エッセイ「片目をつぶるクセ」
目をつぶる時に片方だけつぶるクセがあります。
いつそうなるかというと、朝起きてすぐにスマホの画面を見る時です。しばらくの間、片目を閉じてもう片一方の目だけで画面を見るようになってしまってます。
どうしてそうなるかというと、片方の目の乱視がひどいから。視力検査の時のあの輪っか「ランドルト環」が大体何箇所か切れて見える状態です。昔は「輪っかがミツワ石鹸みたいになる」とか言ってました。なので両目でスマホの画面の文字を読もうとすると文字がぶれてうまく読めない。つい片目で見ることになります。
いつからこんな風になったかなと考えてみて、思い出したことがありました。
ずっとずっと昔ですが、母がこんなことを言ったことがあるんです。
「この子また片目だけ開けて起きとう」
私は視力が悪くなり始めた小学校の頃からほぼ変わりません。当時からもう乱視も入っていて、近年では乱視がちょっとだけ悪くなってますがほぼ変わらない。なのでそう言われたのは、多分高校の頃だったと思うのですが、すでに起き抜けなどに片目で物を見るようになっていたのかも知れません。今ほど意識はしてませんでしたが。
テレビやパソコンのモニタなどを見る時はあまりそんなことはないんですが、スマホの画面は両目だと本当に読めない。文字がいくつも重なるので、ついつい片方閉じて見ることになります。
これを書きながらも片目ずつパソコンの画面を見てみたら、片方ではきちんと見えるのに、もう片方だと文字が何重かになっていて非常に見にくい。
近視と乱視、そこに年齢から老眼も入ってると思うんですが、普段は裸眼で生活していて、そこそこの距離のものならそのまま見てますし、手元も何もなしにかなり小さな文字まで読めています。
なので起き抜けのメガネもなくてそのままスマホの画面を見る時、どうしても片目になるんですね。
本当はよくないと分かっているんですが、ついついそうしてしまいます。手元を見る用のメガネを作ってかけたらそういうこともなくなるのかなあ。
百均で手元の細かい作業をする時用のメガネを一応買って、家と実家に置いてはあるんですがほぼ使ってません。それを考えるとどうにももったいない気もするんですよね。
妹は元々視力がよかったからか、かなり若いうちから老眼がきていて、専用のメガネを買うとどれだけ楽かを力説されたんですが、なんとも中途半端な視力の持ち主は中途半端に物が見えたまま満足していてそのままになっています。 今朝も片目をつぶってスマホを見てましたし、明日もきっとそうなることでしょう。




