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noteの小部屋  作者: 小椋夏己
20260618(木)「雨宿りから始まる作品・シロクマ文芸部」

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エッセイ「雨宿りレベル3」

 雨宿りにもレベルというかランクというかがあると思います。


 細かく分けていったらキリがないので、ここではとりあえず「イージー」「ノーマル」「ハード」の3つに分けてみますか。


 例えば学校帰りに雨が降ってきて、ちょっと雨宿りとどこかの軒下に入って待っていたら雨がやんだというのは、レベルで言うと一番下の1の「イージーモード」、街を歩いていたら急な雨、どこかの喫茶店にでも入ってお茶でもしながらの雨宿りは2の「ノーマルモード」という感じかな。


 そして私はつい近年、おそらくレベル3の「ハードモード」の雨宿りを経験しました。


 それは「EXPO2025大阪・関西万博」での出来事、日にちは8月24日日曜日の夕方です。


 その日は相方のプログラマT氏、それから妹とその娘の姪っ子Iちゃんと4人で万博に行ったんですが、「アオと夜の虹のパレード」という噴水のショーを見た後、突然の雷雨に襲われてしまったのでした。


 強風のために大屋根リングに上るのは禁止されていたからか、ショーが終わった後、あまりにたくさんの人で噴水前はそりゃもう大混乱。人の波に流されて妹とIちゃんとはぐれてしまい、「バルト館で待つ」と待ち合わせ場所を決め、西ゲート方向に向かって進んでいたんですが、


「ただいま万博会場の上に雷雨が」


 と放送があり、大雨の上にゴロゴロと鳴り始めてさらに大混乱になりました。


 私もプログラマT氏も傘を持ってなかったので、帽子だけかぶってなんとか大屋根リングまで走り込み、雨と雷を避けながら南の方から西ゲート方面へと進みました。


 この時の大屋根リングの下での雨宿り、これは結構ハードモードのレベル3だったんじゃないかと思います。


 何しろすごい人でみんなが屋根の下に走り込む。できたら室内に入りたいけどめぼしいパビリオンは予約がないと入れない、もしくは列に並ばないと入れないという状態。 妹とIちゃんはそういう状態だったからか、幸運にもコモンズBに入れたそうですが、はぐれた後で進んだ方向が違っていたもので、私たちは入れる屋根のない中、雷よ落ちるなと願いながらオランダ館の横を走り抜け、なんとか大屋根リングまでたどり着いたというわけです。


 さすがに大屋根リングの中に入ったらホッとしましたが、あれは本当に怖かったです。だからレベル3、ハードモードの雨宿りと呼んでいいんじゃないですかね。


 ちなみに、万博ではもう一回、9月29日月曜日に大雨と雷雨に遭ったんですが、その時は早朝の入場前の東ゲート、数千人レベルの人間が足がすっかり浸かるほどの大雨の中で並んでいたら、すぐ近くでゴロゴロどんと落雷!


「もしも落ちたら大量感電死するんじゃないか」


 という状態でしたが、ゲートの外で何も守ってくれるものがない場所だったもので、ハードモードの雨宿りすらすることはできませんでした。


 それを思えばレベル3、ハードモードでも雨宿りができる場所があるってことが、どれだけ幸運だったのかと思います。幸いにも雷直撃はなく、こうしてその時のことを元気に書いていられるわけですが。


 万博の大雨の時のことは私の万博エッセイ「我楽くたくた万博漫遊記」にもう少し詳しく書いてありますので、よろしければそちらをお読みいただけるとうれしいです。

大屋根リングに避難したレベル3雨宿りの、「いきなりの雷雨!」は以下から、


https://ncode.syosetu.com/n1461ko/449


雨宿りすらできなくて命の危機を感じた、「雷雨!」は以下からお読みいただけます。


https://ncode.syosetu.com/n1461ko/698

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