作戦会議
修正点9/24
入試②のギードの【幻想世界】を【精神世界】に直しました。
追伸9/24
領主とカインの契約を、素材半分から1/8に変更しました。
ミレアの使える魔法で、土魔法を消しました。
ステータスに経験値を追加しました。
修正点9/25
学園に制服がないことを入学式の話に追記しました。
『報告です。』
『どうしたー?』
『先程の襲撃者の武器がわかりました。』
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蒼輝の聖細剣
種類 レイピア、聖剣
階級 創世級
[スキル]
細剣術強化
[エクストラスキル]
絶対貫通
破壊不可
神速
HP吸収
魔力吸収
[ユニークスキル]
蒼輝
吸収
[ゴットスキル]
???
[奥義]
蒼の一閃
蒼光輝
吸魔
吸収
断罪の一閃
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『えーっと3つ質問です。』
『はい。』
『創世級って俺の剣より強いってことだよね?ゴットスキルは創世?からつくってこと?』
『100%ではありませんがほぼその認識であっています。』
『2つ目は奥義って?』
『これは有名ですね。スキルとは違う自分で編み出した技です。自身に宿る場合と、もともと武器に宿っているものの2パターンがあります。』
『最後に、なんで剣は【鑑定】できたの?』
『【鑑定】できませんでした。ただ、この武器は少々有名ですので【叡智】に載っていました。
『【叡智】様々だな。ありがとな。』
「じゃあ作戦会議しますか。」
「「「……。」」」
みんながこいつ何言ってるんだいう目で見てくる。
「いや、ね?さっき先生も騒ぎが落ち着くまで教室で待機って言ってたじゃん。」
ドームスもとい先生は騎士団に通報をするから落ち着くまで教室で待っていろと言い残し、職員室に戻ってしまった。
「僕はSランクダンジョンがいいと思うな。」
おぉ、王子さんが反応してくれた。
「クロム王子、その理由はなんですか?」
「あっ、呼び捨てでいいよ。それでさっきの全身青づくめの人とカインの攻防戦を見てたらカインならSランク冒険者に匹敵してるんじゃないかなって。」
底辺のSランクなら匹敵してるかもしれないが、ギードに勝てと言われたら十中八九無理だ。
正直、テストの際は手を抜かれたと思ってる。
ギードはあの霧の世界を独創世界と言っていた。
サータもまた影の空間を独創世界と言っていた。
執行者とやらは低位の独創世界を破るのに奥義かスキルがわからないが何かを重ねがけしていた。
俺ですら敵わない人物がそこまでしたのに、より上位の世界を俺が壊せるはずがないからだ。
「一応僕はもうSランク冒険者ですよ?最底辺でしょうけど。」
「………は?あの人外の一員なの?」
公爵令嬢のリーシヤが驚きの声を上げる。
「いえ、現役のSランク冒険者と戦ったら勝てる気しません。」
「ミレア、そう言えば先生がミレアもSにしてくれるって言ってたよ。【月夜】もSランクパーティーだから、そのリーダーが推薦してくれてるからなれるから今度カードの更新に来いって。」
ミレアも冒険者資格を取っている。
入試の前の二年間の間に取った。
領主に頼んで推薦状を書いてもらった。
「二人ともすごいね。それと、もっと気楽に接してくれていいよ。タメ口で構わないし。」
「私もタメ口でいいわよ。」
そういうのなら俺口調に戻すか。
「助かる。ここに担任も同行するって書いてあるから危なくなったら先生が助けてくれるってことだよね?なら、最悪を考えてもSランクダンジョンで問題ないか。」
「ねぇ、カイン。」
「ん?」
「パワーレベリングってありなのかな?」
「「……。」」
あの二人はパワーレベリングを狙っていたらしい。
俺もミレアをパワーレベリングでレベルアップさせた以上、俺も同じようなものなんだが。
「俺は別にいいけど。こういうのは二人の方が詳しいと思うんだけど、パワーレベリングって法律的にありなの?」
「パワーレベリング禁止法なんてものはないよ。」
「私も知り合いの冒険者の方からパワーレベリングはやると他の冒険者から疎まれるって聞いたことはあるけど、お金持ちの家の子はよくやるらしいわよ。」
「ならやろうよ。私も100は超えてるから少しは手伝えるはず。」
「メラスは嫌とかあるか?」
「……。」
「おーい、おーい。…起きろや!」
肩を掴み思いっきり揺さぶる。
「……はっ!?な、何!?地震?天変地異?禁忌魔法!?」
寝てるとは思ってたけどやっぱり寝てた。
『執行者とやらの取り巻きと戦っていた時から寝ていました。』
「今、新入生テストのダンジョンは近場のSランクダンジョンにしようって話してたんだけどメラスはそれでいい?」
「よくわかんないけどいいよ。」
ホントによくわかってなさそう。
「じゃあ次は構成かな?俺は魔法も使えるから前衛でも後衛でもいいよ。」
【詠唱破棄】を獲得してから、毎日のように魔法を使っているので魔力総量も、魔力操作技術も上がっている。
ちなみに、ステータスは筋トレしたらスタミナの持続力が伸びたり、力が上がったりする。
それ同様に、魔力は使えば使うだけ伸びる。
「僕は剣を使うから前衛かな。」
「私は〈魔法使い〉だから後衛で。ミレアは前衛っぽいけどどうするの?」
「私は双剣を使うけど、回復系の魔法も得意だよ。だから中衛かな。」
「メラスって何の武器使うんだ?」
反応がない。
…またか。
「〈閃光〉。」
メラスの目の前で光を放つ。
「うぅ…まぶしい。」
「どんな戦い方するんだ?」
「背後から忍び寄ってこう、ザクッと。」
アサシンじゃないですか。
この子、行動に反して怖い。
「なら、カインには前衛に来てもらって、僕とカインが前衛。ミレアとメラスが中衛で適宜行動してもらう。リーシヤが後衛で魔法での攻撃って感じかな?」
王子ことクロムが俺に問う。
なんで俺に訊くんですかね。
「いいと思う。あ、新入生テストって練習日とかないよね?」
「いや、1、2回担任とダンジョンに潜るって書いてあるよ。」
ミレアが教えてくれる。
「おー。なら、それが終わってから放課後とかに練習でもする?」
「僕はいつでも平気。」
「私も平気ね。」
「私はグダグダする用事が…」
俺の次に大人のはずのミレアが何か言っている。
「そんなこと言ってると日本食食わせないぞ。」
サータに味噌や醤油の作り方や、日本の魚や米に似た品種を教えてもらい、日本食を作っている。
前世で自炊していたおかげで、料理はおちゃのこさいさいだ。
「やります!いつでもばっちこいです。」
「日本食?何それ?」
メラスが起きていたらしく、尋ねてくる。
「私も気になるわ。」
「たしか日本って国の料理だよね?転移者や転生者たちが寿司って料理が美味しいって言ってたな。」
流石は王子、転移、転生者と交流があるのか。
「じゃあこの後家に来るか?あ、でも寮の規則ってどうなんだろ?」
「6時くらいまでに帰ればいいらしいよ。夕飯も寮で食べても食べなくてもいいみたいだし。」
ミレアは俺と一緒に住んでるはずだが、寮について詳しい。
ミレアの方を見ると、寮について書かれたページを見ていた。
ミレアってこういうのちゃんと読む派なのか。
ちょっと意外。
俺はもちろん読む派、
「なら僕は是非とも行かせてもらうよ。」
「私も行きたい。」
「いく。」
メラスが寝かかっている。
「わかった。」
俺はカバンからメモ用紙を取り、自宅への簡易的な地図を書く。
「これ、俺の家の場所。用意とかして待ってるから、ミレアとお先に失礼するよ。」
「あれ?ミレアと一緒に住んでるの?」
「ん?言ってなかったっけ。」
「言い忘れてたね。私、カインとは幼馴染だから家事とかを分担する代わりに居候させてもらってるんだよね。」
「へー。ちょっと期待したのに。」
期待って…。
恋愛的な関係ってことか?
「期待?」
ミレアがリーシヤに聞き返す。
「恋人的な関係だったら面白かったのにって思って。」
「そんなんじゃないよ。ただの友達だよ。」
「案外カインの方はそう思ってないかもよ?」
「友達って思ってるから。変なこと言わないでくれ。」
流石に、俺もミレアも精神年齢二十歳越えとして小学生の歳の見た目の相手を好きにはなれない。
「ふーん?」
ーガラガラガラー
「みなさん、どうです?進んでますか?」
「ぼちぼちですね。」
俺がそう答える。
「今日は急遽、下校という形になりました。ホームルームなどもなしで解散とするので、速やかに下校お願いします。遊びに行ってもいいですが、気をつけてくださいね。それでは、解散!」
ベストタイミングだな。
「じゃ、また後で。」
「ばいばーい。」
「【転移】。」




