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更新が遅れてしまい申し訳ありませんでした。
赤が危険な警告色というのはどこに行っても変わらない。
この耳障りな音も相まって、どうやら良くないことが
現在起こっているらしい。
ただ問題はこの石造りにしか見えない遺跡に
なんでそんな機能が付いているのかと、
なんでその機能が作動しているかだ。
でも原因に心あたりはあるんだよなぁ・・・。
お嬢が、警戒を強めて退路に向かおうとしたその時。
(ゴゴゴゴゴゴ・・・)
近くの壁が崩れその向こう側からレガ君が現れる。
そして先ほどのド派手な衣装の面影はすでに消え失せ
むしろズタボロになった装飾が眼を放した隙に
何をやらかしてきたのかを如実に表している。
そんな姿のレガ君に何があったのか聞こうとする前に
向こう側から片手を前に突き出し。
「・・・説得できたよ。」
そういってレガ君を散々挑発していた精霊を
私に見せてくる。
レガ君の手に収まる精霊さん。
何だかぐったりしているんだけど
大丈夫だよね?死んでないよね?
そうした私の心配を察したのかレガ君が
精霊を握った手をぶんぶん振り回すと。
「乳さいっこおぉおーーーー!」
悲鳴というには何とも痛々しい叫び声を発する精霊さん。
「・・・ね?」
ね?
じゃねぇよ!
おま、これ説得じゃないから。
「・・・でも。」
そっと視線をお嬢に合わせるレガ君。
「何よ?」
レガ君に見つめられ負けじとガンを飛ばしてくるお嬢。
正直レガ君の言いたいことはわかった。
だけどあれは悪い例だから。
勉強熱心なのはいいけどあれは悪い例だから。
そう言い聞かせながらゆっくりとレガ君の手を紐解き、
握られた精霊を取り出す私。
瀕死の精霊はフラフラと飛行しながら女神様の手へ。
「ふふ。遊んでもらったの?」
この現状を見てそう言える女神様も相当ぶっ飛んでいる。
「でもあなたの雑なところは相変わらずね。」
「・・・今はレガ君だよ。」
若干驚いた風の女神様が私を見つめてくる。
何か感慨深げなまなざし。
だが、今はそれどころではない。
目下警告色と警告音のオンパレードである。
レガ君?一体何やらかしたの?
私が女神様からレガ君へ視線をずらすと
妖精を握っていたのとは別の手に持っていたものを
口の中に放り込んでいる最中だった。
レガ君の中から聞こえてくる金属音に嫌な予感がする。
「・・・ほごふご。」
レガ君、食べながらしゃべっちゃダメでしょ?
私の忠告にうなづきながら飲み込むと。
「・・・とれたて。」
そういってもう一度何かを頬張り始める。
「それって・・・。」
女神様が何かに気が付いたのか姿を消した。
ほくほく顔で貴金属を頬張るレガ君。
この状況下でなければ微笑ましい限りだが
今はそれどころではない。
「早くいくわよ!!!」
既に出口に向かって進んでいるお嬢。
もう、みんな毎度毎度自由なんだから。
もごもごハムスター状態のレガ君を引っ張りながら
お嬢と合流して出口へ向かう。
そうして外の光が見えてきたその時。
「・・・ん?」
レガ君が不意に後ろを振り向くと、
遺跡の奥から強い熱風が吹いてくる。
「急いで!!!」
何かを察したお嬢が私に飛び乗り詠唱を開始する。
奥から流れてくる風の温度がだんだんと上がってくる。
もう一体何が起こってるの?
遺跡の出口に差し掛かったタイミングで後ろを振り向くと
暗闇に包まれてた遺跡の奥が一瞬赤く光ったかと思うと。
次の瞬間。
激しい振動と共に遺跡の奥から爆炎がこちらに向ってきた。
お嬢はそれを確認すると魔法で防護壁を展開する。
タイミングはほんの数秒。
展開された防護壁に膨大なエネルギーがぶつかり
それに押し出されるような形で私たちは遺跡の外へ
勢いよくはじき出された。
なんかうまいことまとまらない。
表現とテンポの難しさを改めて痛感。




