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99.

勇者「障壁展開して~」


魔法使い「アタシは便利屋じゃないのよ」


勇者「でも野宿って怖いじゃん」


魔法使い「魔王城なら余計にね。冗談で言っただけだから」


魔法使い「ほいっとな」


勇者「これで安心して寝られるね」


魔法使い「もう休憩ないと思ってたから嬉しいわ」


勇者「僧侶のおかげだよ」


僧侶「わ、私ですか⁉」


勇者「だって、僧侶が女神像を見つけてくれたから」


魔法使い「それにしても、魔王城に女神像だなんて」


僧侶「……それは私も気になってます」


僧侶「何か、とても不吉な物を感じます」


勇者「……。」


魔法使い「……。」


僧侶「……。」


魔法使い「やめてよ、明日は魔王討伐なんだから」


勇者「そうだよ。最終決戦だよ」


僧侶「それは、分かっているのですが……」


魔法使い「ほらさっさと寝る!」


勇者「はーい……」


僧侶「おやすみなさいませ……」


僧侶「……。」



僧侶「……明日で、旅が終わる」


僧侶「……。」


僧侶「星も見えない」


僧侶「心も落ち着かない」


僧侶「そんな状態で魔王を倒しても」


僧侶「私は」


僧侶「……。」


僧侶「笑って、」


僧侶「凱旋できるのでしょうか」


僧侶「……。」


僧侶「ねえ、女神様」


僧侶「私だけの女神様」


僧侶「……。」


僧侶「顔も翼もない、女神様」


僧侶「……。」


僧侶「……。」


僧侶「おやすみなさい」


僧侶「良い夢を、見せてください」

死まで、あと2日

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