92.
勇者「うわっ、首なし騎馬兵だ」
魔法使い「ザコ敵ね」
僧侶「あくまで魔王城基準で、ですが……」
勇者「数は多いけど押し切るよ!」
魔法使い「ファイア!」
勇者「――マスターバスター!」
僧侶「援護します!」
首なし騎馬兵「ゴォオオオ……」
勇者「倒した!」
僧侶「お疲れ様です」
魔法使い「聖なる力、便利よねー」
僧侶「消耗は激しいですけどね」
魔法使い「ポーションで回復もできないもんね」
勇者「……。」
僧侶「どうされたのですか?」
勇者「いや、どっかで見たことあるなと思って……」
魔法使い「首なし騎馬兵が? どこだろ」
僧侶「魔王城固有の敵だったと思いますが……」
勇者「……。」
勇者「あ!」
魔法使い「何か思い出したの?」
勇者「アレだ、デュラハン‼」
魔法使い「……言われてみれば、確かに」
僧侶「亜種でしょうかね?」
勇者「おばけするめとクラーケンみたいなもの?」
魔法使い「ソレとソレは一緒にできないでしょ……」
僧侶「あの時はあわや全滅の危機でしたからね……」
僧侶「戦士様……。」
魔法使い「……。」
勇者「……。」
勇者「さ、とにかく先へ進もう」
魔法使い「そうね。早いとこ決着をつけたいわ」
勇者「……身体も心配だしさ」
魔法使い「勇者――」
僧侶「……。」
勇者「行こう! 魔王が僕らを待ってる!」
魔法使い「待ってはないと思うけどね」
僧侶「……。」
死まで、あと9日




