表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『歌が見えた ―弱い光魔法しか使えない私ですが、歌うと感情を隠せない天才歌姫と世界初の魔法ライブを作ります―』  作者: あらたかたかじろう


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
19/21

第一幕「歌が見えた」 第19話 火と水の荷車

 五十人を招く最初の試演まで、あと三日。


 足りないのは、魔力ではなかった。


 ラウルの中には、倉庫の天井まで届く炎がある。レティアも、床すれすれの鏡面と、客席側へ漂う微細な水滴を同時に保てる。


 足りないのは、その力を五十人の前へ出しても、誰も傷つけないための二つの境界だった。


 炎が予定より外へ膨らんだときに受け止める、耐火透過布。


 水滴が大きくなったときに客席へ落とさず、回収するための霧織り網。


 二人とも、道具がなくても魔法は使える。けれど術者が一度判断を誤ったとき、本人より先に客を守る仕組みは必要だった。


 リラは荷車の引換札と予算表を、ラウルとレティアへ差し出した。


「二人で行ってきて」


 ラウルは札を見たあと、レティアを見た。


 レティアも、ほとんど同じ順番で視線を動かした。


「なぜ私たちが一緒なのですか」


「耐火布はラウル、霧織り網はレティアさんが一番詳しいから。私が行くと、光を通したらきれいそうな布を全部広げて、店を閉める時間まで決められなくなるし」


「自覚があるなら直せ」


「直すより、得意な人へ任せた方が早いかなって」


 少し離れた場所で歌詞を読んでいたセラが、紙の端から目だけを上げた。


「わざと?」


「何が?」


「二人きりにするの」


 リラは予算表をレティアの手へ預けた。軽く押しつけるのではなく、相手が受け取ったことを確かめてから指を離す。


「必要な経験だと思って」


「何の経験」


「私が間に入らなくても、二人で相談して答えを出す経験。五十人の前で何か起きたとき、毎回私の顔を探してたら間に合わないでしょう」


「喧嘩なら、毎日してる」


「今日は、その先まで行ってもらいます」


 セラは出口へ向かう二人を見た。


 ラウルは空の荷車を引き、レティアは歩きながら予算表の数字を確認している。扉を出る前から、すでに相談は始まっていた。


「霧織り網は折り癖がつくと水滴の大きさが偏ります。荷車の中央へ平らに置きます」


「耐火布も折るな。端へ寄せれば車輪に擦る」


「では、網を下、布を上に」


「布の留め具で網を傷つける」


「留め具へ保護布を巻きます」


「最初から別々の荷車にすればいい」


「予算表を見てください」


 紙を突きつけられ、ラウルが口を閉じた。


 リラは開いた扉から顔を出し、その背中へ声を送る。


「帰ってくるまでが買い出しだからね! どちらか一人だけ戻ってきても、成功扱いにはしないよ!」


「当たり前だ!」


「念のためです!」


 二つの声が、廊下の向こうからほとんど同時に返ってきた。


 舞台資材市場の店主は、二人を見るなり、耐火布と水術用の網を別々の棚へ案内しようとした。


 レティアは先に耐火布の棚へ向かった。


 布の端を持ち上げ、織り目、縫い糸、固定金具の順に確かめる。白い手袋の指が迷いなく進み、最後に布越しの景色を見た。


「こちらは熱には耐えますが、織りが粗すぎます。炎の輪郭が二重に見えます」


「二重なら大きく見える」


「安全布の歪みを演出へ数えないでください」


 ラウルは棚の中から、琥珀色を帯びた薄い布を引き出した。


「これだ。火の赤が死なない」


 小さな炎を指先へ灯し、布の向こうへ置く。


 赤い色は鮮やかに通った。だが熱を近づけると、布の一部がわずかに縮み、炎の輪郭が揺れる。


 レティアは何も言わず、その箇所を指した。


「今のは近づけすぎた」


「本番で近づきすぎる可能性があるから、布を買うのです」


「俺は近づけない」


「崩れない魔法はありません」


 昨日、獅子の左耳だけ先に消えたことを思い出したのか、ラウルの眉が動いた。


 彼は薄い布を棚へ戻し、レティアが示した無色の布を手に取る。


「地味だな」


「透明です」


「同じ意味だ」


「炎の色は、あなたが作ればよいでしょう」


 ラウルは布越しに、もう一度だけ小さな炎を出した。


 赤は少しも濁らなかった。布も縮まず、熱だけが外側へ逃げていく。


「最後に色が足りなければ、俺の火で足す」


「それなら問題ありません」


「お前の許可を取りに来たわけじゃない」


「では、なぜ私が選んだ布を荷車へ載せているのですか」


 ラウルは答えず、布の巻きを荷車の中央へ置いた。


 次は霧織り網だった。


 銀色の細い糸を幾重にも編んだ網は、近くで見なければ何もない空間に見える。水を細かな粒へ分け、大きくなった雫だけを受け止める舞台用の道具だった。


 レティアは三枚を比較し、一番目の細かい網を選ぶ。


 ラウルが横から手を伸ばし、端の糸へ熱を近づけた。


「何をしているのですか」


「俺の火の近くで使う。熱でたるむ網なら要らない」


 レティアは止めかけた手を下ろした。


 網の糸は色も形も変えなかった。


「問題ありません」


「なら、これでいい」


「私が先に選びました」


「俺が最後に確認した」


 店主は二人の間で口を開きかけ、結局、黙って会計を始めた。


 買い物を終え、二人が店を出たときだった。


 通りの先で、木の割れる音がした。


 祭典用の揚げ菓子屋台を運んでいた荷車の車輪が外れ、火を落としきっていなかった油釜が大きく傾く。熱い油が石畳へ流れ、残っていた火を拾って一気に燃え上がった。


 その隣では、給水樽を積んだ別の荷車が押され、樽の留め金が外れかけている。


 樽が割れて大量の水が油へ入れば、燃えた油が通り一面へ飛び散る。


 ラウルは荷車の取っ手を放し、走った。


「水を中心へ入れるな!」


「分かっています。樽を止めます」


 レティアは片手を上げた。


 傾いた樽の中で水が逆方向へ移り、重心が戻る。もう片方の手から薄い水膜が走り、燃えている油には触れず、釜の外側と石畳だけを包んだ。


 ラウルは火の中へ踏み込まない。


 油の上で横へ広がろうとする炎だけを自分の魔力でつかみ、細い束へまとめて上へ逃がした。


「右の車輪を外してください!」


「先に炎を細くする!」


「釜の縁が熱で歪んでいます。あと二秒で油が反対側へこぼれます」


「三秒ある」


「二秒です」


 ラウルは一瞬だけレティアを見た。


 彼女は炎ではなく、釜の金属を見ている。白い手袋の指先が、歪みの進む速さに合わせてわずかに動いていた。


 ラウルは言い返さなかった。


「二秒後、外から包め。俺が火を全部上へ通す」


「水が触れた瞬間、蒸気が出ます」


「知ってる。通り道は作る」


 ラウルが両腕を上げる。


 束ねられた炎が、細い柱となって市場の上空へ伸びた。


「今です」


 レティアの水が釜の外側を閉じる。


 白い蒸気が一気に噴き上がり、その中心を赤い炎が螺旋状に昇った。


 火と蒸気は互いを消さず、空中で大きな花のように開く。


 逃げていた人々が、思わず足を止めて見上げた。


 ラウルとレティアは、一度も見なかった。


 ラウルは炎を完全に消すと、近くにいた人間へ声を掛けて回る。


「火傷した奴はいないか。熱を感じたなら、今は痛くなくても言え。子どもから確認しろ」


 レティアは釜の温度を下げ、石畳へ残った油を水の膜で囲った。水と油を混ぜず、店の者が回収できる場所へ少しずつ寄せていく。


 見物人から遅れて拍手が起きた。


 二人とも振り返らない。


 負傷者がいないと分かり、給水樽も固定され、油釜の火が二度と戻らないことを確認してから、ようやくラウルが空を見上げた。


 白い蒸気の筋が、赤い残光と一緒に薄れている。


「今の」


「美しかったですね」


 レティアの声と重なった。


 ラウルは少しだけ目を見開く。


 レティアも、自分からその言葉が出たことに驚いたように唇を閉じた。


「俺の炎が中心だった」


「私の水が、蒸気の広がる方向を整えました」


「火の勝ちだな」


「水です」


「今の一瞬だけは、話が合うと思ったんだが」


「感想が一致しただけです。評価は別です」


 二人の間へ、いつもの距離が戻った。


 それでもラウルは、レティアの水を後始末とは呼ばなかった。


 荷車へ戻ると、耐火透過布は中央へ置かれ、その上に保護布を巻いた留め具が並んでいた。霧織り網は平らな板へ挟まれ、布の横へ固定される。


 どちらが折れず、どちらの金具も相手を傷つけない積み方だった。


 帰り道、レティアは予算表の余白へ、事故で汚れた保護布の買い足しを書き込んだ。


「リラさんなら、霧織り網を見て『用途はまだ決まっていませんが、とても興味深いです』と言うでしょうか」


 少し高くしたつもりらしい声も、言葉遣いも、普段のレティアとほとんど変わっていなかった。


 ラウルは数歩耐えたあと、吹き出した。


「似てなさすぎる」


「笑うほどですか」


「あいつは、そんなに行儀よく言わない」


「では、どのように?」


 ラウルは荷車を引いたまま、少しだけ肩をすくめた。


「『使い道は今から考えればいいよ。面白いから試そう』だ」


 レティアは隣を歩く男を見る。


「あなたの方が似ています」


「毎日うるさいから、嫌でも覚える」


 ラウルの口元には、まだ笑いが残っていた。


 旧兵站庫へ戻ると、リラは荷車の周囲を一周した。


 耐火透過布を持ち上げ、霧織り網へ顔を近づけ、保護布を巻いた留め具まで確認する。


「使い道は決まってるけど、実物を見ると別のことも試したくなるね。面白いから、今すぐ広げよう」


 ラウルが得意げにレティアを見る。


「ほぼ合ってた」


「『今から考える』とは言いませんでした」


「そこを競わないで。二人とも、帰り道に私の物真似をしてたの?」


 リラは二人の顔を交互に見た。


「仲良くなったね」


「なっていない」


「なっていません」


 二人の声が重なる。


 壁際で甘い牛乳を飲んでいたノアが、記録帳へ目を落とした。


「そろってる」


「そこも記録しなくていい」


 ラウルが言ったが、ノアの羽根ペンは止まらなかった。


 レティアは霧織り網を、客席側の低い支柱へ張った。


「私は網がなくても水滴を作れます。これは、大きくなった雫を客席へ落とさず、同じ場所へ回収するための境界です」


「説明が私向けだね」


「あなたは、面白いと思うと安全の説明を半分ほど聞かなくなるので」


「今日は全部聞いてます。たぶん」


「最後の一言で信用が減りました」


 レティアは指先に水を集め、網の手前へ薄く広げた。


 細かな水滴だけが銀糸の間を抜ける。大きな雫は網へ留まり、すぐに彼女の指先へ戻った。


 ラウルは網の下へ手を差し入れ、ごく小さな熱を置く。


 炎を見せるためではない。


 温められた空気がゆっくり上がり、水滴を床へ落とさず、倉庫の一角へ薄い霧として漂わせた。


「熱を上げすぎないでください」


「分かってる。霧が上へ逃げる直前で止める」


「先ほどより一度高いです」


「お前の水が冷たい」


「水温は一定です」


「なら、倉庫の風だ」


 二人は言い合いながらも、互いの指先から目を離さなかった。


 霧は白くなりすぎず、何かを隠すほど濃くもない。


「リラ。一粒だけ入れてください」


「一粒でいいの?」


「まずはです。最初から豆畑を作らないでください」


「レティアさんまで、その呼び方を使うようになった」


 リラは指先の豆明かりを、細かな光の粒へほどいた。


 数を増やすのではなく、一つ分の光を薄く分け、霧の中へ流していく。


 光粒子が水滴を通るたび、明るさの端だけがわずかにほどけた。


 赤。


 橙。


 黄色になる前の、まだ名前のない色。


 明確な虹にはならない。


 何かが見える直前の気配だけが、倉庫の空気へ淡く残った。


「歌の最初に使える」


 セラが言った。


 リラは進行表へ手を伸ばしかけ、途中で止める。


「どんな言葉のところ?」


「まだ分からない」


 セラは霧へ手を伸ばした。


 指先が触れる前に、色が少しだけ遠ざかる。


「思い出す直前の景色。何か見えそうなのに、まだ名前がない」


 リラの指が、進行表の上で止まった。


「何秒くらい――」


 言いかけて、自分で首を振る。


「今は、決めなくていいか」


「珍しい」


「前だったら、位置と秒数を全部書いてたと思う。でも、二人が今日見つけたばかりのものを、すぐ小さな箱へ入れたくない」


 リラは進行表を閉じ、霧の中を進む光粒子を見た。


「しばらくは、名前のないまま残そう。セラが歌う日に、必要な形を聞いてから決める」


 セラは何も言わなかった。


 ただ、霧が消えるまで、歌詞の紙を開かなかった。


 そのあと、試しに一度だけ歌を通した。


 セラは同じ旋律へ戻らなかった。途中で言葉を変え、息を長く残し、昨日なら最後の四行へ入っていた場所を通り過ぎる。


 リラは呼吸を見て光粒子を動かせる。


 ノアは声の強さから、闇を開く瞬間を選べる。


 けれど、最後まで待つ必要があるラウルと、二つの水を同時に扱うレティアは、いつ炎と水面を終わりへ戻すべきか分からず、合図を待っていた。


 歌が終わる。


 ラウルの炎は出なかった。


 レティアの水面には、帰る先を失った波紋だけが残っている。


「今日は戻るのが遅かった」


 レティアが進行表を見ながら言った。


「戻るって、どこへだ」


 ラウルが尋ねる。


「最後の炎を出す予定だった箇所です。昨日より十八秒遅れています」


「セラが歌を変えたからだろう」


「歌を変えることは、最初から前提です」


「なら、どうやって戻る場所を判断する」


 三人の視線が、セラとリラへ集まった。


 セラは歌詞の紙を抱えたまま答えない。


 リラも、すぐには言葉が出なかった。


 視覚の魔法なら、歌い手を見て追いかけられる。


 けれど、複数の奏者が同じ場所へ戻るためには、見て感じ取るだけでは足りない。


 そのとき、倉庫の扉が二度、控えめに叩かれた。


 全員が入口を見る。


 灰色の学院服を着た少女が、薄い譜面を一冊と、持ち運び用の小さな鍵盤楽器を抱えて立っていた。


「伴奏を入れるなら、今です」


 セラの眉が寄る。


「頼んでない」


「知っています」


 少女――マリエは、扉の内側へ一歩入った。


 床に残る白墨の線を踏まないように歩き、空いていた作業台へ鍵盤楽器を置く。


「完成した楽譜を持ってきたわけでもありません。あなたの歌を、決められた形へ直すつもりもない」


「なら、何をしに来たの」


「戻る場所を作りに来ました」


 マリエは譜面を開いた。


 最初と最後の数小節には音符がある。


 だが中央の頁には、音符の代わりに広い空白が残されていた。


「空白が多いね」


 リラが横からのぞき込む。


「書き忘れたわけではありません」


「聞く前に先回りされた」


「あなたは、そう言いそうでしたから」


 マリエは鍵盤へ指を置いた。


 最初に鳴らしたのは、四つの和音だけだった。


 窓辺の灯から始まり、少しずつ離れ、最後には最初と似た場所へ戻ってくる。


 単純な並びだった。


 けれど最後の和音が鳴ると、先ほどまで倉庫に残っていた歌の行き先が、ようやく一つに定まったように感じられた。


「ここまでは、私が道を作ります」


 マリエは譜面の最初を指した。


「この先は、セラさんが自由に歌う場所です。私は旋律を追いかけません。低い音だけを残して、どこへ行っても聞こえる位置で待ちます」


「伴奏を止めるの?」


「余計な音を入れないだけです」


「私が戻らなかったら」


「戻るまで待ちます。ただし、最後の四行へ入る前に、あなたの呼吸で合図をください。その呼吸を聞いたら、次の和音へ進みます」


 マリエはセラをまっすぐ見た。


「あなたが歌を変えることを前提に、奏者が迷子にならない道を作ります」


 セラは譜面を受け取らなかった。


 代わりに作業台へ近づき、最初の四行だけを読む。


「私の歌を、楽譜へ閉じ込める気?」


「閉じ込めるつもりなら、空白は作りません」


「伴奏するだけなら、低い音を一つ鳴らせばいい」


「私は伴奏係になるために、八年も音楽を学んだわけではありません」


 マリエの指が、鍵盤の上でわずかに強張った。


 それでも、セラから目を逸らさない。


「私も舞台へ立ちたい。あなたの後ろで、間違えないように音を置くだけではなく、あなたがどこへ行くのか聞いて、自分の意志で次の音を選びたい」


 鍵盤の上で、低い音が一つだけ鳴った。


「でも、全員で最後まで行くには、帰れる場所が必要です。自由に歌うことと、誰にも行き先を伝えないことは、同じではありません」


 セラはしばらく、譜面の空白を見ていた。


 空白の向こうには、最後の四行へ戻るための和音が記されている。


「全部は決めない」


「はい」


「私が変える前提で作る」


「そのつもりです。決めた通りに歌われるより、その方が私も多くのことを学べます」


「私が戻る場所も、勝手に決めないで」


「一緒に決めます」


 三度目の返事を聞いてから、セラはようやく譜面へ手を伸ばした。


 受け取るのではなく、頁が閉じないよう端を押さえる。


 マリエの口元が、ほんの少しだけ緩んだ。


 その二人の間から、リラが空白の頁をのぞき込む。


「つまり、歌の全部を道にするんじゃなくて、帰り道だけ作るってこと?」


「そうです」


 マリエはリラの指先に残る豆明かりを見た。


「あなたの光と同じです。歌手を決めた場所へ引っ張るのではなく、離れても戻れる目印だけを残す」


「私の光、知らないうちに音楽院方式になってたの?」


 リラは少し誇らしげに胸を張った。


 マリエはその顔を見て、譜面を静かに閉じる。


「今の一言で、まったく違うと分かりました」


「結論が早いなあ」


 セラの口元が、ごくわずかに動いた。


 リラはそれを見つけたが、何秒続いたかは数えなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ