vs魔神①
修正点12/6
【万物感知】はエクストラスキルのその他、【思考加速】はエクストラスキルのバフ系です。「勝利」の話より前の部分を直しました。他はなぜか合ってた。
お知らせ12/7
12/23くらいから改稿が不可能になるか、盛大に遅くなる予定です。詳しくは後日お伝えします。ご了承よろしくお願いします。
改稿済みです。
俺は慌てて家を飛び出す。
空は赤黒あ血のように染まり、黒褐色の肌の、黒の蝙蝠の翼を持つ、男が浮いていた。
さらには、その男の真下に父さんと母さんがいる。
「はーっはっはっは!人よ、よくぞ我の封印を解いてくれた!感謝するぞ。お前らだけは殺さずにおいてやる。」
「【鑑定】。」
男に聞こえないほどの小さな声でスキルを使う。
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Ω
年齢 99999999999999999999…
性別 無性
種族 上位神、魔神、悪魔帝王
ランク z+
状態 健康
武器 神殺の魔槍 ロンギヌス
装備 邪呪の魔服
レベル 999999999999999999999…
HP 9999999999…/9999999999…
魔力 9999999999…/9999999999…
スタミナ 100%
力 9999999999…
敏捷 9999999999…
耐久 9999999999…
精神 9999999999…
知力 9999999999…
器用 9999999999…
運 9999999999…
[エクストラスキル]
{バフ系}
絶対貫通
[ユニークスキル]
{実技系}
法則支配
{バフ系}
無限の成長
不滅
{その他}
絶望者
[ゴットスキル]
{実技系}
万象之王
終焉之神
{バフ系}
超越之神
{その他}
森羅万象
[固有スキル]
万象殺戮
願望実現
[種族スキル]
実体化
非実体化
魔法合成
不老不死
[魔法]
創造魔法
破壊魔法
虚無魔法
万象魔法
[固有魔法]
超越魔法
神殺魔法
[種族魔法]
精神魔法
[奥義]
破滅之閃光
終焉之魔紅閃
殺戮領域
神魂貫殺槍
霊魔量物吸崩圧縮槍
・
・
・
[称号]
天罪者
神殺し
神の殺戮者
神の敵対者
悪魔の王
絶望者
最悪の魔王
望む者
最凶の魔神
世界の破壊者
全てを殺す者
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勝てるわけないやん。
ゴットスキルを4つ、固有スキルが2つ、ユニークスキルも強力そうなのを3つ。
で、ダメ押しのステータスカンストに数え切れないほどの奥義。
称号も物騒なもののみ。
無理やろ。
しかも封印されてたって……。
魔神で上位神?
そんなもんラスボスだろ!
いや、裏ボス、追加コンテンツのボス、チーター……そのレベル。
俺、まだ小1の歳だよ?
こんな歳で出てきていい代物じゃない。
父さんと母さんには悪いが、逃げよう。
命は惜しい。
「【転移】。」
……発動しない。
うん、どうせ出来ないとは思ってたよ。
「貴様…。この我を鑑定するとは舐めた真似をしてくれる。その上、両親を見捨てて逃げるのか。」
「「カイン!?」」
両親が、俺の登場に驚く。
まじか。
バレた。
鑑定されたのはわかるかもしれないが、親子ってどこまで見抜いたのか。
魔法陣がなかったけど、鑑定系の魔法でも使われたか?
「どうしてお前がここにいるんだ?」
「学園が休みだったので、帰ってきました。」
「我を無視するか。おい、そこの人。」
俺に指を指して言ってくる。
その動作一つ一つに魔力が乗っているのがわかる。
魔力を見るスキルのない俺ですら感じ取れるほどの、膨大な力。
その力は余波だけで、周りにいる人々全てを萎縮させる。
「僕ですか?何かようですか?」
俺も例外ではなく、魔神に畏怖している。
それなのに、何も恐怖がない。
「お前はその二人の子供か?」
「えぇ、そうですけど。」
「ならば見逃してやる。その二人と逃げるがいい。」
「それはそれはありがとうございます。ところで、父さん、母さん。何があってこうなったんですか?」
「いや、私もよくわから…「二人で山に行って野草を取ってたら光ってる石を見つけたの。それで持って帰ってきたらこんなことに。」
やっぱ母親の方が肝が据わっている。
けど……。
「魔神さん。」
「あ?」
「何故、こんな辺鄙なところに封印されていたんですか?しかも、山中に放置されるくらい杜撰に。」
「知らんな。俺は北の大陸にいたはずなんだが。気づいたらここだった。」
「そうなんですか。心当たりはないんですか?」
「ねーよ。なぁ、ガキ。さっさとどっかに行かないと、うっかり殺しちまうかもしれないぞ?」
「それは怖い。」
「けっ、気色の悪いガキだ。」
絶対的な力の権化。
それに恐怖を微塵も抱かない。
「父さん、母さん。とりあえず、逃げましょう。」
「俺はお前たちがここからいなくなったら、これを見た人族も、そこらに蔓延る魔物も、天からこれを監視している神々も、全て滅ぼす。余波に巻き込まれたくなかったら、大陸の端くらいまでには逃げるんだな。…まぁ、うっかり世界を滅ぼしちまうかもしれないが、その時はすまんな。」
「ご忠告、ありがとうございます。」
「おい、カイン。こんなことを言ってるやつを放置していいのか?」
「ご近所さんが殺されちゃうかもしれないのよ!?」
「実は、僕はこの前【鑑定】スキルを入手しました。それで、今、あの魔神を見ました。魔神のステータスは、Sランク冒険者よりかも遥かに高く、無数の強力なスキルも持っています。抵抗するだけ無駄です。無駄死にしますよ。」
「その通りだ。さっさとふせろ。そしたら全員皆殺しだ。」
その言葉には莫大な魔力が宿っており、さながら言霊のようになっている。
そして、その力を受け、あたりの住人は卒倒したり、慌てふためいたりする。
「何故封印されていたのかに関わらず、解いてしまった要因は私たちにある。それなのに、無視して帰ることなどできない。」
「私があの時あの石を拾わなかったら‥。カインの危険はわかるけど、皆さんを置いてなんか行けないわ!」
俺の両親は根っこからのいい人らしい。
「わかりました。僕が魔神を殺します。」
「「え?」」
「ほう。」
「なので、父さん母さんは戦闘に巻き込まれないように注意してくださいね。」
俺の体の奥底で、何かが鼓動する。
「我を殺す?レベル500程度が粋がるな。いいのか?今、お前はとんでもなく弱くなっているのだろう?」
鑑定系のスキルか何かを持っているのだろう。
「構わん。それくらいでお前如きに負ける由はない。」
『ミレア。支援頼む。』
「くくく……。いいだろう、かかってこい。」
「〈神威力…「甘い。〈魔法破壊〉。」
ミレアが人混みに紛れて〈支援魔法〉を使おうと試みる。
しかし、魔神が魔力を飛ばし、魔法陣を壊してしまった。
『ミレアは魔法で住人を守ってくれ。』
『分かった。で、勝てなそうだけど、どうするの?』
『安心して。策がある。』
『へー。信じてあげるけど、死なないでね。』
『あぁ。』
「待たせたな。」
俺は【ポーチ】を使い、ミミックセットに着替える。
「作戦会議はもういいのか?」
「問題ない。待っていてくれて助かった。」
「気にするな。久々の戦いがすぐに終わってしまってはつまらんからな。」
「存分に楽しませてやる。」
「「カイン…!」」
アリナとドランの悲痛な声が聞こえる。
「さぁ、どこからでも攻撃するがいい。初撃は譲ろう。」
「その前に、一つ話しをしないか?」
「何だ?命乞いか?格好がつかないぞ。」
「天罪者ロンギヌス。」
「……。」
「勇者に殺されたと聞いて、心配していたが、お前も随分と堕ちたものだな。」
「何様のつもりだ?擬態に魅入られたからといい、生まれて間もない天罪者が粋がるな。」
「お前の真の目的は何だ?神を殺し、国を滅ぼされた復讐をすることだろう?」
「どこでそれを知った?」
「それなのに、力なき人族を殺して傲慢になるとは、烏滸がましい。お前はこの世界に生きる生命の、希望だっただろ!神に牙を向ける、英雄だった。もちろん、俺もそうだった。」
「まさか…!」
「ちょっと見ないと思ったら、本来の目的から迷走して、希望を捨て、神殺しを諦めているとはな。何か理由でもあるのか?それとも、勝てないから止めた、とかそんなことじゃないよな?」
「ミミック。世界は変わった。決して覆せない。全ては最高神の手の平の上で踊らされているだけに過ぎない。」
「そうか。一度滅んでその根性を叩き直せ。ロンギヌス、お前に喝を入れ直してやるよ。」
「ミミック、かつての同志として言わせてもらう。いくら強くなっても手の届かない高みは存在する現実の残酷さをお前に教えてやる。」




