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noteの小部屋  作者: 小椋夏己
20260723(木)「熱帯夜」からはじめるnote・シロクマ文芸部

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詩

熱帯夜


熱帯の夜


熱帯の地の夜


常夏の地の夜


思い出すのは旅先の夜


南半球の星座の下


じりじりと燃える油の匂い


南国の木々を照らすランタン


倍音響くガムランに乗り


トランスに揺れる怪しい仮面


神々の永遠の戦いの物語


いつまでも続くような夜


ああ、面白かったな


もう一度行きたいなあの国に


そんな思いにはかすりもせず


単に数字で25度以上の夜


この熱帯夜の憂鬱なこと


せめて楽しいことでもあれば


バカンス気分にでもなれれば


焼けつく暑い夜も我慢できるが


あいにく明日もいつもと同じ


普通の一日


それが終わればいつもの熱帯夜


絶対にいつかもう一度


あっちの熱帯夜に行ってやるんだもん!

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