第4話 輪廻転生! ありがちパターンが結局ベスト!?
前回のあらすじ。
フラグがたちました。
いつもの要件でたまたま家に訪ねてきたクフリさんに事情を話、少女をお風呂に入れてくれないかとお願いした所、快く受けてくれた。
元々の性格が良いだけに余計あの部分が目立つが素直に感謝しよう、流石に俺が風呂に入れるわけには行かないしな。
「おまたせ〜、随分とサッパリしたわよ!」
「すみませんクフリさん、ありがとうござ……」
「…………。」
「クフリさん大丈夫です?」
「すこしやんちゃな子みたいね! 私は好きよ!」
お風呂から上がってきた少女は随分と綺麗になり、可愛らしいデザインのワンピースを着せてもらっていた。
だがそんなことよりも少女がクフリさんの左肩まで飲み込もうとしているほうが目についてしまう。
慌てて引き剥がし、謝罪するが得に気にとめず素敵な子ね! と笑ってくれた。
「また来てね〜!」
「ど、どうも」
唾液まみれの状態で嫌な顔どころか機嫌よく笑顔で見送ってくれたクフリさんに若干引きつつ少女と共に家に戻ることにした。
あの顔からするとMだから多分喜んでたんだろうな……。
「さあ、名前を決めようか」
「…………。」
そろそろ呼び名がないと不便だろうと少女に名前をつけることにした。
俺はよく独特のセンスしているね、と褒められることが多い、完璧な名前をつけてやろう!
「この中でいいと思うやつを選んでくれ!」
「……」
○カチュウ、ピアー、マンドリル、パーちん、ベレボン、プックル、ドガンキン、アロアロス、ハニーパイ……
取り敢えず思い付いた名を可能な限り書き出し少女に見せる。
何故かいつも無表情な彼女がしかめっ面をしているようだが気のせいだろう。
「俺のお気に入りはランチョンとペンベンだぞ! どうだ?」
「………………………………。」
より一層表情が険しくなり、何なら怒りの感情すら感じられるようになってきた。
この子には俺のセンスある名前は理解できないのかもしれない。
「うーん、どうしたもんかな……」
暫く名前の候補を挙げてみたものの、機嫌が悪くなるばかりで等々俺のセンスも出し尽くしてしまった。
ふと、少女が着ている服の胸元を飾る小さな鈴に目がつく。
「鈴……ベルはどうだ?」
「…………!」
何となく表情が柔らかくなり、目が輝いたいる気がする。
「よし、お前の名前はベルだ!」
随分と気に入ってくれたようで、嬉しそうに俺の周りをクルクルと回って喜びを表現している。
「よし、じゃあ飯にしようかベル」
「……!」
「よく食べるなぁ」
「……!」
やはり、食べる。
ただ、名前をつけてから随分と表情がつくようになり、感情が読み取りやすくなった。
「……!」
「ん? おお、偉いぞ」
頭を突き出何かをねだるベルを撫でてやると、非常に満足そうな表情をしてとても和む。
顔は可愛いが何かと泣きわめくクソ女神と可愛らしいが、もとの姿が鋼のようなマッチョエルフに囲まれ麻痺していたが、可愛らしいとはこの事を言うのだろう。
どちらかと言うと孫が出来たような気分である。
3軒隣のお爺さんがよくこんな感じにお孫さんの頭を撫でているのを見て微笑ましい気持ちになったのと同じ気持ちだ。
「たっだいまー! マサル! ちゃんと良い子にしてたでしょうね!」
「ただいま戻りました! お土産たくさん持ってきましたよ!」
噂をすれば何とやらだ。
この2人が戻ってくるとなると何となくため息が出てしまいそうになる。
まぁ少しは寂しかったが。
「おかえり、紹介したい奴がいるんだ、ベルって言うんだけど……」
「イヤー! 何なの!? 何なの!?」
「大丈夫ですか!?」
帰ってきたカヤノを見るやいなや、急にベルンが飛びかかり捕食をしようと頭に齧りついた!
「おい! 駄目だ! やめなさい!」
「……! ……!!」
なにか気に触るようなことでもあったのだろうか、興奮して手がつけられない。
とにかく力ずくで引き剥がし抑えることに成功したが何に反応したのだろうか?
「その子どうされたんですか?」
「いっ、たー! ちょっとイキナリ何するのよ!」
「いやー、お前たちが旅行に行ってる間に色々あってな……」
順序が遅れてしまったがまず経緯を話さなきゃな、そう思い口を開くと、
「あっーー!」
「わっ! いきなり大声上げてどうしたんですか!?」
突然カヤノが大声を上げベルのことを指差した。
「それ魔王の幼体じゃない!」




