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殺奪  作者: 夏野
学生編

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遠征準備

ちょい少しちょっぴり大事な報告12/18

改稿速度について。

冬休みに入ります。受験が近づきます。冬季講習が忙しいです。よって、クリスマス前後から改稿の速度が下がると思います。新規の話を書くのと、改稿では改稿の方が時間がかかるため、一週間弱で1話改稿出来たらいいなと思ってます。今と変わらない?気のせいです。最新話は三日に一本を維持して投稿します。要約すると、25日くらいから改稿ペースが下がるということです。受験が終われば少しは投稿ペースを早くできると思いますので、それまではご理解、ご了承お願いします。


改稿済みです。

月曜日


「これから、一時間目の授業を始めます。」


魔神とのゴタゴタがあったのに、休み明けに間に合った。


「今日教えることは……


武術指導では先生に剣の振り方を厳しく指導された。


俺のレベルの件はもう片付いたので、それを知らないソレード先生が白虎を呼んでしまい、キレられた。


部活では〈爆炎魔法〉が暴走して、ボンってなりかけたりと、そここ忙しく、充実した一日だった。


そして、放課後。


俺は冒険者ギルドに来ていた。


まだ早めの夕方なので、俺以外に人は少ししかいない。


「すみません。」


「はい……あ、カイン君!久しぶり。最近、ギルドに来てなかったけど、どうしたの?」


「最近って言いますけど、たった数日じゃないですか。ちょっと一悶着あったんで、忙しくて来れてませんでした。」


ギードから俺のミミックの件は聞いてないらしい。


それなら、わざわざ言って心配かける必要はないだろう。


「そう。大丈夫なの?」


「はい。解決したので、これからまた来ますね。」


レベルは上がりきっていないのだが、数千の域で停滞している。


ステータスもフルで使えない。


サータとミミック曰く、一時的に魂がキャパオーバーで処理が滞っているらしい。


「それならよかった。今日は何の用?」


「あ、そうでした。ギードさん、いますか?」


「主人なら【月夜】の人達と隣国の魔物大暴走(スタンピード)を止めに行ったわ。どうせ隣の国にまで行くなら、ここの支部のギルマスを早く決めちゃって、本部に戻ればいいのに。」


「あはは、そうなんですね。いつ頃帰ってくるかわかりますか?」


なんて返せばいいかわからないので、適当に相槌を打ちながら質問する。


「うーん、一週間くらいかしら。」


「わかりました、ありがとうございます。一週間後くらいにまた訪ねるので、僕が会いたいって言ってたと伝えてもらってもいいですか?」


「分かったわ。」


「で よろしくお願いします。それでは、今日はこれで。」


「ばいばーい。」



俺はギルドを出た足で、そのまま寿司屋に向かいつつ、考え事をしている。


『ミミックが生きてた時代ってどんな感じだったの?』


『んー?この時代よりかも、科学技術も魔導技術も進んでた。』


『ほう。なら、ゲームとか知ってるか?』


『おう、あれだろ、魔法がなくて科学だけの場合だったらの世界を体験するやつだろ?』


……。


『マスターの世界とは歴史が異なるので、ゲームの内容が正反対になったんだと思います。』


『そうなのか?魔法しかない世界ってか?つまんねーの。』


『俺のいた世界は魔法がないからみんなの憧れだったんだよ。』


『ま、文化にもよるってことだな。』


『そうだな。』



ーガラガラガラー


「いらっしゃい……って、カインか。久しぶりだな。てっきり、毎日来るとばかり思ってたぞ。」


「俺もそのつもりだったんですけど、野暮用が入りまして。」


「そうなのか。何だ?ハロワにでも行ってきたのか?毎日寿司なんか食べてたら、そりゃあ破産するわな。で、今日は何にするんだ?」


(まぐろ)の竜田揚げ定食で。……頼んでおいてなんですけど、寿司屋と場違いな気がするんですけど。」


「ん?あぁ、お前の紹介でアードってやつが来てな、寿司以外の日本食も食わせろって言ってきたから、作れそうなのを見繕って、メニューに追加しておいた。」


「あー、あいつ、来たんですか。」


「あぁ。お前の知り合いなんだろ?もっと言ってやってくれよ。値下げしろってうるさくてさぁ。」


大将は話しつつ、レモンと千切りキャベツの添えられた鮪の竜田揚げ、白米、味噌汁がお盆に入れられて俺の前に運んでくる。


「お待ち。」


「アードはああ見えて大手のタクシー会社の社長なんで金持ちですよ。……いただきます。」


「はぁ?あのケチ臭い野郎がか!?」


「本人曰くそうらしいですよ。アードタクシー会社って名前です。……竜田揚げ美味しいです。」



「ふぅ、食った食った。美味しかったです。もう少しおかずの量が欲しいですけど。」


「うーん、今度からは刺身もつけようかな。」


「いいんじゃないですか。」


「じゃあ検討しておくよ。で、お会計は………



翌日、6時間目の授業


「今日は、ダンジョン遠征についてです。」


遠征?試験じゃなかったっけ。


「皆さんは最近魔物大暴走(スタンピード)のあったダンジョンに行こうとしてきましたよね。もちろん、危ないので学園側は許可を出せません。それで、隣国にあるSランクダンジョンを攻略してもらうことにしました。隣国とは言いますが、海を挟んだところにあるシャーベットという島国なんですけどね。クロム君とリーシヤさんは貴族ですし、交友関係くらいあるんじゃないですか?」


先生が〈描絵(デザイン)〉という〈無属性魔法〉で地形図を描く。


よくあるラノベ展開みたく、日本と形が同じ……ということもなく、マダガスカル島のような大きな島と、小さな島々が大陸に沿って浮かんでいるだけだった。


俺の感想、名前が美味しそう。


久々にジェラート系のアイス食べたい。


「出発は明日です。」


そうか、明日か。


………。


「「「明日!?」」」


「はい。申し訳ないのですが、これ以上遅くすると、他のクラスと日程等が変わってしまいますので。それで、荷物とか当日の流れとかはこの冊子を見ておいてください。一応、今から読み合わせもしますが。」


先生はそう言いつつ冊子を全員に配った。


「メラスさん、メラスさん。起きてください。」


「すーすー。」


「メラスー、起きろー。起きないと〈雷魔法〉使っちゃうよ。」


リーシヤがそうメラスを脅す。


「すーすー。」


しかし、無反応。


「仕方ありませんね。〈悪夢の幻惑(ナイトメア)〉。」


先生が魔法を使ったのに、魔法陣が現れない。


「……はっ!」


しかし、メラスには何らかの効果があったらしく、目を覚ました。


「起きてください。今から、冊子の読み合わせをしますよ。皆さん、1ページを開いてください。ここに書いてある通り、明日出発して明後日に港町に到着する予定です。その後、七日間船に揺られて、シャーベットに向かいます。」


『魔法陣がない理由は【属性魔力】ですね。マスターが習った通り、魔法陣は魔力を属性に合わせて変換するためのものです。ですから、もともと属性を持つ魔力を持っていたのなら、魔法陣は入りません。とはいえ、魔法陣があった方が魔法は暴走しにくく、安定もしますが。ちなみに、魔神も【属性魔力】があったため、魔法陣が必要ありませんでした。』


『な、なるほど。今の魔法の効果は?』


『術式が難解で、ぱっと見では解析出来ませんでした。名前と、属性から推測するに、〈精神魔法〉や〈幻影魔法〉の類のようです。』


『おけ、ありがと。』


『おい、俺には訊かないのか?』


『え?だって、訊いても分からないだろ?』


『いや、多少は分かるぞ。』


『え?』


『あれ、神の力が混じってる。』


『『は?』』


俺とサータの声がハモる。


『何だったか…意神(いしん)だったっけな。心を司る神の権能が垣間見えた。意神以外にも、夢幻神(むげんしん)の権能もある。』


『……あり得はします。ですが、意神はともかく、夢幻神は上位神(じょういしん)ですよ?その域に天罪者でも、美天(びてん)者でもなくその域に到達していると?』


『なくはないだろ。ギードとかいうやつも中位神よりかは強いだろ。』


『まぁ、ですね。』


『何がどうしてどうなった。』


二人が何かすごい会話をしているが、俺にとってはさっぱりだ。


『おう、悪いな。要するに、めっさ強力な神の力にもあいつは劣らないってことだ。』


『認めたくはないですが、私もそうだと思います。』


『じゃあどうすればいい?記憶の片隅にでも入れとく?』


『いえ、今のところ敵意は感じませんし、無差別に人を殺すような性格でもなさそうなので、気にしなくてもいいと思います。』


『俺もそう思う。あいつからは微塵の悪意も感じない。』


『わかった。』


「次は7ページを見てください。」


俺は上の空で聞いていた先生の話の内容に驚愕する。


荷物が多い!


俺とミレアは【ポーチ】があるし、リーシヤとクロムは高級な〈空間収納〉の魔法道具(マジックアイテム)があるだろうからいいけど、メラスはハードどころじゃない。


自分の体だけで運べる量じゃない。


それに、日常的に家にないようなものもある。


今日、帰ったら色々用意しなきゃ。

雑談12/18

やりたいことが多過ぎます。執筆したいことも何ですけど、他にも趣味とかでやりたいことが多く、時間を有効活用できるように、この話は本気で執筆しました。やれば一日で改稿できるものですね。受験明けたら新しい趣味も始めたいと思っているのですが、執筆ペースは落ちないように頑張ります。多分落ちない、と思いたいです。

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