王が?」

「カイン君は国の宝と言うべき人材ですからね。放置されてるように見えますがちゃんと監視されてますよ。」

気づかなかった。

『問題ありません。全員の記憶を抹消して返してますので。』

……。

「じゃあその島の位置と具体的な契約の内容をお願いします。」

次は明後日です。


無理矢理になりましたが閑話とかを入れて領地編になる予定です。

今度こそのんびり回にしたいです。

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