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詩
サンダルで雨上がりの街に出た
晴れた昼下がり、中天から降りてくる光
道路のあちこちで鏡がピカピカに光っている
鏡の数だけ空と雲と木と鳥と街
無限の私を見たくて覗き込む
そこにあったのは水たまりだけ
近づくと映らなくなる不思議な鏡
鏡の世界に入れてもらえない私
ならば自分から入ってみようか
素足にサンダルの足で水たまりの上
途端に飛び散る無数の水滴
浮かぶ水滴に無数の私
素足の私
水滴はやがて地面に落ち
無数の私も消えていった
残ったのはただの水たまり
そして素足にサンダルの私だけ
子どものように
いつまでもいつまでも
水たまりを踏んで歩こうか




