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noteの小部屋  作者: 小椋夏己
20260702(木)「水たまり」からはじめるnote・シロクマ文芸部

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詩

水たまりに取り残された魚が一匹


大雨で川が増水したためだろう


道であった場所に一時的に水がたまった


雨が上がり


川がいつもの高さに戻ったら


魚は地上に取り残されてしまった


空は晴天


遅かれ早かれ水たまりは干上がるだろう


このままだと魚も一緒に干上がるしかない


目と鼻の先に魚がいただろう川がある


ほんの一回ジャンプをすれば


魚はきっと元の川の中


だけど水たまりの中の魚には分からない


外にそんな世界があるなんて


中にいる時には分からないものだ


もしも分かったとしても


飛ぶ方向を間違えれば道の上


勇気を出しても道を失うこともある


命を落とすこともある


いつ飛ぶか


飛ばないのか


それとも


魚は思い切ったように高く飛び上がった


果たしてその先は


どちらにつながっているだろう

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