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いつも閲覧していただきありがとうございます。
全体改稿も順調。
新しいお話や設定調整が着々進行中。
爆風の衝撃で触覚がピリピリしている。
幾分フラフラするがとにかく今はそれどころではない。
お嬢!?
お嬢大丈夫ですか!?
上手く言うことを聞かない体に鞭を打って
背中に乗っていたお嬢を確認するがそこにお嬢はいない。
ぼやけていた視界がクリアになってくると、
遺跡の入り口にお嬢と女神様が立っていた。
急いで駆けつけると女神様がお嬢を抱きかかえており、
私に気が付いてお嬢を渡してきた。
どうやら地形を見る限り女神様が私たちを
守ってくれたらしい。
「ふふ、危なかったわね。」
余裕のある声でそう答える女神様。
でもなんだかさっき見た時より透けてません?
「あぁ、さっきの爆発で依代がダメになっちゃってね。
ここでのお仕事はもうできないみたい。」
その言葉に冷や汗が止まらない。
獣人たちの聖域で遺跡ごと女神様の依代を破壊。
こうして端的に状況を整理してみても
無事で済みそうな単語が一つもない。
「大丈夫よ。あのプレートを貸してもらえるかしら?」
そういって私が持っていた銀プレートを女神様に差し出す。
それを女神様は人差し指で簡単に触れる。
「獣人さんたちに会ったらこのプレートを出しなさい。
それで大丈夫よ。」
え?
こんな状況にしちゃったのにそんな簡単に?
正直女神様本人のメッセージだとしても
不安がぬぐえないこの状況。
今もなお、後ろで火柱あげながら地面に沈んでゆく遺跡。
あれが許されるって・・・。
まぁ、神様パワーというのかな?
「・・・ごめんね?」
そんな私と女神様のやり取りの中に入り
珍しくも素直に謝るレガ君。
「もう、あなたは相変わらずなんだから。」
やれやれといった苦笑を見せながら女神様に、
バツの悪そうな顔をするレガ君。
「カニ太郎君もこれから大変だと思うけど頑張ってね?」
私に向き直りそういう女神様。
その一言に瞬間考え込む私。
これから大変?
いや、現状がすでにベリーハード何ですが?
ここからナイトメアにでも突入するとでも?
私の鼓動が高鳴る中。
「・・・大丈夫、カニ太郎には私が付いているから。」
お、おま!
おま!!!!!!
この惨状を作り出したお前がいうのか!!!
見てみ!?レガ君!!?
遺跡こんなにしちゃって。
私が示す既に原型を失ってきた遺跡を眺め。
「・・・。よーし、よーしダイジョブだよー。」
私を抱きしめて落ち着かせてくるレガ君。
っくっそ!
私がこんなに慌ててるのはレガ君のせいなんだからね!?
完全にかみ合っていない私たちを眺めて苦笑する女神様。
「確かにカニ太郎君としては不安かもね?」
そういうとどこからともなく光に包まれた精霊が
私たちの目の前へやってくる。
「およびですか!?」
この感じは先ほどレガ君にひどい目に
あわされていた精霊さんのようだ。
「あなた命じます。カニ太郎君たちのサポートしなさい。」
数秒だろうか。
たっぷり間を取ってから女神様にかしずいていた精霊が
こちらにゆっくりと振り向く。
やっべ。
すっごい悲痛な表情してるんだが。
心の底から伝わってくる精霊さんの気持ちに、
私何もしていないのにすごい罪悪感にかられてしまう。
「あの・・・。」
何か言いたげに女神様に話しかける精霊さんだが。
「お願いね?」
そういって透けていた女神様の体が急速に薄れ、
瞬く間に消えて行ってしまった。
こうして一人残されてしまった精霊さん。
やめて、その目で私を見ないで。
心が、心が締め付けられる。
そんな悲し気な精霊さんをレガ君が掴む。
「・・・大切にするね。」
そんな、ペットを買ってもらった子供がたてる
不動のフラグを立ててくるレガ君。
っくっそ!
おま、こっちみんなや!
お願いします!!!
そんな目で私を見ないでぇーーー!
こうしてようやく獣人の依頼を果たした私たちは
成果を報告すべく帰路へとつくのであった。
今回のお話の区切りは獣人の里のところまで。
そしてついに奴が来る。




